(M)のドタバタ編集記 1998年9月号(?)


●9月1日
 あれ、気が付きゃPhotoShopもVer.5になってる…う〜ん、Ver.4んときも重くなったなぁ〜と思ったけど、Ver.5も輪をかけて重くなりましたね。そろそろうちの電子メディア制作専用マシンも、ペンタ郎IIに置き換えないと辛いかな…
 ん〜なんかメニュー項目が結構変わってますね…う〜ん、グラデーションツールで、円形にグラデかけたいんだけど、直線にしかならんなぁ。前はここに円形か直線かの設定項目があったのに… しょうがないヘルプを読むか… うげ…ツールアイコンのグラデボタンを押す(クリックしっぱなし)とグラデーション形状の選択ポップアップが!! Windowsなら右クリックだろぉ〜 これってやっぱ、1ボタンマウスが標準な某Macのせい!? 納得いかんぞ(このオペレーションを右クリックに変更する設定でできるのかな…)。
 んで、最後の最後に、手抜きなオープニングを作って、とりあえず完成かな? 今回のテーマは“宇宙旅行”な感じですが…う〜ん、いまいち。単に最近買ったCD-ROM素材集の絵を集めただけなんですけどね…次回はもう少しリキ入れて作らないとなぁ
 さて、あとは片っ端からメニューをクリックしまくって、バグがないか動作確認しないとね…

●9月2日
 あまり見てると次から次へとボロが出るので、このへんでやめておきましょう(笑)。っということで、InterGiga No.12 完成ぇ〜!
 うぉ! マスタアップの土壇場で、DirectX6到着! ランタイムモジュールの容量分はCD-ROMを空けてあるので、いれちゃいましょう! さて、これでほんとのホントに完成?!

●9月3日
 3.3Vと5Vのインターフェースって、結構めんどうだなぁ〜。SH-3(SH7708)ってパラレルI/O機能はあるけど、外部バスを32ビットで使うとパラレルI/O機能が使えない(なんと、D16〜D23ピンと兼用!?)んで、何か簡単にDIOするにも、外部に何らかのラッチやバッファが必要なんですよ…それでいてCPU電源は3.3Vなので、そのへんに転がってる74TTL(74が“転がってる”出版社ってのも凄いが^^;)そのままつなぐわけにはいかず…

●9月4日
 とりあえず、いきなりPCIってわけにもいかないので、CqREEK/Vr4300のようにCqREEK/SH-3にISAもどきバスを付けることを計画。幸いにして(!?)SH-3には、PCカードインターフェース機能が内蔵されていて、比較的アクセス速度の遅いデバイスを8/16ビットバス幅で接続するのに便利! と、データブックを見ぃ見ぃ回路を考える。
 SH-3のPCカードインターフェースは、ダイナミックバスサイジングもサポートしてる…んですが、その機能が使えるのはCPUがリトルエンディアンモードのみだそうで。うちのボードはビッグエンディアン固定…うぬぬ、残念。回路は可能な限り簡単なものにしたいので、ホントならダイナミックバスサイジングもちゃんとサポートすべきなんでしょうが、これもバッサリ機能を削る…16ビットデバイスには16ビット幅で、8ビットデバイスには8ビット幅でアクセスしろ!ってことで…

●9月5日
 友人と映画を見に新宿へ。待ち合わせの時間までちょっと間があったので、近くのビックパソコン館(だったっけかな?)のパソコン雑誌コーナーへ。おお! Interfaceを手にとってレジへ持っていく人ががが!! それ(10月号)、私が特集担当だったんですよぉ〜っと、心の中で叫ぶ(笑)

●9月6日
 夏休みは7月〜9月までの間に3日間取れるんですが、8月はInterGiga No.12の制作期間だったりで、まだ夏休み取ってないんですよ。っということで明日休もう。あ、でもInterGigaの検証DISK(あ、CDは“DISC”か)が届きそうなので、電子メディア担当のK氏にお願いしておこう。

●9月7日
 今日は夏休みです…(とわ言うものの…部屋の掃除やまとめて洗濯したりで一日終わる…)

