電波による無線データ伝送技術
微弱電波/特定小電力によるデータ伝送からスペクトラム拡散まで
トランジスタ技術編集部 編
B5判 128ページ
定価1,466円(税込)
JAN9784789834261
1999年8月10日発行
大変恐縮ですが,こちらの商品は品切れ絶版となりました.
ワイヤレス(無線)でデータを伝送するためには,光,超音波,電波などを利用する方法があります.もっとも一般的な方法は電波を使うものでしょう.ただし,電波利用は法律で細かく規制されており,また必要となる回路技術もアナログおよび高周波の広範囲にわたります.本書では,無線局の免許が不要な微弱電波,認定制度によって免許が不要となる特定小電力電波を利用するデータ伝送機器の設計事例,スペクトラム拡散によるデータ伝送システムの開発・実験例などを具体的な回路を示して解説しています.さらに,変調・復調の基礎,PLLとDDSの試作・実験など,電波利用と高周波回路の基礎についても取り上げています.
目次
第1章 手軽に使える電波メディアと送受信の回路設計
微弱電波を使ったデータ伝送の技法
第2章 出力10mWの実用的な電波を使う
特定小電力電波の利用方法とその回路技術
第3章 SS方式の原理からSS信号処理LSIの活用まで
スペクトラム拡散方式の原理と応用
第4章 SAWデバイスの同期相関回路への応用
エラスティック型SAWコンボルバとスペクトラム拡散
第5章 電波によるデータ伝送の基礎技術
移動体通信のディジタル変調方式
第6章 ディジタル信号で発振周波数を制御する
PLL周波数シンセサイザICの使い方
第7章 実験で学ぶディジタル周波数シンセサイザ
正弦波発生の実験とDDSボードの製作