Last Update 2019/04/03

組み込みOSのデファクト・スタンダード――プログラミング詳細とサービス・コール徹底解説
ITRONプログラミング入門

金田一 勉 著
B5判 208ページ
定価2,420円(税込)
JAN9784789833356
2005年1月1日発行
[絶版2012.1.19] ITRONプログラミング入門
大変恐縮ですが,こちらの商品は品切れ絶版となりました.
 日本で開発されている組み込みシステムの多くで,ITRON仕様OSが採用されています.
 本書では,ITRON仕様のOSを利用して組み込みシステムを構築していく開発現場のエンジニアの方に向けて,組み込み技術の基礎やITRONの概要から,実際に開発していくうえでのプログラミングの詳細,ちょっとしたテクニック,サービス・コールの詳細などまで,くわしく説明します.プログラミング言語はC言語とし,サンプル・プログラムも使って解説しています.
 本書の説明は原則,μITROIN4.0仕様の用語や機能分類にしたがっています.
目次

第1部 入門編
 第1章 組み込みシステム
  1.1 組み込みシステムとは?
  1.2 組み込みシステムの動向
  1.3 基礎知識

 第2章 ITRON仕様の概要
  2.1 ITRON仕様とは
  2.2 組み込みシステムの内容
  2.3 オブジェクト
  2.4 基礎知識

第2部 解説編
 第3章 μITRON4.0仕様と3.0仕様
  3.1 カーネル
  3.2 非タスク部用サービス・コール
  3.3 4.0仕様と3.0仕様との違い
  3.4 基本的な変数の型
  3.5 原則
  コラム
   ITRONの誤解1
   「ITRONはオープンなOSである」
   ITRONの誤解2
   「ITRON OSはフリーである」
   ネストとキューイング
   ラウンドロビン
   自動車制御用プロファイル

 第4章 管理機能
  4.1 タスク管理機能
  4.2 タスク付属同期機能
  4.3 タスク例外処理機能
  4.4 同期・通信機能
  4.5 拡張同期・通信機能
  4.6 メモリ・プール管理機能
  4.7 メモリ・ブロックの利用
  4.8 時間管理機能
  4.9 システム状態管理機能
  4.10 割り込み管理機能
  4.11 そのほかの管理機能
  コラム
   ディスパッチ
   属性の表記
   リンク・リスト形式とリング・バッファ形式

 第5章 コンフィグレータ
  5.1 静的API
  5.2 コンフィグレータの出力ファイル
  5.3 静的API一覧
  5.4 ヘッダ・ファイルの利用

第3部 サンプル・プログラム解説&テクニック・注意編
 第6章 サンプル・プログラムの解説
  6.1 処理説明
  6.2 タスク処理
  6.3 オブジェクト登録
  6.4 サンプル・プログラムの紹介

第4部 テクニック&注意編
 第7章 ITRONプログラミングTips
  7.1 ITRONプログラミング・テクニック
  7.2 ITRONプログラミングにおける注意事項

Appendix サービス・コール編
 1.サービス・コール一覧
  1.1 「タスク管理機能」に含まれるサービス・コール
  1.2 「タスク付属同期機能」に含まれるサービス・コール
  1.3 「タスク例外処理機能」に含まれるサービス・コール
  1.4 「同期・通信機能」に含まれるサービス・コール
  1.5 「拡張同期・通信機能」に含まれるサービス・コール
  1.6 「メモリ・プール管理機能」に含まれるサービス・コール
  1.7 「時間管理機能」に含まれるサービス・コール
  1.8 「システム状態管理機能」に含まれるサービス・コール
  1.9 「割り込み管理機能」に含まれるサービス・コール
  1.10 「サービス・コール管理機能」に含まれるサービス・コール
  1.11 「システム構成管理機能」に含まれるサービス・コール
 2.サービス・コール
  2.1 タスク管理機能
  2.2 タスク付属同期機能
  2.3 タスク例外処理機能
  2.4 同期・通信機能
  2.5 拡張同期・通信機能
  2.6 メモリ・プール管理機能
  2.7 時間管理機能
  2.8 システム状態管理機能
  2.9 割り込み管理機能
  2.10 その他管理機能
 3.サービス・コールの返却値