基本をおさえて無線工学の基礎を理解する
高周波・無線教科書
根日屋 英之 著
B5判 200ページ
定価2,860円(税込)
JAN9784789815413
2008年4月1日発行
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現代社会では,無線による電波利用は,昔から行われていた通信にとどまらず,ICカードの認証やデータ通信など広く利用されるようになっています.また,携帯電話の普及により,我々の身近な存在にもなっています.したがって,高周波技術について理解したいと思う人は増えていますが,高度な数式を用いて解説した専門書では広範な知識を短期間に吸収することは難しいものです.
そこで本書は,わかりやすい2色刷りの解説により,三角関数から始めて,インピーダンスの概念,オームの法則などの高周波技術の基礎を理解し,その上で成り立つ無線工学の基礎をマスターすることを目指します.
目次
第1章 基礎知識
1-1 三角関数と波動方程式の関係
1-2 インピーダンス,共振回路,時定数回路
1-3 オームの法則
1-4 デシベル
1-5 スミスチャート
1-6 Sパラメータ
1-7 機械系の電気回路対応
第2章 通信について
2-1 変調と復調(基本から多値変調まで)
2-2 通信方式と多元接続方式について
第3章 インピーダンス整合
3-1 インピーダンス整合とは
3-2 集中定数回路と分布定数回路
3-3 マイクロストリップ線路
3-4 集中定数インピーダンス整合回路
3-5 分布定数インピーダンス整合回路
3-6 分布定数における並列共振回路と直列共振回路
第4章 増幅器
4-1 MMICによる高周波小信号増幅器
4-2 OPアンプによる低周波小信号増幅器
4-3 高周波高出力増幅器の動作
第5章 アンテナ
5-1 アンテナの基礎知識
5-2 小型アンテナ
第6章 発振器について
6-1 発振回路
6-2 PLL発振回路
第7章 周波数変換回路
7-1 周波数変換回路
第8章 フィルタの設計
8-1 アクティブ・フィルタ
8-2 パッシブ・フィルタ
第9章 高周波の測定技術
9-1 高周波の基本測定器
9-2 アンテナの測定