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一発合格
第1級ハム国試 直前総仕上げ

野口 幸雄 著
A6判 176ページ
定価1,650円(税込)
JAN9784789819961
2013年3月15日発行
[絶版2016.12.7] 第1級ハム国試 直前総仕上げ
大変恐縮ですが,こちらの商品は品切れ絶版となりました.
 問題集による受験勉強は有用ですが,こつこつと積み上げていくと弱点がどこにあるかがわかりにくく,自信をもてないまま試験に臨むかたが少なくありません.そこで本書で自らの弱点を発見し,問題集で復習することにより,自信をもって試験に臨むことができるようにしました.受験勉強の最終兵器として有効です.
 本書は,第1級アマチュア無線技士国家試験の受験に必要な既出問題のエッセンスを,系統的にまとめたものです.平成18年4月期〜平成24年12月期の既出問題から,無線工学と電波法令の重要項目を,出題範囲ごとに章を立ててわかりやすく分類しています.
 受験勉強を始めるとき,そして受験勉強の終盤に本書を利用すると,頭が整理されてより効果的です.

目次


無線工学

1章 電気物理
 1 静電気の現象
 2 電 界
 3 静電容量とコンデンサ
 4 導線の電気抵抗
 5 電気機器に使用される絶縁材料
 6 磁 界
 7 磁界の強さと磁束密度
 8 電流による磁界
 9 電磁力
 10 磁性材料のヒステリシス曲線
 11 電磁誘導
 12 電磁界の誘導の低減又はこれによる妨害の低減
 13 コイルの電気的性質
 14 コイルの自己インダクタンス
 15 相互インダクタンス、結合係数
 16 コイルの直列接続の合成インダクタンス
 17 各種の電気現象
 18 電気磁気等に関する量の単位名称及び単位記号

2章 電気回路
 1 抵抗の直並列接続
 2 キルヒホッフの法則
 3 正弦波交流の実効値、平均値、波形率及び繰り返し周波数
 4 正弦波交流の位相差
 5 交流回路の基礎
 6 記号法による交流回路の計算
 7 交流回路の電力
 8 RC及びRL直列回路の過渡現象
 9 フィルタの名称

3章 半導体
 1 電子の放射現象
 2 ダイオード
 3 ツェナー(定電圧)ダイオード
 4 可変容量(バラクタ)ダイオード
 5 ホトダイオード
 6 発光ダイオード(LED)
 7 サーミスタ
 8 避雷器に用いられるサージ防護デバイス
 9 その他のダイオード
 10 ホトトランジスタ
 11 トランジスタの電気的特性
 12 トランジスタ

4章 電子回路
 1 増幅回路
 2 増幅回路の電圧利得、電力利得
 3 電界効果トランジスタ増幅回路
 4 低周波電力増幅回路
 5 電力増幅回路
 6 増幅回路の雑音指数
 7 負帰還増幅回路
 8 演算増幅器(オペアンプ)
 9 発振回路
 10 位相同期ループ(PLL)
 11 振幅変調
 12 周波数変調
 13 パルス符号変調(PCM)方式
 14 DSPを用いたデジタル信号処理
 15 波形整形回路
 16 論理回路

5章 送信機
 1 AM(A3E)送信機
 2 SSB(J3E)送信機
 3 FM(F3E)送信機
 4 AM(A1A、A2A)送信機の電鍵操作回路
 5 AM送信機を用いた副搬送波周波数変調(FCFM)方式によるファクシミリの伝送
 6 送信機において生ずることのあるスプリアス
 7 電波障害の対策

6章 受信機
 1 受信機の特性
 2 AM受信機
 3 FM受信機
 4 AM(A1A)受信機
 5 影像(イメージ)周波数妨害
 6 受信機で発生する相互変調による混信
 7 AM受信機における混変調
 8 等価雑音温度
 9 受信機における信号対雑音比の改善

7章 電 源
 1 整流用ダイオードに加わる逆方向電圧
 2 単相半波整流回路の出力電圧
 3 単相ブリッジ型全波整流回路
 4 電源装置の電圧変動率
 5 電源のリプル率
 6 直流電源回路の出力電圧の抵抗による電圧分割器
 7 電 池
 8 DC-DCコンバータ
 9 定電圧回路
 10 直列形定電圧回路
 11 並列形定電圧回路
 12 電源回路の異常現象

8章 空中線及び給電線
 1 定在波アンテナ、進行波アンテナ
 2 放射抵抗、放射電力
 3 アンテナの放射効率
 4 アンテナの利得
 5 波長垂直接地アンテナ
 6 接地アンテナの接地(アース又はグランド)方法
 7 短縮形アンテナ
 8 半波長ダイポールアンテナ
 9 折り返し半波長ダイポールアンテナ
 10 キュビカルクワッドアンテナ
 11 八木アンテナ
 12 スリーブアンテナ
 13 ホーンアンテナ(電磁ラッパ)の特徴
 14 受信機の入力端子電圧
 15 同軸給電線
 16 給電線における定在波及び定在波比
 17 バラン

