Last Update 2007/03/09

Embedded UNIX Vol.4
第1特集 技術者のための組み込みLinux入門
第2特集 分散リアルタイムOS Jaluna-2/RTの概要

Interface編集部 編
A4変型判 192ページ
定価1,561円(税込)
2003年9月1日発行
[絶版2007.3.9] Embedded UNIX Vol.4
大変恐縮ですが,こちらの商品は品切れ絶版となりました.

 組み込み機器にLinuxを採用する場合,技術者は当然Linuxに精通していなければならない.そこで今号の第1特集では,これから組み込みLinuxに挑戦しようとしている技術者のためにLinuxを基本から解説する.具体的には,ライセンスの問題,Linuxの簡単な使い方,プログラム開発の方法などである.対象となる読者が,あくまでも組み込みLinux技術者であるという点にこだわって解説を試みている.そして第2特集では,Linuxと協調して動く「ハイブリッドOS」であるJaluna-2/RTの概要を解説する.かつてChorusと呼ばれたOSがJalunaとなり,しかもハイブリッドOSとなった背景と使い方を紹介する.
目次

     オープンソースのOSを組み込み機器で使いこなす
第1特集 技術者のための組み込みLinux入門

   特集にあたって
序章 組み込みプロフェッショナルのためのLinux入門

   なぜ組み込み機器にLinuxを採用するのか?
第1章 Linuxの概要と組み込み機器に応用するための考察

   OSを「使える」ようにするための手順
第2章 Linuxの起動のしくみと初期設定の方法

   クロスコンパイル環境をつくる
第3章 コンパイラ/デバッガの設定と使い方

   組み込み機器には必須となる
第4章 ボードポーティングとデバイスドライバの作成

     Linuxとのハイブリッド構成が可能なRTOS
第2特集 分散リアルタイムOS Jaluna-2/RTの概要

   ChorusOSからJalunaOSへ!
第1章 JalunaOSの登場とJaluna-1の概要

   LinuxとC5マイクロカーネルのハイブリッドOSを実現
第2章 分散ハイブリッドリアルタイムOS[Jaluna-2/RT」の概要

   ハイブリッドOS特有のシステム構築とプログラミング
第3章 Jaluna-2/RTのインストールとプログラムの実行

   ハイブリッドOSならではの拡張機能を紹介
第4章 Jaluna-2/RTにおけるLinux側の特徴的な機能


重点記事
大幅TCO削減をリアルタイムLinuxで実現
ART-Linuxによるリアルタイム制御システムの開発


連載
WindowsプログラマのためのLinuxソフトウェア開発事始め(第2回)
コンソールアプリケーションからGUIへ

Linuxエンジニアリングツール簡単入門(第2回)
bash,Ruby,Cでのビット演算

基礎からのデバイスドライバ作成講座(第2回)
パケットフィルタドライバの作成と応用

一般/読み物
OPINION
非情のライセンス

Linuxにリアルタイム機能をもたせる手法を考える
ハイブリッドOSの基本概念とハイブリッド構造を生かした設計手法

統合開発環境でリアルタイムプログラミングを行う
Kylix for C++でリアルタイムアプリケーションを作成する方法

組み込みシステム向けGUIシステム Microwindows
Nano-XのサンプルプログラムとNano-X APIリファレンスマニュアル