Last Update 2016/10/06

プリント基板をパソコンで設計できる!
プリント基板CAD EAGLE活用入門

今野 邦彦 著
A5判 204ページ
CD-ROM付き
定価3,080円(税込)
JAN9784789836302
2004年8月1日発行
[絶版2011.9.1] プリント基板CAD EAGLE活用入門
大変恐縮ですが,こちらの商品は品切れ絶版となりました.

 ファイン・ピッチのICや表面実装部品の普及に伴って,試作や実験の段階からプリント基板を起こさなければならない時代になってきました.また,システム・クロックの高速化が進むと,プリント基板のパターン設計が回路の性能を左右するようになります.回路設計者自らがプリント基板の設計を行う必要性が高まってきています.
 本書は,パソコン用のプリント基板設計CAD “EAGLE”を使用して,回路図の入力から部品を配置して,配線を行うまでの手順について,実例を示しながら具体的に解説しました.CAMデータを生成すれば,基板業者へ発注するためのデータ・ファイルも揃います.付属CD-ROMには,評価目的や非営利目的ならば無料で使用できるEAGLE Lightを収録してあります.

目次

まえがき

第1章 EAGLEの概要
 〜インストールと全体のオプション〜
 1.1 Windows環境へのインストール
  プログラムのダウンロード
  インストール
  プログラムの実行
 1.2 全体的なオプションについて

第2章 回路図エディタの使い方
 〜プロジェクトの作成から部品の入力まで〜
 2.1 回路図エディタで回路を描く準備
  基本操作
  プロジェクトの作成
 2.2 回路図エディタで回路を描いてみよう
  この章で使用するコマンドの説明
  グリッドの設定
  部品の選択と配置
  配線
  抵抗値,容量値,OPアンプ型名の入力

第3章 ライブラリの作成と利用法
 〜パッケージ,シンボル,デバイスの作成〜
 3.1 ライブラリの作成
  ライブラリの構成
  使用するレイヤ
 3.2 パッケージ・シンボルの作成
  この章で使用するコマンドの説明
  グリッドの設定
  パッドの配置
  シルク印刷シンボルを入力
  説明を入力
 3.3 回路図シンボルの作成
  端子の種類
  HD64F3664の端子を配置する
 3.4 デバイスの作成
  新規デバイスの作成
  外部プログラムLibEditを使ったライブラリ部品の作成方法
  セラミック発信子やスライド・スイッチ
  既存の部品を利用したライブラリ部品の作成
 3.5 回路図を完成させる
  回路図の入力

第4章 ボード・エディタの使い方と自動配線
 〜アート・ワークからデザイン・エラーの確認まで〜
 4.1 ボード・エディタ
  ボード・エディタのコマンド
  フォワード&バック・アノテーション
 4.2 回路図からアート・ワークを作成する
  基板サイズの決定
  部品の配置
 4.3 アート・ワーク
  手配線の方法
  自動配線の前準備
  自動配線の実行
  パターン修正
  部品名の移動(シルク印刷)
  デザイン・エラーの確認

第5章 CAMデータの作成法とULP
 〜基板を発注できるようなデータを作成する〜
 5.1 CAMプロセッサ
 5.2 CAMデータの作成方法
  RS-274-X形式で出力する
  シルク印刷
  CAMプロセッサの実行
  パラメータの設定
  データ出力の実行
 5.3 ドリル・データ
  ドリル・コンフィギュレーション・ファイルの作成
  ドリル・データの作成
  ミリング・マシン用データ
 5.4 スクリプト
 5.5 ULPで広がるEAGLEの世界
 5.6 完成した基板

Appendix A EAGLE 4.11r2について
 ライブラリ管理
 ブラインドおよびバリッド・ビア
 任意の角度での配置
 ARCとWIRE
 新しいフラグ
 ユーザ定義色の使用
 コントロール・パネルの変更点
 デザイン・ルールに関する変更点
 ULP(User Language Program)の変更点
 オートルータの変更点
 CAMプロセッサの変更点
 テキスト・エディタの変更点
 コマンドの変更点
 その他の変更点

Appendix B 付属のULPについて

Appendix C EAGLE関連の情報サイト

Appendix D 3次元で実装状態を表示するEagle3D
 プログラムのインストール
 POV-Rayファイルの作成方法
 3D部品の作成
 レンダリング

●本書付属のCD-ROMについてのご注意
本書付属のCD-ROMの貸与または改変,複写複製(コピー)はできません.詳しくはこちらをご覧ください.