Last Update 2012/09/14

トランジスタ技術SPECIAL
パソコン周辺インターフェースのすべて(SP No.63)
PCを使いこなすためのハードウェア規格リファレンス

トランジスタ技術SPECIAL編集部 編
宮崎 仁 著
B5判 176ページ
定価1,927円(税込)
JAN9784789832557
1998年7月1日発行
[絶版2006.3.1] トランジスタ技術SPECIAL パソコン周辺インターフェースのすべて(SP No.63)
大変恐縮ですが,こちらの商品は品切れ絶版となりました.

 パソコン周辺インターフェースの詳細を理解しておくことはますます重要になってきます.パソコンとバス,オーディオ/ビジュアル/マルチメディア,伝送ネットワークの分野について,個々の規格の成り立ちからその内容,実現方法をふくめて,リファレンスとして役立つように,解説を加えました.

目次

はじめに 本特集の読み方
 第1部について/第2部について
 パソコンのハードウェア標準規格(Windows95/NT4.0用)

第1-1章 PC97
 Microsoft社が作成したハードウェア標準/
 PC95とPC97のハードウェア・デザイン・ガイド
 (Windows 95の目標とその実現--最新のハードウェア資源の利用,
 ユーザ・インターフェースの提供,PC 95の概要--Windowsでの基本的な機能,
  PC 97の新機能--USBやIEEE1394,WDM,ACPIなど,
  PC 97の概要--用途ごとのPCターゲット)

 Windows98に対応したパソコンのハードウェア標準
第1-2章 PC98
 Microsoft社とIntel社が決めた次世代Windows向けハードウェア仕様/
 マルチメディア機能を強化するDirectX,DirectShowなどを装備
 (PC 98の特徴--200MHz MMX PentiumがCPUの最低ライン,
 PC 98の概要--Basic PC,Workstation PC,Entertainment PC)

 IBM社のパソコンに採用されたことから飛躍的に発展した拡張バス
第1-3章 ISA
 IBM社のパソコンに採用されたシステム・バス/
 ISAバス基板を構成するいろいろな仕様
 (システム構成,信号線定義,割り込みとDMA,アドレス・マップ,
 電気的仕様,ボード・サイズとコネクタ,拡張ボードのピン配置)/
 PnPのためのISAの拡張
 (EISA ID,コンフィギュレーション・レジスタ,
 コンフィギュレーション・レジスタのアクセス,
 レガシーISAカードのリードバック,PnP ISAカードの構成例)

 Intel社が提唱した次世代高速ローカル・バス
第1-4章 PCI
 PCI SIGで標準化が進められたローカル・バス
 (ISAからEISAへ,VLバスとPCI,AT互換機におけるPCIとほかのバスの動向)/
 PCIを使ったシステムの構成
 (PCIデバイス,基本的なインターフェース,信号線定義,
 コンフィギュレーション・レジスタ,電気的仕様,
 ボード・サイズとコネクタ,拡張ボードのピン配置,
 拡張ボードの消費電力,システム構成の例)

 OS,パソコン,BIOS,ハードウェアのメーカが協議して作った規格
第1-5章 Plug and Play
 パソコンへのハードウェアの追加が簡単にできるようにするための規格/
 パソコン関連のすべてのメーカが関係する機能
 (OSレベルの機能,BIOSレベルの機能,ハードウェア・レベルの機能)

 パソコンと周辺機器との接続を1本化するインターフェース規格
第1-6章 USB
 周辺機器とパソコンの接続を同一のコネクタで行う/
 いろいろな周辺機器に対応するためのテクニック
 (システム構成,信号とコネクタ,データ転送速度,ケーブル,
 転送速度の検出,パケットによる転送,トークンとハンドシェイク,
 転送のスケジューリング,転送のモード,電源の供給,同期方式,
 電気的仕様,パソコン側の構成の例,周辺機器側の構成の例)

 Apple社のFireWireが規格の元となった
第1-7章 IEEE1394
 ディジタルTV,ディジタルVTRも視野に入れた伝送規格/
 ハードディスクやビデオ機器とのインターフェースに使用される
 (システム構成,信号とコネクタ,ケーブル,データ転送速度,
 バス使用権の制御,転送のスケジューリング,
 サブアクションのモードとパケット,アドレッシング,
 バス・リセットとノードIDの自動設定,同期方式,電気的仕様,
 システム構成の例)