●9月8日
 SH-3←→ISAもどきバス。できるだけ手持ちの部品で間に合わせたいが…足りない部品をリストアップして、あとで秋葉行って買って来なきゃ。とりあえず、いま配線できるところまでははんだ付けしてしまおう…
 しかし、ここ1,2ヶ月で、いったい何本の配線と何カ所のはんだ付けをしてきたのか(^^;)

●9月9日
 (シコシコと配線…)うぉ〜もうダメだぁ〜やっぱGAL使おう(ついに根性がなくなった) っということで、ひとっ走り秋葉に行ってとっても安いGALライタと、千石から16V8/20V8/22V10(ただし一番遅い15nsの)たくさん買ってくる。
 さて、ライタとGALはいいが、どうやって中身を書くの? っということで、EDA担当のHT氏をつつく(^^;) すると出てきたのはCUPL…う〜ん…私としてはPALASMかABELが…(^^;
 インターネットを探すと…PALASM互換のフリーのGALアセンブラをいくつか発見。しかしさすが?!フリーなだけあって、論理圧縮してくれないとかいろいろ制限が…。その中でも、22V10のみ対応だけどプリプロセッサな前処理で論理圧縮してくれる、ABELもどきのアセンブラ(いや、ABELだったらコンパイラと言うべき!?)を発見。うん、これ使おう。
 しかし…VHDLでCPLD/FPGAをさわってからGALを使うってのもなぁ〜順番逆??

●9月10日
 今日の夜は新宿で、某基板屋さんとPCIで苦労をおかけしている某筆者と、またまたPCIに関連したプロジェクトを進めるべく打ち合わせ。趣味の話(いや、すでにPCIそのものが限りなく趣味と化しているという話も…)からテポドンまで(^^;)、いろいろ話が弾んで11時頃までおつき合いいただきました。遅くまですいませんでした。

●9月11日
 う゛……ISAバス3000年の歴史(そんなにないない^^;)の奥の深さに負けた…そうか…8ビットデバイスに奇数アドレスからバイトアクセスするときは、SD0〜SD7をD8〜D15にバイトレーンを移さないとなぁ〜 バスサイジング関連機能をバッサリ捨てようかと思ったとき、何かひっかかるものがあったんですが、このことだったか…私が浅はかでしたスイマセン。
 さて困った…ユニバーサル基板、もう空いてるとこないよ(^^;)

●9月12日
 忘友人ちに遊びにいった帰り。をぃをぃ、東戸塚東京行き登り最終って、土日休日って11時2x分ぢゃない?? あやうく友人にダマされるところだった(笑) しかし悲劇は起こる…あわてて走って改札を抜けたせいか、どうやら切符を落としたらしい(財布まで落とさなかったのは不幸中の幸いと納得しよう^^;)…巣鴨で改札出れない(え゛?定期で出たらって?そらキセルでんがな…それに、今はキセル防止のため自動精算機に突っ込んだ定期って改札出れないでしょ) 行きで東戸塚で精算したという情報が定期に記録されていたので、それで駅員さんを納得させてなんとか脱出成功…っうう、780円が(T_T

●9月13日
 あれぇ〜今日は会社、床の清掃日か…っち、作業できねぇ〜ぢゃん。洗濯物も溜まってるし、部屋も掃除せにゃならんし、今日は素直に部屋に帰ろう。
 んで、部屋を掃除していたら…おお!福沢さんを1枚発見! ラッキー!?

●9月14日
 先日判明したISAバス3000年問題(なんだよそれ)の対策のため、高下駄作戦により小亀基板で面積を確保してなんとかバッファを実装。アドレスデコーダの細かなバグも、GALの焼き直しと配線の変更でなんとか対応。よっしゃ〜! これでISAもどきバスこんどこそ完成のはず。

●9月15日
 今日は忙しいぞ。午前中は船橋の友人のところに遊びに、夕方は所沢の友人のところに遊びに…(って、遊びに行ってるだけぢゃん^^;)いやいや、所沢の友人へは一応仕事ですので…しかし、ファミレスで夕飯たべてから外に出ると、バケツをひっくり返したような豪雨。ひぃ〜駅までまだ結構あるのにぃ。やっとの思いで電車にのり池袋に。こっちも超のつくような豪雨で、山手線ホームの柱に隠してある雨どいから雨水があふれるわ、天井からも雨漏りするわでホームが水浸し。でも巣鴨ついたら小降りになってたので、すかさず会社までダッシュ。時間的にももう終電なので、このままお泊まりだな(T_T

