Last Update 2003/10/31

基本的なデータベースの作り方と複雑な応用への手引き
ACCESSでエンジョイデータベース

宮木 巌 著
B5変型判 232ページ
3.5"2HD FD付き
定価2,640円(税込)
JAN9784789836852
1999年12月1日発行
[絶版2002.4.30] ACCESSでエンジョイデータベース
大変恐縮ですが,こちらの商品は品切れ絶版となりました.

 一般的に,Accessの入門書を読んだり,初心者向けの講座を受けたりしても,いざ実際にAccessを仕事に使ってみようとすると,コンピュータの前で立往生してしまった,と言う話をよく耳にします.
 入門コースでは,機能の部分的な説明に重点が置かれがちで,システムの流れに沿った現実の仕事との関係がわかるような例題を使って説明が行われることは少ないのです.実際には,一つの物語性がある例題を使って覚えた体験は,仕事に取りかかったときにも参照できて,いろいろな面で応用がしやすいといえます.
 そこで本書の習得編では,初心者がAccessデータベースを使い始めたとき,陥りやすい盲点を避けながら,実務を行う場合の参考になるように,一貫した例題で初めから終わりまで順序を追って進めていくように作成しました.
 また,応用編ではデータベース作成の基礎知識/デザイン/テーブル/クエリー/フォーム/レポート/マクロ/モジュールといった項目について,実際にユーザーから受けた質問をもとにして疑問が解決できるように構成しました.仕事の中で習得時の記憶がヒントになって生かせる学習法を目指して例題を作成しましたので,本書により必ずAccess が身近な存在になると思います.

目次

第0章 はじめに
1 Accessの学習を始める前に
1.1 これができる人は先に進んでください
1.2 Accessウィンドウの操作方法
1.3 メニューバー
1.4 ツールバー
1.5 タイトルバー
1.6 オブジェクト
2 作業の進め方
2.1 習うより慣れよう
2.2 簡単な例題で覚えてしまおう
2.3 コンピュータにやらせたいこと
2.4 例題の進め方

第1章 データベース作成の準備
1 最初はウィザードを利用しよう
2 例題は何から始めるのか
2.1 テーブルを自動作成するには
2.2 テーブルの改造
2.3 データ型の変更
2.4 各項目の変更
2.5 主キーの設定

第2章 住所録の画面を作る
1 フォームの自動作成
2 フォームの改造
2.1 改造の手順
2.2 詳細セクションの変更
2.3 ヘッダーセクションの作成
2.4 帳票全体の調整
2.5 実行時の動作設定
2.6 マクロで処理をコントロールする

第3章 住所録の検索
1 検索の基本構造
1.1 どこから探し出すか
1.2 探し方
1.3 結果をどこに出すか
2 データシートからの検索方法
2.1 データシートからの項目検索
2.2 データシートの選択フィルタ検索
3 フォームからの検索方法
3.1 フォームからの項目検索
3.2 フォームの選択フィルタ検索
3.3 フォームフィルタ
4 クエリーからの検索方法
4.1 選択クエリーの作成

第4章 複雑な検索とテーブル加工
1 集計クエリー
1.1 単純な集計
1.2 クロス集計クエリー
1.3 テーブルの加工処理
1.4 パラメータ・クエリー
1.5 テーブルの結合

第5章 住所録の印刷
1 宛名ラベルの作成
1.1 宛名ラベルの自動作成
2 宛名ラベルの改造
2.1 ラベルの大きさ調整
2.2 テキストボックスの位置と大きさの調整
2.3 郵便番号の整形
2.4 氏名の整形
2.5 住所録IDの整形
2.6 全体の調整
2.7 宛名ラベルの印刷テスト
3 住所録リストの作成
3.1 住所録リストの自動作成
4 住所録リストの改造
4.1 前準備
4.2 出力項目のレイアウト
4.3 個別項目
4.4 表題の設定
4.5 ページ番号の設定
4.6 セクション間の項目移動
4.7 レポートのデータソースの変更

第6章 連続処理の作成
1 住所録リストの連続処理
2 ダイアログ・フォームの作成
2.1 フォームの素地を作る
2.2 関係コードの変数項目の作成
2.3 県名変数項目の作成
2.4 タイトルと変数入力の案内作成
2.5 背景によるグループ化
2.6 操作ボタンの作成
3 レポートの呼び出し
3.1 呼び出しマクロの作成
4 変数受け渡しの仕組み
4.1 連続処理の仕組み
4.2 終了ボタンの制御
5 変数のエラー・チェック

第7章 応用への出発点
1 初めてデータベースを作る
1.1 応用への出発点
1.2 全体の計画
1.3 事前計画段階
1.4 設計推進段階
1.5 オブジェクト設計

第8章 アクションと関数の利用
1.1 マクロのアクション
1.2 関数の利用
1.3 関数の知識
1.4 関数の使い方
1.5 機能別関数
1.6 関数リファレンス

第9章 デザイン
1.1 タブ制御で入力順序を変更したい
1.2 入力データの間違いをなくす方法
1.3 関係型データベースの特長と利用方法
1.4 扱いやすい帳票とはどんなものか
1.5 大きなバッチ処理の作成方法
1.6 コード設計

第10章 テーブル
1.1 主キーを複数項目の組み合わせにしたい
1.2 迷子レコードが発見された
1.3 リレーションをつけたいが難しい
1.4 テーブル設計時の基本的注意事項
1.5 データシート列の固定化

第11章 クエリー
1.1 主キーがカウンタ型のテーブルに一括追加したい
1.2 コンボ・ボックスの値集合ソースをSQL文で設定したい
1.3 新郵便番号への変更
1.4 選択クエリーのネスト
1.5 テーブルの結合がわからない

第12章 フォーム
1.1 連結コントロールに演算結果を入れたい
1.2 不要な項目を画面に表示したくない
1.3 画面上だけのフィールドをつくりたい
1.4 前レコードのデータをコピーしたい
1.5 表形式のサブフォームで行ごとにフッター・チェックをしたい
1.6 複数フォームの連動
1.7 巨大フォームをつくりたい
1.8 大テーブルの検索

第13章 レポート
1.1 ページごとに白紙印刷が発生する
1.2 行カウンタの表示と制御をしたい
1.3 グループ別のリストを印刷したい
1.4 列型の集計表を作成したい

第14章 マクロ
1.1 ダイアログを使ったマクロの作成
1.2 標準のメッセージを抑制したい
1.3 大きいマクロ文のまとめ方

第15章 モジュール
1.1 モジュール・オブジェクト
1.2 専用カレンダの操作
1.3 自作関数

索引
添付フロッピーディスクの利用について