ベランダ・アンテナでBCLを楽しもう
短波用アクティブ・ループ・アンテナの製作
影山 敦久 著
B5判 本文48+口絵4ページ
プリント基板付き
定価3,300円(税込)
JAN9784789812474
2011年9月1日発行
大変恐縮ですが,こちらの商品は品切れ絶版となりました.
本書は,BCL用として利用できる非同調型の磁界型スモール・ループ・アンテナを作ることを目標にしています.エレメントは3mほどの三角形や円形です.非同調なので広い周波数帯域を1基のアンテナでカバーでき,そのアンテナの出力を分配器で分配することで,周波数が違う複数の放送を同時に聴くことができることが最大の特徴です.
前著の『受信用ループ・アンテナの実験』は同調型のアクティブ・アンテナ(ΔLOOP9)を作りましたが,本書で作るアンテナ(ΔLOOP10)もぜひ試してみてください.特徴は異なりますが,どちらも性能の良い小型アクティブ・ループ・アンテナです.
目次
本書に付属している基板について
第1章 非同調ループ・アンテナ・システムとは?
1-1 構成
1-2 ΔLOOP9の初段の広帯域ハイゲイン・アンプ
1-3 ΔLOOP10の初段増幅器
1-4 両初段増幅器の比較
1-5 差動増幅器について
第2章 回路図と部品調達に関して
2-1 回路図
2-2 使用部品
第3章 ΔLOOP10の製作
3-1 基板説明
3-2 製作の順番
3-3 ループ・エレメントの製作
3-4 トロイダル・コアへの線巻作業
3-5 室外BOXの製作(ケース加工)
3-6 室外BOXの製作(部品挿入)
3-7 室内BOXの製作(ケース加工)
3-8 室内BOXの製作(部品挿入)
3-9 分配器の製作
3-10 室外と室内のBOXを結ぶケーブルの製作
3-11 動作確認と電圧確認調整,電圧調整
3-12 ヌル調整
3-13 詳細調整
3-14 受信テスト
第4章 ΔLOOP9の製作方法
4-1 回路図と部品調達に関して
4-2 製作
4-3 調整
第5章 実運用に際して
5-1 ゲインの変更に関して
5-2 さまざまなエレメント形状
5-3 分配器使用上の注意
5-4 設置場所に関して