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 -実験と製作-


同軸を使って3.5/3.8MHzロングワイヤーを構築!
同軸ケーブルをエレメントにしたHFアンテナを求めて


本誌2002年3月号の「読者の製作実験室」に掲載された「同軸ケーブルをエレメントにしたアンテナ」の記事を興味深く読みました.というのも,現在,筆者が使用している3.5/3.8MHzが逆L型ロングワイヤーアンテナのラジアルをアンテナ側へ応用する試みであったからです.このロングワイヤーは,設置して約7年になりますが,ラジアルを短縮している同軸ケーブルの波長短縮率の原理について,何も疑問に思わずに使用していたことに気づきました.これを機会に,同軸の性質について理解できればと思い,参考文献を調べてみました.ただし,同軸の性質のすべてを理解できたわけではなく,また,時間の関係で理論を裏付ける実験もほとんどできていません.今回は,同軸をアンテナトして使用する場合,3月号の試作実験とは異なる給電方法があることがわかりましたので発表したいと思います.


急きょ自作したロータリーダイポールで初参加
All Asian DX Phoneコンテスト体験記


2001年は開局して15年,コンテストへの参加も同じく15年となった年で,ある意味で節目でした.いつまでたってもパッとした結果が出ないのはともかくとしても,この間,一度もDXと名の付くコンテストに参加したことがありませんでした.クラブ対応でAA(All Asia)が対象となったから,というわけではありませんが,昨年来の国内コンテストでのマルチバンドへの参加に続いて,未知の領域へ一歩足を踏み込んでみることにしました.All Asianコンテストが2週間後に迫った日曜日,ホームセンターに買い物に出かけたときのことです.園芸コーナーで何の気なしに,作物の支柱にする竹を模したパイプを眺めていたところ,突然「激安ロータリーダイポール!」という考えがひらめきました.

本物のPowre Line Communicationモデムを使った電力線インターネットの実験
〜JARLとARIBの共同実験から〜


2001年11月にPLC(電力線搬送通信,家庭に引き込まれた電灯線でインターネットを利用する技術.HF帯域を使って高速化の検討がなされている)の漏洩電波がアマチュア無線にどのような影響を与えるかを計測する実験をJARL関西地方本部が行いました.関西実験の環境では,電灯線に短波帯の信号を流すと確かに電波が漏洩すること,電灯線は短波帯電磁波エネルギーの伝送に適していないことがわかりました.関西実験では,もっとも実用化が進んでいるとされる米国HomePlug規格に準じた強度のシングルキャリア信号をSGから電灯線に注入して行いました.これはPLCモデムがいまだ国内では入手できないことと,短波帯における広帯域の無線設備,または高周波利用設備の認可が下りていないことから,代替策としたためです.詳細は本誌で.


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