2002年4月号
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プラットホーム構築からアプリケーション開発手法まで 特集 GUIの組み込み機器への実装＆活用法 従来の組み込み機器では，物理的なボタンとLED，もしくはコマンドラインインターフェースなど，比較的単純なインターフェースが用いられてきた．これらは単純な処理の組み合わせと低スペックのCPUで実現され，その実装も比較的容易だった． しかし近年の組み込み向けCPUの高機能化および液晶ディスプレイの低価格化，そして何よりもユーザーの要望から，組み込み機器でも高度なGUIが必要とされるようになってきた．そしてその実装は，従来と比べて複雑かつ困難であると考えられている． 本特集では，組み込み用途で使用可能なGUIについて解説する．ウィンドウビルダなどを用いた画面構築，XMLやスクリプト言語などによるインターフェース設計などの話題を取り上げる．扱うGUIも，組み込みを強く意識したものから，デスクトップOSで使われるGUIとの継続性を意識したものまでを幅広く取り上げる． 掲載するサンプルプログラムは，それぞれのGUI特有の機能を用いることにより，各GUIの特性を把握し，GUIを選択するうえでのポイントとして紹介する． 第1章 なぜ組み込み機器が次々とGUI化されているのか？ 第2章 多国語対応も容易な 第3章 オープンソースで開発されているウィンドウシステム 第4章 組み込みからデスクトップまで適応可能なGUI 第5章 スクリプト言語によるGUIの実現 第6章 マイクロカーネルアーキテクチャを採用した 第7章 ネットワーク越しの開発とデバッグが可能な 第8章 XMLでの記述を可能にする Appendix ブラウザコンポーネントを利用してUIを構築する |
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第1章 なぜ組み込み機器が次々とGUI化されているのか？
最近，組み込み機器でのGUI（Graphical User Interface）の採用がさかんである． PDA，携帯電話，ディジタルカメラなどの小型携帯機器はいうにおよばず，ビデオなどの家電製品や，駅の券売機やコンビニエンスストアのデータ販売機やMDによる音楽販売，銀行のキャッシュディスペンサーなど，大型の組み込み機器にまでGUIが採用されている．この傾向は今後ますますさかんになっていくのだろうが，背景にある理由を探ってみる． （編集部） このページ以降で特集の内容の一部をご紹介します
組み込み機器におけるGUIの必要性 Copyright 2002 井上史雄 |
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