エンジニアのためのC&C++プログラミング
プロとしてのプログラム書法から最適化デバッグ法まで
中島 信行 著
B5判 200ページ
3.5"2DD FD付き
定価2,456円(税込)
JAN9784789833653
1996年5月1日発行
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本書は,これから本格的にCやC++を使用してシステム開発に取り組む現場のエンジニアが,CそしてC++を平易に学べるように,職場の先輩が新入社員に対してコード変換などのFA分野では欠くことのできないプログラミング技術を例に取り,問題を出してそれを解くという形式で書かれている入門書です.
また,第2部のC++プログラミングでは,とくに「関数のオーバロード」や「演算子のオーバロード」といったC++プログラミングに特徴的な文法について焦点を当て,やさしい問題を解きながら解説しています.
目次
第1部 フレッシャーズのためのCプログラミング演習
第1章 はじめての仕事
- コード変換プログラム
1 BCD←→バイナリ変換
2 ASCII←→バイナリ変換
3 BDC←→ASCII変換
4 続・BCD←→バイナリ変換
第2章 86系システムのためのCプログラミング
- hugeポインタを使いこなす
1 86系特有のhugeポインタ
2 メモリ・クリア関数memsetの作成
3 メモリの転送関数memcpyの作成
4 メモリ内容の比較関数memcmpの作成
5 メモリ内容の検索関数memchrの作成
6 メモリの転送関数(move型)memmoveの作成
第3章 Cプログラミング技法ア・ラ・カルト
- コンパイルの最適化とデバッグ事例研究
1 コンパイラ時の最適化を考える
2 間違い探し
3 閏年の判定
第4章 既存プログラムの改良
1 86系ROM化支援ソフトウェアの製作
2 68K/86系対応リモート・デバッガ
第2部 フレッシャーズのためのC++プログラミング演習
第5章 C++でのはじめての仕事
- 関数のオーバロードとコード変換プログラム作成
1 バイナリへの変換(BCD→バイナリ&ASCII→バイナリ)
2 BCDへの変換(バイナリ→BCD&ASCII→BCD)
3 ASCIIへの変換(バイナリ→ASCII&BCD→ASCII)
第6章 C++プログラム活用事例
- 演算子のオーバロードとBCD演算ライブラリの作成
1 BCD演算の利点
2 BCD値のもち方
3 アセンブラ・ライブラリ
4 クラスについて
5 オーバロードする演算子
6 BCDクラスの設計
7 BCDクラスの使い方
8 メンバ関数の作成
9 BCD演算ライブラリ完成版