Last Update 2022/12/26

信号発生から雑音除去まで簡単プログラミング
グラフィカル言語PureDataによる音声処理

中村 文隆 著
B5判 80ページ
CD-ROM付き
定価2,200円(税込)
JAN9784789812436
2009年9月1日発行
[絶版2016.12.7] グラフィカル言語PureDataによる音声処理
大変恐縮ですが,こちらの商品は品切れ絶版となりました.

 Pure Data(ピュア・データ)は,オープンソースのプログラミング環境で,グラフィカルな操作が特徴です.
 プログラミングの基本となるのはデータの流れ,すなわちデータフローで,データの入出力と処理を備えたオブジェクトと呼ばれる箱を線でつなぐ作業によってプログラミングを行います.
 本書は,Pure Dataの基本的な使い方を学び,短波帯での受信音に効果のあるフィルタを作成してみます.付属CD-ROMにはPure Dataと,本書で解説したサンプル・パッチ・ファイルを収録しています.

目次

はじめに

1.Pd(Pure Data)とは
 1-1 Pure Data(Pd)について
 1-2 本書で想定する使い方

2.Pure Dataの導入と動作チェック
 2-1 インストール
 2-2 Pdの動作チェック
 2-3 音声入出力のチェックと設定
 2-4 複数のサウンド・カードがある場合

3.テスト音源の作成
 3-1 正弦波音源の周波数を変化させる
 3-2 音量をスライダで調節する
 3-3 ノイズ音源を加える

4.簡易DSPパッチの製作
 4-1 バンドパス・フィルタ
 4-2 ノッチ・フィルタ
 4-3 簡易DSPパッチのメイン・パッチ
 4-4 簡易DSPのテストと使い方

5.フィルタ特性のグラフ化
 5-1 フィルタの特性を測定するサンプル・パッチ
 5-2 自作フィルタの特性を測定する

6.Pdのコツ
 6-1 Pdのビルトイン・オブジェクト一覧
 6-2 Pdのファイル形式
 6-3 四則演算など
 6-4 デバッグ用のprint
 6-5 Arrayとgraph

7.サンプル・パッチ
 7-1 VUメータ
 7-2 入力音声の表示と解析
 7-3 モールス信号ジェネレータ
 7-4 DTMFエンコーダ
 7-5 DTMFデコーダ
 7-6 コンプレッサ
 7-7 RS232Cを使う



●本書付属のCD-ROMについてのご注意
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