Last Update 2003/10/09
2現象を中心とした
オシロスコープ活用法

(株)ケンウッド計測機器事業部 著
A5判 184ページ
定価1,100円(税込)
JAN9784789811835
1983年6月10日発行
[絶版2001.5.18] オシロスコープ活用法
大変恐縮ですが,こちらの商品は品切れ絶版となりました.

 本書では,オシロスコープの基本動作をよく理解し,その機能を十分に活用していただくことを目的にしています.したがって,オシロスコープの機能とその操作から始まって,基本測定,応用測定,実践的な活用にいたるまで,極力平易に解説しました.
 今後,新技術を導入したオシロスコープが登場しても,ここで説明した測定の基本的な考え方は変わりません.

目次

第1章 オシロスコープ入門
(1)なぜ波形がみえるのか
(2)ブラウン管について
(3)オシロスコープの基本的な動作
(4)垂直軸の動作
(5)水平軸の動作
(6)ブラウン管周辺の調整について
(7)2現象オシロスコープとは
(8)オシロスコープの種類
(9)プローブとその使い方
(10) 信号遅延とは

第2章 2現象オシロスコープのつまみの機能とその操作
(1)INTENSITY(輝度調整)
(2)FOCUS(焦点調整)とASTIG(収差調整)
(3)TRACE ROTATION(輝線水平位置調整)
(4)SCALE ILLUM(目盛照明調整)
(5)COUPLING(入力結合切替)
(6)VERTICAL POSITON(垂直位置調整)とHORIZONATAL POSITON(水平位置調整)
(7)VOLTS/DIV(垂直感度調整)とVARIABLE(垂直感度微調整)
(8)SWEEP TIME/DIV(掃引時間切替)とSWEEP VARIABLE(掃引時間微調整)
(9)×10MAG(10倍拡大掃引)
(10)TRIG LAVEL(トリガ位置調整)とSLOPE(トリガ極性切替)
(11)TRIG SOURCE(トリガ信号源切替)
(12)TRIG COUPLING(トリガ結合切替)
(13)TRIG MODE(トリガ方式切替)
(14)MODE(垂直軸動作方式切替)
(15)HOLDOFF(ホールドオフ調整)
(16)HORIZONTAL DISPLAY(水平軸動作方式切替)
(17)DELAY TIME MULTIPLIER(遅延時間調整)
(18)TRACE SEPARATION(B掃引垂直位置調整)
(19)A TRIGGERINGとB TRIGGERING
(20)BEAM FINDER(ビーム位置確認)
(21)2BAND WIDTH LIMITING(20MHz帯域幅制限)

第3章 オシロスコープの基本測定
(1)直流または直流に交流が重畳した電圧の測定
(2)交流電圧の測定
(3)オシロスコープの測定電圧範囲より大きな電圧の測定
(4)直流電流,交流電圧測定上の注意
(5)電流の測定
(6)時間の測定
(7)パルス幅の測定
(8)パルスの立上り,下降時間の測定
(9)2信号の時間差の測定
(10)位相差の測定
(11)遅延掃引を用いた時間の測定
(12)遅延掃引を用いたパルス幅の測定
(13)遅延掃引を用いたパルスの繰返し時間の測定
(14)遅延掃引を用いた2信号時間差の測定
(15)X-Y動作を用いたリサージュによる周波数の測定
(16)X-Y動作を用いたリサージュによる位相差の測定

第4章 オシロスコープの応用測定
(1)電圧測定の誤差
(2)サグ(SAG)とアッテネータ・プローブの関係
(3)プローブの周波数測定と高周波測定
(4)差動増幅器の出力をモニターするには
(5)FETのgm(相互コンダクタンス)測定
(6)パルスの立上り時間測定の誤差

第5章 オシロスコープの実践的な活用法
(1)オーディオへの応用
(2)ビデオへの応用
(3)アマチュア無線への応用
(4)オシロスコープによる波形解析

第6章 波形撮影のやり方
(1)撮影の準備
(2)波形の調整
(3)最適露出

第7章 故障では、と考える前に
(1)使用上の注意
(2)故障ではない故障

第8章 技術用語豆辞典