●9月16日
 あの豪雨、台風なんですね(^^;)。しかし、この前の4号と逆で、今回はえらい足の早い台風だったようで、なんかお昼にはもう晴れてるんですけど…
 それは置いといて…う〜ん、ISAもどきバスを載せたSH-3がどうもおかしい…デバッガが起動しない…いろいろ調べると…あれ?このバッファ、なんでリセット直後からイネーブルされるんだ?! っと、信号線を追っていくと…がぁ〜ん、そうか、CE1BピンはMD4ピンと兼用で、リセット直後は入力方向…しかもうちのCqREEK/SH-3ではMD4ピンをプルダウンで“L”に引っ張っている…こりゃリセット直後からイネーブルになるわ… このままだとバスが衝突するから、どっか別のところにコントロールビット作って、これもデコーダに入れるか…

●9月17日
 今度こそ完璧なハズ!! 次はPC/AT用シリアル/パラレルカードをSH-3のISAもどきバスに接続して、割り込み駆動の実戦テスト…う〜ん、なぜにデータが送信されない!? あちこちロジアナあてて解ったのは、8250のシリアル出力にはシリアルデータが出ている…RS-232-CコネクタのTxDには出ていない…ぢゃレベルコンバータが壊れた?!っと思ってからハタと気が付く…あ゛…±12V電源供給してねぇ〜や(チャンチャン)

●9月18日
 とりあえず、ISAもどきバス試作壱号機はこれでいこう。本家ISAにさらに近いタイミングにするには、もっと回路が欲しけど、ユニバーサル基板空いているとこないし。次はGALなんてせこい(?)こと言わずに、FPGAでも使ってちゃんとしたコントローラを作ろう…ん?? FPGA使うんなら、それこそISAなんてせこいバス使わないで“PCI”だよな…(^^;

●9月19日
 今日は夕方から仲間内での飲み会がるので、午後の筆者との打ち合わせは早めに済まさねば…とおもいつつ、結局午後3時すぎに駅につく。記事の詳細を打ち合わせをしにファミレスへ向かおうと歩いていたら「なんでこんな所にいんの?」っと友人とばったり(当然飲み会参加者)。「もう行くの? ごめん30分くらい遅れる」と伝言をあづけて筆者と打ち合わせ。
 結局45分ほど遅れてしまったけど…。今日の飲み会は、最近会社をやめた別の友人の事情聴取(^^;)を兼ねた飲み会。う〜ん、やっぱ体は大事にしないとなぁ〜

●9月20日
 やっぱSH-3のISAもどきバスは本家ISAより速いなぁ。某VGAカードがうまく初期化されなくて絵が出ない。BIOS ROMは読み出せてるけどVRAMの読み書きがおかしい。プログラマブルウェイトコントローラには設定できうる最大のウェイト数をすでに設定してるので、となると外部にウェイト要求回路が必要だな…
 もっとも、それ以外の原因で絵が出ない可能性もあるけど…

●9月21日
 今日は(も?)PCI関連をシコシコやってます。クロック入力にしたいピンが“L”のままピクリとも動かない…う〜ん、なんでやぁ〜?? 外部からトリガ条件を設定するに32ビットのシフトレジスタも欲しいし、もうMAX9560ぢゃ限界やね。使用率70%を越える頃には「神様仏様、どうかFitterが通りますように…」と祈りながら、MAX+plusIIのスタートボタンをクリックしてるし(笑)

●9月22日
 う゛〜失敗したぁ〜 逆から差し込まれるからピンの並び順、上下逆やん。おかげで…2,1,4,3,…というとってもわけわかんねぇ〜ピン配列…まぁFPGAだからピンの並びはなんとでもなるし、ピンの対応が間違ってなきゃ正常に動くんだけど…いや、でもデバッグするとき大変だよなぁ〜

●9月23日
 おぉ〜きたきた、某筆者にお願いしていたプログラムの第1版がきた…PCI BIOSコールと割り込み処理のサンプル!! これでPCIバッグツールの三種の神器(なんだよそれ)がそろうぞ!! …ん〜割り込みサンプル動かへんでぇ〜っと、バグレポート。やっぱ実機がないとデバッグできないよなぁ〜 土曜日、試作PCIボードもって行くか…