 Compaq,Intel,Microsoftで協議した拡張スロットの規格
第1-8章 デバイス・ベイ
 拡張ボードや内蔵周辺機器の機械的,電気的接続を容易にする/
 ハードディスク,モデム,各種セキュリティ機器の接続に使う
 (システム構成,デバイスの種類と外形寸法,デバイスの種類と消費電力,
 信号線の定義,コネクタ,転送速度,デバイス・ベイ・コントローラ,
 将来のインターフェースの動向)

 PCMCIAとJEIDAが共同して作ったPC Card Standard規格
第1-9章 PCカード
 電子手帳のメモリ・カードの規格が原点
 (本格的な標準化の始まり,規格の統一とPCカード)/
 大きさによって3種類あるPCカード
 (カードの種類,電源電圧の違いと電圧キー,カードのタイプ,
 カードの機能による分類,PCカードのコネクタ,信号線定義,
 カードの種類と電源電圧の検出,DMA要求機能の拡張,
 メモリ空間のアクセス,I/O空間のアクセス,電気的仕様,
 CISとタプル,システム構成とAPI,コントローラICの例)

 32ビットの高速PCカード規格
第1-10章 CardBus
 電子手帳のメモリ・カードの規格が原点
 (本格的な標準化の始まり,規格の統一とPCカード)/
 大きさによって3種類あるPCカード
 (カードの種類,電源電圧の違いと電圧キー,カードのタイプ,
 カードの機能による分類,PCカードのコネクタ,信号線定義,
 カードの種類と電源電圧の検出,DMA要求機能の拡張,
 メモリ空間のアクセス,I/O空間のアクセス,電気的仕様,
 CISとタプル,システム構成とAPI,コントローラICの例)
コラム 規格や情報の入手について

 電子楽器の間で音楽データをやりとりするための規格
第2-1章 MIDI
 多数のメーカが集まって日本でできた規格/
 音楽だけでなく,オーディオ,ビデオ,照明機器の制御もする
 (システム構成,接続の方法,信号線とコネクタ,
 トランスミッタとレシーバ,伝送方式,
 パソコンのMIDIインターフェース,メッセージのフォーマット)

 放送局機器用のディジタル・オーディオ・インターフェース規格
第2-2章 DAI
 VTRの音声をPCM化することからオーディオのディジタル化が始まる/
 CD,DAT,MD,DCC,PCM機器,ディジタル・シンセサイザなどをつなぐことが目的
 (対象とするディジタル・オーディオ機器,基本的な伝送方式,
 サブフレームのフォーマット,チャネル・ステータスのフォーマット,
 符号化とプリアンブル,伝送ラインの仕様,コネクタの仕様,DAIの回路例)

 世界的に見れば少数派の日本のテレビ信号規格
第2-3章 NTSC
 テレビ放送の歴史が物語る放送規格の違い/
 白黒放送と互換性をもたせたカラー放送規格
 (テレビ放送の基本方式,NTSC信号のフレーム構成,色信号の多重化,
 NTSC信号のおもな規格,NTSC信号の復調回路)

 IBM社のパソコン用に作られたビデオ・システム規格
第2-4章 VGA
 AT互換機といわれるパソコンのほとんどが装備しているビデオ・システム
 (VGA以前のビデオ・システム,VGAおよびそれ以後のビデオ・システム)/
 ビデオ・ボードの交換で新しいビデオ・システムに対応できる
 (ATアーキテクチャのビデオ・インターフェース機能,
 VGAのハードウェア構成,VGAのビデオ・モード,VGAのビデオBIOS,
 VGAのコネクタと信号線,VGAのディスプレイと信号タイミング,VGAの回路例)

 VGAの上位互換ビデオ・システム
第2-5章 SVGA
 サードパーティによって独自に拡張されたビデオ・システム/
 VBEで決めたVGAを超えるビデオ規格
 (VBEのビデオ・モード,VBEのメモリ・モデル,
 VBEのファンクション・コール,Windowsのビデオ・システム,
 多色表示のデータ・フォーマット,DMTのディスプレイと信号タイミング)

 画像データと音声データを転送するPCカード・インターフェース
第2-6章 ZVポート
 ノート・パソコンに座像や音声データを転送する方法/
 PCカードに画像と音声のデータを送るための取り決め
 (ZVポートのシステム,信号線定義,
 画像データのフォーマットとタイミング,
 音声データのフォーマットとタイミング,電気的仕様)



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