9章 電波伝搬
 1 電離層の状態
 2 中波(MF)帯、短波(HF)帯の電波伝搬
 3 最高使用可能周波数(MUF)
 4 最低使用周波数(LUF)
 5 最適使用周波数(FOT)
 6 MUF/LUF曲線
 7 電波の散乱現象
 8 短波帯の電波のフェージング
 9 短波帯のフェージングの軽減方法
 10 電離層の擾乱現象
 11 ロングパス、エコー
 12 ラジオダクト
 13 超短波(VHF)帯の電波伝搬
 14 超短波(VHF)帯における受信電界強度
 15 超短波(VHF)帯以上の電波における山岳回折による伝搬
 16 スポラジックE層(ES層)の特徴
 17 極超短波(UHF)帯等の移動体通信とその電波伝搬
 18 VHF及びUHF帯の電波のK形フェージング
 19 標準大気中の等価地球半径係数
 20 電波雑音
 21 電波の強度に対する安全基準及び電波の強度の算出方法の概要

10章 測 定
 1 指示電気計器の精度階級
 2 指示電気計器の分類と記号
 3 永久磁石可動コイル形計器
 4 熱電対形計器
 5 整流形計器
 6 倍率器
 7 抵抗の消費電力の測定
 8 P形電子電圧計
 9 デジタル電圧計
 10 携帯型デジタルマルチメータの各部の働き
 11 計数式周波数計の動作原理
 12 CM形電力計による電力の測定
 13 正弦波交流電圧の位相差の測定
 14 パルス繰り返し周波数、方形パルスの平均値
 15 一般的なオシロスコープ、スーパーヘテロダイン方式スペクトルアナライザ
 16 接地板の接地抵抗の測定
 17 SSB送信機の出力電力の測定方法
 18 無線通信用の測定器材等


法 規

1章 無線局の免許
 1 用語の定義
 2 無線局の免許の欠格事由
 3 無線局の予備免許及び予備免許中の変更等
 4 無線局の落成後の検査等
 5 無線局の変更等の許可
 6 変更検査
 7 申請による周波数等の変更
 8 アマチュア局の再免許の手続
 9 社団であるアマチュア局の定款等の変更
 10 無線局の廃止等

2章 無線設備
 1 用語の定義
 2 電波の質
 3 電波の型式の表示
 4 空中線電力の表示
 5 送信装置の周波数の安定のための条件
 6 送信装置の変調
 7 送信空中線の型式及び構成等
 8 受信設備の条件
 9 無線設備の安全施設
 10 電波の強度に対する安全施設
 11 高圧電気に対する安全施設
 12 空中線等の保安施設
 13 周波数測定装置の備付け

3章 無線従事者
 1 無線従事者の免許を与えない場合
 2 免許証の再交付
 3 免許証の返納
 4 免許証の携帯

4章 無線局の運用
 1 無線局の目的外使用の禁止等
 2 混信等の防止
 3 無線通信の秘密の保護
 4 モールス符号の使用
 5 業務用語
 6 発射前の措置
 7 呼出しの中止
 8 2以上の特定局あて一括呼出し
 9 不確実な呼出しに対する応答
 10 通信中の周波数の変更
 11 試験電波の発射
 12 非常の場合の無線通信
 13 非常通信
 14 アマチュア局の運用

5章 業務書類
 1 無線局の免許状の備付け等
 2 免許状の訂正
 3 無線局の検査結果について指示を受け相当な措置をしたときの報告

6章 監 督
 1 電波の発射の停止
 2 臨時検査
 3 無線局の運用停止又は運用制限、免許の取消し
 4 無線従事者の免許の取消し等
 5 総務大臣への報告等
 6 免許等を要しない無線局及び 受信設備に対する監督

7章 電波利用料
 1 電波利用料の徴収
 2 電波利用料の前納
 3 前納した電波利用料の返還
 4 電波利用料の督促
 5 電波利用料の滞納処分

8章 罰 則
 1 虚偽の通信を発した者に対する罰則
 2 重要無線通信を妨害をした者に対する罰則

9章 通信憲章・無線通信規則
 1 用語の定義
 2 局の技術特性
 3 アマチュア業務に分配されている周波数帯
 4 無線局からの混信を防止するための措置
 5 違反の通告
 6 通信の秘密
 7 許可書
 8 局の識別
 9 アマチュア業務