1991年の歴史
 
 
 0117=湾岸戦争勃発.アメリカ軍を主力とする多国籍軍がイラク,クウェート領内のイラク軍戦略拠点を大規模爆撃開始. 
0603=長崎県の雲仙・普賢岳で大規模な火砕流発生.死者・行方不明者43人. 
0819=ソ連保守派がクーデターを起こし,ゴルバチョフ大統領を監禁.ソ連共産党解体の引き金に. 
1014=1991年度ノーベル平和賞が,ビルマ民主化運動指導者で自宅軟禁中のアウン・サン・スー・チー女史に授与される. 
◆ 
0207=JARL会員数16万6711名. 
0310=台湾の連盟CTARL(Chinese Taipei Amateur Radio League=中華民国業余無線電促進会)設立.JARL会長・原昌三氏(JA1AN)らも列席. 
0317=日本アマチュア衛星通信協会(JAMSAT)が東京・北区の北とぴあで“JAMSATシンポジューム'91”開催.アメリカからTARP TNC開発者の一人,L.ジョンソン氏(WA7GXD)らも参加. 
0325=JARL社団局JA1YAA,東京・巣鴨のJARL展示室で公開運用開始. 
0401=アマチュア無線関係の申請手数料などすべて改定. 
0408=東京・郵政省飯倉別館会議室で,ITU第3地域アマチュア無線管理セミナー開催.アジア・オセアニアの17カ国参加.(?13日) 
0414=愛知・名古屋国際会議場で第2回全国パケット・アマチュア・ラジオ・ネットワーク代表者連絡協議会(PANEL)開催. 
0511=世界電気通信日を記念して,8J1ITU,8J4ITU,8J9ITUの特別局3局を開設・運用.(?19日) 
0520=女性ハム第1号,鈴木千代乃氏(旧姓杉田.JH1WKS,exJ2IX,exJ1DN)老衰のため逝去. 
0526=第33回JARL通常総会(沖縄ゆがふ総会),沖縄県宜野湾市の沖縄コンベンションセンターで開催.会員約1500名参加. 
0601=郵政省は「特定無線設備の技術基準適合証明に関する規則」と「無線局運用規則」の一部を改正する省令を交付.アマチュア局の無線設備にも技術基準適合証明が導入されることに. 
0601=テレコム旬間(電波利用保護旬間)に,JARL特別局8J5NMF,8J6MCF,8J8NMF,8JφWFNを開設.(?10日) 
0622='91全国SSTVer奈良大会開催.(?23日) 
0630=郵政省の発表によると,平成3年度6月末時点で,わが国の無線局総数は665万2060局.局種別/利用区分別ベスト3はつぎのとおり. 
   ◆局種別 
    ? 陸上移動局…………272万942局 
    ? 簡易無線局…………242万6040局 
    ? アマチュア局………112万4018局 
   ◆利用区分別 
    ? パーソナル用………163万8912局 
    ? 電気通信業務用……140万5377局 
    ? アマチュア用………112万4018局 
0702=東京・港区の青山ダイヤモンドホールで,財団法人・日本アマチュア無線振興協会(仮称)の設立発起人会と設立総会を開催. 
0704=カヌー“遊海号”ナホトカ-新潟の日本海横断航海.土方幹夫氏(JAφRCJ)を中心に13?63歳までの20名のクルーによって敢行.途中,低気圧の直撃を受けてカヌーを破損したものの,予備のカヌーで完走. 
0723=「アマチュア無線局の呼出符号の指定基準」が一部改正.関東エリアの新コールサインは“7K2?7N4”に. 
0726=中国・三東省青島市で開催の“1991青島テレビカップ国際ARDFコンテスト”に13名からなる選手団を派遣.参加国は中国をはじめとして,朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮),ソ連,モンゴルおよび日本の5カ国.(?8月1日) 
0727=第13回430MHz全国伝搬通信実験実施(同実行委員会).(?28日) 
0810=北海道・札幌市の“アクセスサッポロ”で「第3回北海道ハムフェア」開催.(?11日) 
0810=第9回50MHz AM全国一斉移動実施.(?11日) 
0822=郵政省より認可が下り,財団法人・日本アマチュア無線振興協会が正式発足.同協会の事業としては,?アマチュア局に係わる無線設備の技術基準適合証明,?アマチュア局の免許申請に係わる事務の代行,?アマチュア無線に関する無線従事者の育成,?アマチュア無線に関する電波利用秩序の維持への協力などとなっている. 
0823=“太陽ギラギラ・晴海で会おう!”とのキャッチフレーズのもと,東京・晴海の東京国際貿易センター新館で「'91アマチュア無線フェスティバル」(ハムフェア'91)を開催.入場者は延べ約6万名.(?25日) 
0824=ハムフェア会場でアルバニア郵政省局長のムチョ氏がハム解禁宣言. 
0831=モンゴルラジオスポーツ連盟MRSF主催のARDFコンテストへ4人を派遣. 
0912=ウラジオストックARDF国際大会にJARL選手団参加. 
0914=大阪市内のマイドーム大阪で「第12回関西ハムフェア」開催.(?15日) 
0916=アルバニアにアマチュア無線局ZA1A誕生. 
0918=財団法人・日本アマチュア無線振興協会(会長・原昌三氏JA1AN)の設立披露パーティーを,東京・千代田区の如水会館で開催. 
09--=郵政省の発表によると,9月末の無線局数は702万7215局.うちアマチュア局は115万4142局. 
1004=郵政省令が変更され,28MHz帯における最大空中線電力が500Wに(開設・変更申請受付は1月6日以降). 
1008=インドネシアのバンドンで,アジア・オセアニア地域から18カ国(うち4カ国は代理)が参加し,IARU Reg.3総会開催. 
1008=郵政省は,(財)日本アマチュア無線振興協会(JARD)から申請の出ていた「特定無線設備の技術基準適合証明を行う指定証明機関」として,JARDを指定すると発表. 
1014=関東管内に“7K2”のプリフィックスのコールサイン発給開始. 
1020=静岡・富士宮市朝霧高原でJARL主催の'91全日本ARDF競技大会開催. 
1101=(財)日本アマチュア無線振興協会=JARD(会長・原昌三氏JA1AN),技術基準適合証明の業務(メーカーなどのアマチュア無線機器に対する技適証明)を開始. 
1103=JARL事務局局長付で国際アマチュア無線連合第3地域事務局長の藤岡昌義氏(JM1UXU)に勲四等瑞宝章贈られる. 
1206=日本国際宇宙年協議会設立(会長・斎藤成文氏).これはコロンブスの新大陸発見から500年,また国際地球観測年(IGY)と史上初の人工衛星“スプートニク”打上げ35周年を記念してのもの. 
1222=JARL南極局8J1RL,アマチュア衛星JAS-1b「ふじ2号」を使っての運用に成功.オペレーターは越冬隊員のひとり,有沢豊志氏(JA4EDV). 
----=アイコムから広帯域受信機搭載の144MHz帯FMハンディIC-2SR,430MHz帯用IC-3SR登場. 
----=CQ誌12月号(No.546),550頁,500円. 
 
 
 
 
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