(図5) サブネットを使って表現したルーティングテーブル

(図5)サブネットを使って表現したルーティングテーブル


 インターネットの場合は?
  さきほどの「部分」というものを,IPアドレスの1ビットと考えます.そうすると,ネットマスクはIPアドレスと同じ長さの32ビットの値となります.  ネットマスクもIPアドレスと同じく,8ビットずつを10進数で表示します.図3のコンピュータAのルーティングテーブルを,ネットマスクを使って表現したものを図5に示します.  10.0.0.1から10.0.0.4の4つのIPアドレスを塊として,1つのサブネットとして扱い,   ネットワークアドレス 10.0.0.0   ネットマスク 255.255.255.0   もしくは省略して10.0.0.0/255.255.255.0 として表しています.  ルーティングテーブルの3行目は,次のように読むことができます.  「ネットワークアドレス 10.0.0.0/ネットマスク 255.255.255.0というサブネットは,10.1.0.2というコンピュータの先につながっているので,10.1.0.2に送ればよい」  あるIPアドレスが,あるサブネットに属してるかどうかを調べることも,郵便の方法とまったく同じです.

<コラム>サブネットのもう1つの表現方法

 本文では,サブネットを表現する方法として,ネットワークIPアドレスとネットマスクの組を使う方法を示しました.ネットマスクをそのままIPアドレスのように10進数で表示する方法のほかに,その1の数を数えて,IPアドレスのうしろに表示するという方法もあります.  例えば,ネットワークアドレス 10.0.0.0 ネットマスク 255.255.255.0 というサブネットの場合,ネットマスクの中に1の数は24個ありますので,10.0.0.0/24のように表示します.  ネットマスクと1の数の対応関係は次のようになります.

(コラム)サブネットのもう1つの表現方法



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