(M)のドタバタ編集記 1997年3月号(?)


●3月1日
 一難去ってまた一難.アルファチャンネルを認識してくれたのはいいが,どうもおかしい.ロゴ以外の部分をすべて透かして欲しいのに,背景が透けてくれない部分がある!! う〜ん,なんで?!
 どたばたやったあげく,結局フライングロゴと背景をすべてMac上で合成して,連番のPICTファイルにして吐き出させ,Windowsで読み込みながら動画に変換するという手で一件落着.お疲れさまでした.

●3月2日
 CD-ROMの容量が空いたから,MST96のパネルディスカッションのようすも入れる?! まぁ今回は,まだ200Mほど空いていますが…….  MST96のパネルディスカッションやセミナはいろいろあり,手元にはそのすべて(?)が撮影されたビデオが数十本あるのですが……どれをどう入れるか.実はパネルディスカッションの中の“GNUで広がる世界”は,弊誌編集長が総合司会をつとめたということもあり,これを入れることに.また内容がディスカッションですから,いくつかの発言にポイントを絞って,あまり編集せずにそのまま収録することに(時間がなくて編集でできなかったという話もある^^;).これならなんとかなるか?

●3月3日
 げ! ディスカッションのようすをそのまま収録&CD-ROMの容量が使える,ということで,15分程度にまとめたら………モーションJPEGからシネパックAVIに変換するのに19時間?! をぃをぃをぃ.CD-ROMの締め切り,実質的に1日延ばしてもらったとはいえ,明日の朝1番に出さなきゃならんのに,そんなんじゃ終わんないぞぉ!

●3月4日
 なんでこう急いでいるときに限って,HDDが飛んだりするのよぉ〜!(号泣T_T)

 燃え尽きました………

●3月6日
 徹夜の頭で文章を入力してると,何打ち込んでるんだかよくわかりません.次から次へとCD-ROMの間違いが発覚.結局訂正版CD-ROMをプレス屋さんへ.いつもいつも申し訳有りません.これで完璧なハズです………でも,やっぱりどっか字が違ってるとかいう間違いは,あるんだな.

●3月7日
 今回のCD-ROMは,当初の予定ではそれほど手間はかからないと踏んでいたんですが,結果は難関の連続.ちょっと休ませてください…

●3月11日
 結局5月号は,本誌にはあまりタッチできませんでした.申し訳ない.次号は私の特集です.次がんばりますから.

●3月13日
 今日は編集会議です.その号の特集については,おおまかな内容と原稿の入り具合など進捗状況の確認程度なんですけどね.変更するったって時間がないし.とにかくがんばりましょう!って.
 問題(?)は次号や次々号の内容です.ここで徹底討論して,特集にふさわしい方向へ…というのが理想なんですがネ.正直,なかなか練られてないまま,特集企画として成立してしまうことも.でも今回の編集会議は,比較的つっこんで議論できたと思いますよ.

●3月17日
 今日は午後からとある会社で打ち合わせ.その筆者との雑談の中で,Interface'96年11月号の“米国ホームページ検索批評”の記事の中での“ハッカー”の定義がおかしいという話が出た.この記事では「他者のコンピュータに違法に侵入したり,そのデータを変更や破壊したりする犯罪者」としている.う〜ん,たしかに編集部内でもそこをどうするかの話はでました.結局ここでは内田氏の考えを尊重してそのまま掲載ということになったんです.実際にそういう意味で使われることが多くなってきていることもあります.
 で,その筆者曰く「Interfaceは十分影響力のある雑誌なんですから,たとえ世の中がそういう方向(この場合,“ハッカー”という言葉がコンピュータ犯罪者を示すように使われている)になっているとしても,やはり本来の正しい使い方を載せるべきだと思います.世の中が間違った方向へ向いているならそれをただすのが役目でしょう.」
 まぁたしかに,過去(大昔?)にも,トラ技で初めて登場した用語が一般に広まった(とされる)こともあるからなぁ〜.改めて,編集部の責任の大きさに気づいた次第……

●3月20日
 あ,いかんなぁ.CQのトップページ,なんかデザインを変えないと,飽きてくるよなぁ〜(^^;) ホームページクリエータなバイト君がいたころは,こまめにいろんなデザインで変えてくれたでしょうが,いざ自分が担当になるとなかなか手が回らなくて.

