ここでは,Interface 2008年5月号付属FRマイコン基板についてのFAQ(よくある質問)情報をお伝えします.
Q12.サンプル・プログラムを動作させるとエラーが出ました. |
A12.2008年5月号特集 第4章「汎用ポートを使ったプログラミング」(MB91310_GPIO.zip),同 第6章「タイマ割り込みを使ったプログラミング」(MB91310_Interrupt.zip)について,ユーザの環境によってはエラーが出る場合があることが分かりました.富士通マイクロエレクトロニクスのWebサイトに掲載していたサンプル・プログラムについて,5/9(金)の1:00pmより改訂版を掲載しました.こちらを使用してください.改訂版の対策は以下のとおりです.
- MB91310ディレクトリ内の_io_mems.cは標準で許可されていない「//」コメントを使用しているのでエラーになります.「//」を「/* */」にしました
- SOFTUNEインストール環境に影響しないように,I/Oヘッダをワークスペース・ファイル(MB91310.wsp)と同一フォルダ内にあるMB91310フォルダから登録しました
また,SOFTUNE内にある,デフォルトで入っているMB91310ファイルを使用して,エラーが出る場合もあります.ダウンロードしたファイルを使用して,ダウンロードしたファイルのパスを再設定する必要があるので,注意してください.
>> 富士通マイクロエレクトロニクスのFR基板関連ページ
(ページの公開は終了いたしました。)
Q11.FRマイコン基板とインターフェース拡張ベースボードを組み合わせて動かす記事が本誌2008年6月号に掲載されていますが,FRマイコン基板に対応した拡張ベースボードは購入できますか? |
A11.FRマイコン基板対応の拡張ベースボードは,イーエスピー企画のWebサイトにて購入できます.
>> 拡張ベースボードのWebページ(イーエスピー企画)
Q10.FRマイコン基板に搭載されているMB91FV310Aに外部バスとのインターフェース機能はありますか? |
A10.外部バスとのインターフェース機能はありません.
MB91FV310Aのデータシートには,「第4章 外部バスインターフェース」という章があります.また「第19章 USBホストインターフェース」の章を読むと,PCIバスという記述も出てきます.しかし,MB91FV310AのI/Oピン一覧を見ても,ローカル・バスもPCIバスも出ていません.MB91FV310Aでは,これらのバスはCPUの内部だけで使われており,CPUの外部には出力されていません.
なお,MB91FV310の内部バスについての解説記事,およびGPIOを使って外部バスをエミュレーションする製作記事を,2008年6月号(4月25日発売)の特集記事の中で解説しています.
Q9.開発ツールのインストール時にCRCエラーが発生します. |
A9.まず,開発ツールのzipファイル(32_eva.zip)が正常にダウンロードできているかをご確認ください.40,504,659バイト,MD5は 7a3c196e660bc667900ed5d62c10678b です.MD5は各種MD5計算ツール(wMD5sum,FastHashなど)で計算できます.
ダウンロードが正常に行われているにもかかわらずCRCエラーが発生する場合,解凍時に問題が発生していることが考えられます.解凍ツールが解凍時に文字コードや改行コードの変換を行う設定になっている場合,CRCエラーが発生します.その場合,解凍ツールの設定画面を開き,文字コードや改行コードを変換しない設定にして解凍してください.
Q8.富士通マイクロエレクトロニクスのWebサイトからSOFTUNE(統合開発環境)をダウンロードできません. |
A8.富士通マイクロエレクトロニクスでは,SOFTUNEのダウンロード・サイトの対応ブラウザとして,IE(Internet Explore)を推奨しています.
また,ダウンロード・サイトにてプロフィール入力時に,メール・アドレスを正しく記載されていない方がいらっしゃるようです.メールにてダウンロード・サイトをお知らせしますので,必ず正しいメール・アドレスを記載してください.
A6.はんだ付け入門のページを用意しました.以下のページを参照して,はんだ付けにチャレンジしてください.
>> はんだ付け入門
Q5.拡張コネクタCN1とCN2へコネクタを実装する場合,CPU基板の上側にコネクタを付けるのでしょうか? それとも下側でしょうか? また,CPU基板側にはオスとメスのどちらを付けるのでしょうか? |
A5.拡張コネクタCN1およびCN2の使い方は自由です.FRマイコン基板を乗せるマザーボードや接続する相手側のコネクタに合わせて,使い勝手の良いように工夫してコネクタを実装してかまいません.
なお,Interface誌付属CPU基板対応の拡張ベースボードにFRマイコン基板を接続して制御する記事を,Interface2008年6月号に掲載しています.この拡張ベースボード上にFRマイコン基板をスタック接続する場合は,CPU基板の下側にオスのコネクタを実装します(拡張ベースボード側はメス・コネクタになっている).
Q2.32.768kHzのXT3クロックは必要ですか? |
A2.XT3はRTC機能を使用するときに必要になります.RTC機能を使用しない場合,XT3がなくても動作します.
Q1.48MHzのX1クロックが付いていませんが,動作には必須ですか? |
A1.X1クロックはUSB用なので,USBホスト/ターゲット機能を使う場合には実装する必要があります.LED点滅(特集記事 第3章)やRS-232-Cによる通信(第4章),OSD機能を使った画面出力(Appendix 3)を実行するだけであれば不要です.
出荷時に基板に書き込まれているサンプル・プログラムはUSBマウスを使用するので,X1クロックが必要です.