Daily? Diary

  2002年 7月 6月 5月

2002.08.23(Fri)    三十路は遠く思えれど

 あと1週間で30歳になる.

 20歳になったときも「これでわたしも大人だ(合法的にお酒が飲める&選挙権がある)」と思ったものだが,30歳となると「それなりの仕事ができる人材」にならなくては,というプレッシャーが身にせまる.「まだ若いから」の盾は,もう使えない.甘えが許されない年齢だ.

 でも,思い返してみると,20歳になったときも,はたまた6歳で小学校に入学したときも,似たような気構えを抱いたような記憶がある.今,ちまたの二十歳(はたち)や小学生を見ても,ただのこどもにしか見えないけれど,ね.
 少なくとも,こどものような30歳になることだけはやめようっと.…

2002.08.15(Thu)    盆

 お盆である.親と同じ都市圏にいるため,帰省などとは縁のない生活をしてきたので,どうも「お盆」の実感がない.
 「盆と正月がいっしょに来たようだ」という言葉は知っているけれど,お正月に匹敵する華やかな行事としてのお盆は体験したことがない.
 盆といえば,富山の「風の盆」は一度見てみたいと思っている.幽玄で美しい祭り,いや,祭りというよりは死者との対話のようなイベントらしい.

 あぁ,あっちにもこっちにも行きたい….って話がそれましたね.って何の話をしようとしていたのでしょうか?

2002.08.14(Wed)    わたしの夏休み

 そして今日も日は過ぎていった.世間では夏休みらしいけれど,わたしの夏休みはどこかへ行ってしまった.わたしを置いて….

 わたしの勤務先では「7〜9月の間,任意の日付で3日休んでいい」というかたちの夏休みだ.でも,そうすると,有給休暇を使う感覚で休んでしまうから,どうも「まとめて華やかに!」ってなわけには行かない.特に,小心者のわたしは哀しいかな,ちまちまと使ってしまう.
 で,1日が通院でしょ,1日がこどもの看病でしょ,…といつのまにか消えてしまった夏休み.いつもより空いている通勤列車をささやかな喜びとしながら,今日も働く日本のオカアサンであった.

2002.08.09(Fri)    はじめの一歩!

「まさか,こんな日が訪れようとは…」
 自分が結婚した日にそう思った.こどもが生まれた日にもそう思った.そして,今朝,こどもが歩いた.
 もちろん,普通に成長していれば,いつかは歩くのがあたりまえだが,ついにこの日が来たか,という思いが深い.

 というのも,数ヵ月前にある保母さんがこう言っていたからだ.

 「普通は"早く歩いてほしい"と思うけれど,わたしは,自分のこどもが歩き始めるのは遅ければいい,と思ったわ.だって,一度歩き始めたら,それから先は長い人生ずーっと自分の足で歩いていかなきゃならないもの.だから,そんなにあわてて歩き始めなくても…ってね」

 わたしは,遅いほどいい,とは思わなかったけれど,この保母さんの発言はとても印象的だった.

 そして,我が家にもついにこの日が来た.とは言え,まだ"歩いている"と言えるほどではない瞬間芸のレベルなのだけれど…(笑).

2002.08.07(Wed)    我慢強さ(ケチ?)

 暑く寝苦しい夜でも,最初にエアコンに手が伸びるのは夫のほうだ.男性は暑がりなのか? でも,冬のことを思い出してみると,これまた先にエアコンに手が伸びるのは夫だったような…
 男性のほうが暑さ/寒さに弱いのだろうか.いやそんなことはないだろう.単なる「こらえ性」の問題では,とわたしは密かに思っている.
 わたしの場合,環境問題意識よりもエネルギーのコスト意識なのだが,それだけではなく,自分の感じかたに合わせてせっせとまわりをコントロールしようというのも性に合わない.暑いなら暑いなりに,寒いなら寒いなりに,ある程度まではがまんして,がまんできなくなって初めてエアコンを付ければよいではないか.

 ふと思い出してみると,わたしの育った家がそうだった.真冬の朝でもなかなかストーブはつかない.そこで毛糸のセーターを着る.真夏も1台しかない扇風機を独占することはままならない.そこでウチワが活躍する.だいぶ後になってクーラーも導入されたが,「暑い暑い」と言いながらクーラーはつけずにウチワが活躍し続ける家だった.
 いっぽう夫は「光熱費は会社持ち」の寮に居たから今がある.うーん,環境っておそろしい.

2002.08.06(Tue)    すばらしい日々―たまに会っても話題がない?

 学生時代の友人らと,ひさしぶりに会うことになった.留学している者あり,子育てしている者あり,国際結婚した者あり,転職を繰り返している者あり,生活はいろいろだが会えばすぐ学生時代の顔に戻る,そんな気のおけない友人たちだ.すごくうれしい.

 生活は学生時代とは違うけれど,人間的には良い意味で変わっていない(えーと,成長していない,という意味ではなく…).だから,いつ会ってもすぐなじめる.
 願わくば,話題が合えばいいんだけど….

2002.08.05(Mon)    そんなに急いで…

 実家の両親が,四国で旅行中である.なんでも,2週間で八十八ヵ所めぐりをするそうで,(父親がプランニングしたのだが)1ヵ所30分という滞在時間を予定したという.せっかく行くならゆっくりすればいいのに,とわたしなどは思うのだが,全行程をめぐることが目的のひとつらしく,頑として受け入れられなかった.
 さてはてどんな旅になるのやら…と心配していたが,時折届く携帯メールによると,予定通り&楽しく進んでいるらしい.

 それにしても,会社人間だった父親にとっても,優良専業主婦していた母親にとっても,2週間もの旅行はしばらくぶりだろう(もしかして初めてかもしれない).勤続40年のごほうびだろうか.ともあれ,ぜひ満喫してきてほしいと子供ゴコロに思っている.
 でも,いいなぁ,2週間休んで四国一周….わたしにそれが許されるのはいつだろう.まぁ,まだまだしばらく先ですね.