●3月22日
 う〜ん,特集の仕事はどうしたぁ〜?と言われそう………DESIGNWAVE MAGAZINE用CD-ROMに入れる自社広告用HTMLファイルをしこしこと作ってます.オリジナルのファイルはWORDのファイルなんですが,WORD上でHTML形式で保存するやつがまったく使い物にならんのですよ.今回は消費税アップ後の価格の問題もあったので,思い切って全面的に手作業でHTMLを記述することにしました.
 しかし,いつも思うんですが,ネスケとIEって,細かいところの動作が違いますね.完璧をきすには両方でチェックしないと……

●3月23日
 ついでに(?)うちのホームページのトップデザインも変更.クリッカブル・マップっていうんでうか,グラフィックのある範囲をクリックすると,そこからリンクをはれるやつ.HTMLの参考書がunix系のHTTPD用だったので,うちのサーバ(CQのトップページのね)IIS用にはどう記述したらいいのか迷いましたが,なんとか見よう見まねで完成しました.
 最近はホームページ用などの素材集があるので,この手のデザインするのに,素材には苦労しなくなりましたが,それをそのまま使うんじゃ芸がないですからね.なんとかいろいろエフェクトをかけたりして,オリジナリティを出そうと………う〜ん,なんかのパクリみたいな絵しかできんな……もっと修行せねば.

●3月24日
 特集の担当だってのに,ホームページのHTMLなんか記述してる暇あるんか?とつっこまれるとつらいものがあるんですが……とりあえず,この機会に何ターンかデザインしておいて,いつでも(?)ページのデザインを変えられるようにしておきましたです.

●3月26日
 さて,原稿も順調に(ほんとか? ちょっといつもより遅いんですが…)入ってきたので,あとは私ががんばって編集作業をするのみ!
 編集者ってどんなことしてるんだって? 一通り原稿読んで,わからないところを筆者に確認したり,用語解説の追加を頼んだり,文章の校正や誤字の訂正などの作業(俗に“赤入れって”やつ)をして,レイアウト担当者に引き渡すんです.筆者から原稿はこない,印刷所からは早く入れてくれ!っということで,板挟みってやつでそりゃもう大変ですよ(^^;)
 そういやなんかの雑誌で読んだなぁ 原稿まだですか?の連絡をしてきた編集者に「編集者は泣くのも仕事だ!」とか言って電話を切ったライターの話.う〜ん,人事ではないぞえ.

●3月30日
 proxyの導入で、ついに社内LANと外部のインターネットとの間に結界(?)が張られた.安心なのはいいのだが、自由に外に出れないのはやだな……う〜ん、なんか設定がいまいちっぽくて、TELNETが通らないだのなんだの、問題が起きそうな……ま、なにせ初めてのことだから、トライ&エラーで行きましょう!

●3月31日
 明日から消費税5%だよ.といことで、CQのホームページも価格表示部分の改定作業に大忙し?! ページのデザインなどの更新もついでに…….
 さて、今日の夜中で一気に切り替えてしまおうと思ったものの、proxyのため社内からダイレクトにWebサーバへファイルをコピーできない!! FTPが通る設定ってどうやるんでしょう?
 ってことで、サーバルームでしこしこと、“FD”でファイルをコピーをするという情けない状況に…… とりあえず4/1の朝までには間に合わせないとな……これからのことは後から考えよう……


●1997年 2月に戻るのだ

●1997年 4月を読むのだ


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