回路技術を楽しくスキルアップ
電子工作のためのテスタ&オシロスコープ活用
橋詰 伸一 著
B5変型判 200ページ
定価2,420円(税込)
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2010年5月1日発行
大変恐縮ですが,こちらの商品は品切れ重版未定となりました.
電子工作をすると,かならずテスタは必要になってきます.使い方は難しいわけではありませんが,予備知識を得ておくことは大切です.そのつぎにあると便利なのがオシロスコープです.最近はパソコンに接続する低価格タイプも購入できるので,大きくて重たくて高価な測定器ではなくなってきました.
本書は,それら測定器の実践的な利用方法を電子工作とからめながら解説する入門書です.
目次
はじめに
レベルの表示について
はんだ付けの方法
キャストの面々(主要電子部品の紹介)
知っておくと役立つ用語
テスタやオシロスコープ,部品やキットをどこで買うか
電気の基礎と現代の電子機器の内部
第1章 電気ことはじめ
1.1 現代の電子機器は
1.2 交流AC
1.3 直流DC
1.4 電流,電圧,そしてオームの法則
1.5 基本的な電子部品
1.6 電源
1.7 電子機器の内部は
Column 1-1 電子回路で使われる記号,単位と実用例
Column 1-2 0Ω 1/6W ±5%?
Column 1-3 AC-ACアダプタ
Column 1-4 速度と距離を測る
アナログ・テスタも現役
第2章 テスタはこんなものです
2.1 アナログ・テスタ
2.2 アナログ・テスタの測定原理
2.3 ディジタル・テスタ
2.4 ディジタル・テスタの測定原理
2.5 アナログとディジタル・テスタ
2.6 いろいろなディジタル・テスタ
2.7 AC電力の測定
Column 2-1 CEマーク
Column 2-2 アナログ・テスタとディジタル・テスタの測定誤差
Column 2-3 電流測定用抵抗
Column 2-4 アナログとディジタル・テスタの長短
Column 2-5 テスタの測定機能にコンデンサの容量が測れる場合の注意点
Column 2-6 電磁波測定用テスタ
Column 2-7 歩数計の精度
テスタで測れないものを見る
第3章 オシロスコープはこんなものです
3.1 オシロスコープは
3.2 時間(水平)軸と起点
3.3 電圧(垂直)軸
3.4 オシロスコープの表示ウィンドウ
3.5 50Hz正弦波をオシロスコープで見る
3.6 ディジタル・オシロスコープのMeasure(測定)機能
3.7 オシロスコープを選ぶ
3.8 オシロスコープを使う
3.9 最初にすべきことはプローブの校正
3.10 PC接続ディジタル・オシロスコープの操作
3.11 オシロスコープ画像の合成
Column 3-1 オシロスコープを置くためのスペース
Column 3-2 オシロスコープの機能
実践的なテスタの活用例がわかる
第4章 テスタを使ってみよう
4.1 ACとDC
4.2 3種の電源
4.3 電源の損失と効率
4.4 LEDやMOSFETを静電気で壊さないために
4.5 LEDの特性と電流制限抵抗
4.6 スイッチとしてのMOSFET
Column 4-1 電源の効率向上による電力の削減
Column 4-2 エナジースターと電源の効率
Column 4-3 ビニール電線
Column 4-4 10年間のトータル・コストで比べる電球
Column 4-5 配線の色分け
Column 4-6 LEDの特徴
Column 4-7 静電気破壊しても動くMOSFET
Column 4-8 定電流ダイオード(CRD)
Column 4-9 いろいろなパッケージ
Column 4-10 動作周波数と電源電圧
波形を見ると回路の動作がより理解できる
第5章 オシロスコープでなければできないこと
5.1 ACアダプタとAM受信ノイズ
5.2 メカニカル・スイッチと半導体スイッチ
5.3 DCモータのPWM制御
Column 5-1 大は小を兼ねるか 125
キット作りから始めると電子工作は楽しくなる
第6章 電子回路キットとセンサ
6.1 電子回路キット今昔
6.2 赤色LED点滅キット
6.3 1.5V白色LED点灯キット―ワンダーキットAGE-2W
6.4 1.5V赤色LED点滅キット―ワンダーキット PA-88
6.5 光センサ・オルゴール・キット―AVIOSYS K33
6.6 鉱石ラジオ・キット―AVIOSYS K23
6.7 電子ホタル・キット―AVIOSYS K04
6.8 カラフル・クリスマス・ツリー・キット―AVIOSYS K09
6.9 ミニオルゴール・キット―AVIOSYS K19
6.10 プチメロ・キット―エレキットNT-217
6.11 音声レコーダ・キット―AVIOSYS K01-A
6.12 光センサ・リレー・キット―AVIOSYS MR210
6.13 焦電型赤外線(人体)センサ・キット―AVIOSYS K20
6.14 赤外線遮光センサ・リレー―AVIOSYS MR220
6.15 透過・反射型赤外線センサ・キット―AVIOSYS MR213
6.16 4チャネル赤外線リモコン・ユニット―エレキットPU-2706R
6.17 OPアンプ実験キット―AVIOSYS K29
Column 6-1 ダイオード,サイリスタ,そしてトランジスタ
Column 6-2 はんだの除去
Column 6-3 赤外線リモコンの誤動作
Column 6-4 圧電スピーカ=振動センサ
考えたことを実現する格好の方法
第7章 マイコンでLEDとモータをコントロール
7.1 何を,どうコントロールするか
7.2 PIC16F873AとPIC16F877A
7.3 コントロールするための回路
7.4 プログラムの作成とデバッグ―開発キット
7.5 PIC-BASICの仕様
7.6 コントロールの内容
7.7 PIC-BASICでLEDの明るさをPWMコントロール
7.8 コントロール・プログラム(本体部)
7.9 改良版プログラムと回路
7.10 周囲が暗いときにプログラムを動かす
7.11 人がいなければプログラムを動かさない
7.12 模型電車を駅で停車させ,アナウンスを流す
7.13 模型電車の往復運転を考える
7.14 PICのA-Dコンバータを試す
Column 7-1 代表的な8ビットPIC
Column 7-2 プルアップとプルダウン
Column 7-3 手が3本欲しい
Column 7-4 PIC応用回路基板と端子台
これぞ実践的オシロスコープの使い方
第8章 オシロスコープとプローブ
8.1 オシロスコープの帯域幅と立ち上がり時間
8.2 プローブと最大入力電圧
8.3 プローブ&オシロスコープ内部抵抗の影響
8.4 立ち上がりの遅れ
8.5 オシロスコープ測定で付加されるCとR
8.6 プローブの接続アダプタ
8.7 グラウンド・リード線の影響
8.8 オシロスコープのグラウンド
8.9 2チャネル同時測定時のグラウンド接続―やってはいけないこと
8.10 2チャネル同時測定時のグラウンド接続―差動測定
8.11 トランジスタのON(飽和)電圧の測定
8.12 電流測定
8.13 コモン・モード・ノイズ
Column 8-1 補助リード線
Column 8-2 データシートを手に入れるには
Column 8-3 ICのピンそろえと引き抜き
Column 8-4 電子機器の故障と寿命