Last Update 2015/03/24

Win32サブルーチンズ2
具体的な事例で難問を解き明かす

常岡 伸二 著
B5変型判 200ページ
3.5"FD付き
定価2,090円(税込)
JAN9784789835701
1997年6月20日発行
[絶版2001.4.30] Win32サブルーチンズ2
大変恐縮ですが,こちらの商品は品切れ絶版となりました.

 本書は,32ビットWindowsプログラマを対象に,簡潔さと有用性に徹底的にこだわったWin32プログラミングテクニックの解説書です.
 本書の狙いは,第一に時間と労力の節約です.膨大な32ビットWindowsAPI(Win32 API)のなかで苦しみを味わうことは,本書に掲載されたプログラムを利用する限り金輪際なくなることでしょう.また,オフィシャルガイド等をくまなく調べて,プログラム例を探す必要もありません.読者は,必要にして十分なテクニック,あるいはルーチンを容易に手に入れることができるのです.
 好評だった既刊「Win32サブルーチンズ」の続編として,ネットワークやWindows95とWindowsNTの違いに着目し,COM/DCOMなどの分散オブジェクトコンピューティングにも主眼を置いた盛りだくさんの内容です.

本書の特徴
★中上級者を対象にした簡潔で無駄のないポイント重視の解説
★単なるAPIの解説ではなく,著者の実体験で得られた実践的ノウハウを多数掲載
★各種テクニックを基本から解説
★目的が一目瞭然の章構成
★持ち運びに便利なB5変型判&200ページ

目次

第1章 コントロールパネルアプリケーションの作り方がわかりたい
1-1 システムに処理を提供するDLL
1-2 コントロールパネルアプリケーション
1-3 コントロールパネルの拡張
1-4 COMとは
1-5 コントロールパネルエクステンション
1-6 プログラムについて

第2章 プロセス/スレッドの情報を取得する方法がわかりたい
2-1 ウィンドウを表示しているプロセスについての基礎知識
2-2 Windows95でプロセスの情報を得る
2-3 WindowsNTでプロセスの情報を得る
2-4 プロセスIDからプロセスハンドルを得る
2-5 プログラムについて

第3章 リモートプロシージャコールによる分散型アプリケーションの作り方がわかりたい
3-1 分散アプリケーション
3-2 DCEのRPC
3-3 Microsoft RPC
3-4 プログラムについて

第4章 自動的にログオフを行うスクリーンセーバーの作り方がわかりたい
4-1 スクリーンセーバーについて
4-2 スクリーンセーバーへのアクセス
4-3 スクリーンセーバーをプログラムで停止させる
4-4 スクリーンセーバーをプログラムで無効にする
4-5 ログオフさせるには
4-6 インストール
4-7 プログラムについて1(自動ログオフスクリーンセーバー)
4-8 プログラムについて2(Windows95用ログオフツール)
4-9 プログラムについて3(スクリーンセーバー登録設定ツール)

第5章 アプリケーションからディスクフォーマットを行う方法がわかりたい
5-1 FORMATコマンドを呼び出す
5-2 ファイルマネージャを呼び出す
5-3 Windows95 シェル拡張を利用する
5-4 COMについて
5-5 シェルネームスペース
5-6 シェル拡張API
5-7 IShellFolderインターフェース
5-8 コンテキストメニュー
5-9 項目識別子リスト
5-10 フォーマットダイアログボックスを呼び出す
5-11 プログラムについて

第6章 Windows95に対応した再起動プログラムの作り方がわかりたい
6-1 Windows95のユーザー管理
6-2 Windows95 のエクスプローラとログオンの状態
6-3 ログオフやシャットダウンが開始されたことを知る方法
6-4 タスクバーを初期化する方法
6-5 プログラムについて

第7章 複数のOSに対応するアプリケーションの作り方がわかりたい
7-1 32ビットアプリケーションでOSを識別する
7-2 16ビットアプリケーションでOSを識別する
7-3 プログラムについて

第8章 Windows95の拡張機能を利用したDOSアプリケーションの作り方がわかりたい
8-1 Windows95で動作するDOSアプリケーション
8-2 WindowsNTで動作するDOSアプリケーション
8-3 プログラムについて

第9章 バッチファイルからウィンドウをコントロールする方法がわかりたい
9-1 バッチファイルとは
9-2 バッチファイルプログラミング
9-3 バッチファイルからウィンドウを操作する
9-4 コンソールを非表示にする
9-5 指定されたウィンドウが存在するかを得る
9-6 指定されたウィンドウにメッセージを送信する
9-7 補助用外部コマンド(処理を一時停止する)
9-8 補助用外部コマンド(他のマシンにメッセージを送信する)
9-9 プログラムについて

第10章 APIより効率的なCランタイムルーチンを活用する方法がわかりたい
10-1 Cランタイムルーチンとは
10-2 CランタイムルーチンとWin32 API
10-3 Cランタイムルーチンの利用
10-4 32ビットMicrosoft C/C++のCランタイムルーチンとWin32 API
10-5 プログラムについて