Last Update 2003/10/31
it.backoffice(TRY!PC 2000年6月号増刊)

戦略的データ保護に活かす
WindowsNT/2000
バックアップリソース

高塚 龍二 監修/執筆
B5判 180ページ
定価2,409円(税込)
2000年6月1日発行
[絶版2001.4.30] WindowsNT/2000バックアップリソース
大変恐縮ですが,こちらの商品は品切れ絶版となりました.

 メインフレーム中心の時代から,クライアントサーバー環境へと移り変わり,コンピュータはユーザーにとって身近な物になりました.しかし,クライアントサーバーに移行したことにより,データまでもが分散されてしまいました.そして今,再びNAS(Network Attached Storage)やSAN(Storage Area Network)によってデータを集中化しようという動きがあります.一方,クライアントサーバーが企業の基幹業務まで担うようになり,システムの安全性やデータの安全性に話題の焦点が集まってきました.
 (社)日本記録メディア工業会によると,2000年のバックアップ用テープメディアの需要予測は,テープ幅8mm以下の場合,北米は5400万本,ヨーロッパは3400万本,そして日本は600万本と発表されています.この数字が指しているのは,テープドライブの販売台数が日本は北米の約1/5に対して,メディアの販売本数が少ないということです.これは,日本では正しいバックアップ運用が実施されていないという証拠です.
 そこで,本書では,Windows NT環境を中心に,正しいバックアップについて考えていきます.

■第1部 日本の社会状況と企業データ
 私たちが置かれている状況と,データの取り扱いに関する考え方を再確認します.

 第1章 データをとりまく災害
  データが,どのような危険にさらされているのか例をあげて説明します.
 第2章 バックアップの必要性
  バックアップがなぜ必要なのか掘り下げて考えます.


■第2部 バックアップを行うシステム
 バックアップを行うためのシステムの中で特にハードウェアやソフトウェアに焦点をあて,それぞれの特徴や選定の指針となる情報を解説します.

 第1章 ハードウェアの選定
  バックアップ用ハードウェア選定のために,各規格の特徴を歴史的背景を交えながら解説します.
 第2章 ソフトウェアの選定
  ソフトウェア選定の指針となる,概要を説明します.続く第3章〜第5章は各ソフトウェアメーカーによる製品の解説です.
 第3章 コンピュータ・アソシエイツ ARCserveIT
  コンピュータ・アソシエイツのARCserveITの特徴を説明します.
 第4章 ベリタスソフトウェア BackupExec
  ベリタスソフトウェアのBackupExecの特徴を説明します.
 第5章 レガートシステムズ Networker
  レガートシステムズのNetworkerの特徴を説明します.

■第3部 IT研究室 バックアップソフトウェア導入と操作
 月刊誌「BackOffice Magazine」のBackOfficeテストベンチに掲載した記事を中心に再構成し,Windows2000のバックアップツールに関する情報を加えました.

 第1章 ARCserveITとSureStore
 第2章 Backup ExecとSDX-S300C
 第3章 NetWorkerとSureStore
 第4章 Windows2000のバックアップツール

目次

第1部 日本の社会状況と企業データ
 第1章 データをとりまく災害
 第2章 バックアップの必要性
  サイドストーリー(1) 日本でテープバックアップが流行らなかった理由
  サイドストーリー(2) 身近なデータ損失の例

第2部 バックアップを行うシステム
 第1章 ハードウェアの選定
  サイドストーリー(3) データ圧縮
  サイドストーリー(4) SANとNAS
 第2章 ソフトウェアの選定
 第3章 コンピュータ・アソシエイツ ARCserveIT
   サイドストーリー(5) GFS
 第4章 ベリタスソフトウェア BackupExec
  サイドストーリー(6) OBDR ワンボタンディザスタリカバリ
 第5章 レガートシステムズ NetWorker
  サイドストーリー(7) シマンテック Norton Ghost

第3部 IT研究室 バックアップソフトウェア導入と操作
 第1章 ARCserveITとSureStore
 第2章 Backup ExecとSDX-S300C
 第3章 NetWorkerとSureStore
 第4章 Windows2000のバックアップツール(NTBACKUP)