Last Update 2010/02/23

トランジスタ技術SPECIAL
実験で学ぼう回路技術のテクニック(SP No.60)
オシロスコープの波形を見て,抵抗,コンデンサの使い方を覚えよう

トランジスタ技術SPECIAL編集部 編
B5判 164ページ
定価1,927円(税込)
JAN9784789832526
1997年10月1日発行
[絶版2003.8.19] トランジスタ技術SPECIAL 実験で学ぼう回路技術のテクニック(SP No.60)
大変恐縮ですが,こちらの商品は品切れ絶版となりました.

 電子回路の動作原理や性能を知るには,実際に回路を製作して実験してみる方法がお勧めです.
 本書では基本的な回路から,トランジスタ回路,OPアンプ回路,ロジック回路などいろいろな回路の実験をします.オシロスコープの画面の表示を見て回路の状況を判断できるようになれば一人前のエンジニアといえるでしょう.

目次

 ノイズ特性や周波数特性,スイッチング特性を調べてみよう
第1章 ダイオード回路の実
  宮崎 仁/沢野勝利/野田龍三/酒井尚之/大貫昭則/鈴木憲次/山本 誠
 ダイオードの種類と特徴
 実験(1)高入力インピーダンス回路では問題になる漏れ電流を測定する
 実験(2)ツェナ・ダイオードのノイズを測定する
 実験(3)ツェナ・ダイオード以外の定電圧源のノイズを測定する
 実験(4)ダイオードを使った全波整流(絶対値回路)の周波数特性を測定する
 実験(5)ダイオードのスイッチング特性(逆回復時間)を測定する
コラム これだけパーツ…ダイオード編
    便利パーツ…ユニークLEDを活用しよう

 増幅、スイッチ,発振というトランジスタの基本動作を確認しよう
第2章 トランジスタ,FET回路の実験
  宮崎 仁/加藤隆志/鈴木雅臣/伊藤康博/鈴木憲次/山本 誠/大貫昭則/出川 栄
 トランジスタの種類と特徴
 実験(1)トランジスタの基本回路(エミッタ接地アンプ回路)を実験する
 実験(2)ミラー効果による周波数特性の悪化を確認する実験
 実験(3)カスコード回路で周波数特性を改善する
 実験(4)エミッタ・フォロワ回路の実験
 実験(5)差動アンプ回路の実験
 実験(6)トランジスタを使った全波整流(絶対値)回路の実験
 実験(7)トランジスタのスイッチング時間の測定
 実験(8)パルス・アンプ回路の実験
コラム これだけパーツ…トランジスタ編
    これだけパーツ…FET編
    これだけパーツ…ペア・トランジスタ/ペアFET編
    便利パーツ…外部ドライブには抵抗内蔵トランジスタ
    差動増幅器とは
    放熱器を選ぶときのポイント
    GaAs FETの低周波特性

 入力保護の方法やノイズを減らす実装法を調べよう
第3章 低周波回路の実験
  鈴木雅臣/山本 誠/大貫昭則/戸川治朗/沢野勝利
 低周波回路を実験するには
 実験(1)グラウンド・ラインの測定…1点アース
 実験(2)入力部の配線長の長短による影響をみる実験
 実験(3)電圧フォロワ回路の実験
 実験(4)容量負荷に弱いCMOS OPアンプの実験
 実験(5)ガード・リングの効果
 実験(6)配線パターン間隔の目安
 実験(7)入力保護回路の効果の測定
 実験(8)電流リミッタの効果の測定
コラム これだけパーツ…OPアンプ編
    便利パーツ…エミッタ・フォロワのような3端子OPアンプ
    高入力インピーダンス増幅回路のオフセット電流
    OPアンプ出力端子保護

 回路技術よりも実装技術がものをいうことを理解しよう
第4章 高周波回路の実験
  小川伸郎/鈴木雅臣
 高周波回路で使用する部品
 実験(1)高周波回路の実験方法
 実験(2)高周波回路でのグラウンド・ラインの取り方
 実験(3)パスコンの種類による周波数特性の比較測定
 実験(4)高周波回路は部品配置で特性が決まる
 実験(5)試作するときは量産と同じ実装基板で
 実験(6)RFフロントエンドの設計ポイント
 実験(7)HFパワー・アンプの設計ポイント
 実験(8)スイッチはオフ・アイソレーションが重要

 OPアンプ素子の選び方と高周波回路の勘所を理解しよう
第5章 高帯域OPアンプ回路の実験
  稲葉 保
 高帯域OPアンプの種類
 カタログ・データの見方
 実験(1)高速,高帯域回路での実装評価実験
 実験(2)電源バイパス回路のインピーダンス特性の測定
 実験(3)高帯域/ビデオ用OPアンプ回路のAC特性の測定
 実験(4)信号源抵抗,帰還抵抗の影響を測定する
 実験(5)容量負荷の影響を測定する


第6章 伝送路としてのケーブルの実験
  鈴木憲次/稲葉 保/鈴木雅臣
 LCR回路とケーブルの信号伝送実験
 実験(1)インピーダンス整合の実験―ケーブルには周波数特性がある
 実験(2)不整合時には反射が生じる測定――信号は遅延する
 実験(3)オーディオ信号を延ばすとどうなるか
 実験(4)ビデオ/高周波信号を延ばすとどうなるか
 実験(5)平行線のクロストークとシールド効果の測定
 実験(6)ケーブルによるパルス波の反射を調べる

 電源回路にひそむノイズ,発振,入力保護といった問題を理解しよう
第7章 アナログ電源回路の実験
  戸川治朗/鈴木雅臣
 ポピュラなコンデンサ入力型整流回路
 実験(1)3端子レギュレータのための整流回路はどうするか
 実験(2)3端子レギュレータも下手に使うと発振する
 実験(3)電源回路のグラウンド・ライン
 実験(4)パワー系の回路にはかならず保護回路を用意する
 実験(5)電源装置を試験するときのポイント

 ちょっとしたファンクションのICをテストするときに役に立つ
第8章 ディジタル回路の実験
  鈴木雅臣
 ディジタル回路の実験の準備
 実験(1)ディジアナ混在回路のグラウンド・ライン
 実験(2)ディジタル回路の電源&グラウンド・ライン
 実験(3)ディジタル回路の電源インピーダンスが高いと
 実験(4)リセット信号発生には専用ICを使おう
 実験(5)CR回路によるリセット回路は使わない
 実験(6)外部からのディジタル信号を受けるとき
 実験(7)TTLとCMOSをつなぐときのトラブル
コラム ディジタル出力端子の保護

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