Last Update 2010/02/23

トランジスタ技術SPECIAL
WindowsPCによる計測・制御入門(SP No.68)
パソコンを使ってデータ収集,解析を行う前に考えること

トランジスタ技術SPECIAL編集部 編
B5判 160ページ
定価1,927円(税込)
JAN9784789832601
1999年10月1日発行
[絶版2004.12.9] トランジスタ技術SPECIAL WindowsPCによる計測・制御入門(SP No.68)
大変恐縮ですが,こちらの商品は品切れ絶版となりました.

 実験室やプラント設備では,パソコンを使って計測・制御をしています.自動計測という意味では,計測器とパソコンをたとえばGPIBインターフェースで接続して,BASIC言語で計測過程や制御法を記述するという方法がありました.最近では,GPIBを装備するパソコンも計測器も少なくなっています.その理由は,GPIB付き計測器は高価であったり、市場の要求がなかったりするからです.また,物理化学分野の計測器ではRS232Cインターフェースしかもっていないものもあります.
 今回はプラントや実験室の現場を想定して,Windows時代における計測の方法を紹介しています.いままで,"精度"といっていたものの意味を追求し,how toよりもwhat toの解説に主眼をおいています.

目次

 事務機と化したPCの利用法
第0章 技術者が効率よくWindowsパソコンと付き合うには
 1.パソコンOS--DOSからWindowsへ
 2.パソコン計測は目的ではなく手段である
 3.システム構築には対象技術分野の知識が不可欠


 Microsoft Officeを使った技術者のパソコン活用の考え方
第1章 技術研究者の業務と測定実務
 1.技術研究者の仕事と測定
 2.測定の目的
 3.測定システム構築の手順
 4.測定データや実験・研究データの蓄積と関連付け
 5.測定実務と業績の評価

 目的にあった測定方法を検証して,プラントに応用するまで
第2章 温度やpH,液濃度を制御するときの考え方
 1.目的に合わせた温度の測定手法
 2.pH測定の概要と実際
 3.試作,研究からプラントへの展開

 エンジニアが知っておきたい測定の方法
第3章 環境測定や分析とパソコン計測
 1.環境データの位置付け
 2.測定基準と測定精度
 3.サンプリングと測定精度
 4.研究室レベルの測定精度と設置型システムの測定精度
 5.サンプリングと試料の調整
 6.システムとしての統合化
 7.HPLCに見る専用データ処理と汎用測定機器の応用
 8.ダイオキシン類の分析とフィールドワーク
 9.ダイオキシン類分析の実務
 10.環境測定システムのニーズ

 RS232Cで統一された計測器環境
第4章 寸法測定とWindows
 1.製品の寸法検査の自動化
 2.RS232Cインターフェース経由でパソコンにデータを取り込む

 D-AコンバータとA-Dコンバータを使った制御の方法
第5章 生データとパソコン計測制御の精度
 1.測定機器と生データ
 2.パソコン計測制御の精度

 モニタ機能の充実とWindowsアプリケーションへのデータ転送が求められる
第6章 パソコン計測の現状と将来像
 1.測定と処理の分散化
 2.汎用測定ソフトと解析ソフトを活用した総合システム
 3.パソコン通信ソフトによる測定とソフトによるデータ解析
 4.ボード専用ソフトと解析ソフトを活用した総合システム

 論文発表の資料作りにも活用できる
第7章 技術研究プラットフォームとしてのパソコン
 1.技術研究者に浸透するWindows環境
 2.局所データの統合化
 3.測定データの統合化とファイル形式
 4.測定業務の評価とパソコン
 5.技術研究とパソコン環境

質問やお問い合わせはこちらに……

トランジスタ技術スペシャル編集部 サポート係 まで!