●9月24日
 夏休みあと2日残ってるので、消化します(いや、無理に消化するこたぁ〜ないんだけど^^;)

●9月25日
 Z……っは! う〜ん、やっぱアレとソレとコレが気になる… 登り最終で会社行く奴(^^;

●9月26日
 警備会社にTELして会社あける。パソコンの電源入れる。メールがいっぱい来てるのでレスを書く。いつも巡回しているサイトを回って情報収集する。…っは!もう5時やん。今日はPCIデバッグツールの割り込みサンプルのデバッグしに行く予定なので、それまでにPCIバスアナライザでハングアップ時の状態を調べておかないとな…う〜ん、INTA#出てるよなぁ〜ハードは問題ないと思うんだが…
 さて、いつもいつも予定の時間を(大幅に^^;)オーバーしているので、今日こそは時間きっかりに筆者宅に行かねば…と、所沢に着くと…またしても(9/15参照)バケツをひっくり返したような大雨…めちゃくちゃ降ってる。どうも所沢に嫌われているらしい(^^;)
 やっとの思いでたどり着いて、デバッグ開始(っつう〜ても、ハードウェアは問題なさそうで、割り込み制御関数内部のプログラム的な問題だと踏んでいたので、私はデバッグが終了するのを雑誌読みながら待ってただけですが^^;)。
 結局、カスケード接続PIC(ワンチップマイコンでわなくて割り込みコントローラ8259Aね)の操作が一部ミスってたそうで。PCI試作ボードを差し込んで、ポチっとな(死語)と割り込みボタンを押す…
    割り込みが発生しました。割り込みカウント=1
よっしゃ!! 動いた動いた!

●9月27日
 割り込み制御のサンプルも無事動いたので、やっと本題を進めることが出来ます。まず2MバイトフラッシュROM搭載PCIボードの書き換えプログラムですな。その前に、フラッシュROMの/BUSY端子の立ち上がりエッジ(書き込み/消去完了)でINTA#を出力する割り込み制御ロジックをインプリメントせねば…。
 なんか、ハードはVHDLだし、書き換えプログラムはCだし…両方が成立して一つのシステムなわけで、ある処理をVHDLで書いてハードで実装するか、Cで書いてソフトで実装するか、どっちに実装するかはシステム設計者である自分次第なわけで。しかもどっちもテキストエディタ上で似たような構文で記述するわけで…「どぉ〜しよっかなぁ〜」とニヤニヤしながらエディタで入力している綾しい奴がいます(^^;)
 for文の書き方でちょっと詰まったりもしましたが、とりあえず動く物が完成。しかしまぁ〜なんつ〜か、美しくないVHDLソースだなぁ(巨大なprocess文が1個!!)…動きゃいいってもんぢゃないでしょう…。もっと精進して、より美しくてエレガントでスマートでカッコイイVHDL記述スタイルを勉強せんとなぁ(^^;

●9月28日
 今日は某氏に頼んでおいた某電子工作(^^;)の納品日(笑)で、川崎までちょっと打ち合わせ。あと暇だというので、その後いっしょに秋葉原まで。3.3V系TTLでSH-3の60MHzのバスクロックを分周するためカウンタを…と思ったけど、置いてないのねぇ〜しかたないので74LV74を数個買って分周回路の代用。まぁ74が2個で1/8分周までいくからいいか。

●9月29日
 昨日買ってきた部品を使って、早速SH-3に実装したISAもどきバスにウェイト挿入回路を作成。ロジアナで見ると、ちゃんと/RDや/WE1パルスが引き延ばされているので、正しくWAIT信号を認識している…ハズなんですが、相も変わらず、VGAカードからは絵が出ない。う〜ん、タイミングの問題じゃないのか!? あと考えられる原因はなんだろ…う〜ん…

●9月30日
 10月号で紹介したPCI試作評価ボードの量産基板があがったそうで、今日受け取りに。あれ…なんか見た感じが違うような…外部コネクタ用やユーザーI/O用スルーホールのピン配置も違ってる。う〜ん、こりゃいままでの試作のボードが、本ちゃん版でも動くかどうか、テストしてみる必要があるな…


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