目次
はじめに
第一章 デジタル画像の基礎 仕組みは簡単
サンプリングと量子化◎デジタル画像にするには二種類の操作がある
画素数◎画素数の相場はいくつ?
カラー画像信号◎色をつけるには
カラー画像データの並び◎どうやって一列にならべるの?
画像データの種類◎用途に応じてグレードがある
画像用語◎文化や分野によって違う
画像ファイル◎画像データの形式はいろいろ
コラム1●超デジタル写真整理法●一生の写真をすべて一枚のディスクに入れてしまえば?
第二章 画像入出力装置 コンピュータと画像の橋渡し
入力機器(1)◎デジタルカメラ
コラム2●デジタルカメラ●フイルムカメラを超える?
入力機器(2)◎スキャナ
コラム3●画素数のウソ●デジタル機器の画素数にはトリックがある
出力機器(1)◎ディスプレイ
出力機器(2)◎プリンタ
コラム4●解像度のウソ●プリンタの解像度は本当にあるの?
第三章 デジタル画像処理の基本操作 まずは画像をいじってみよう
階調変換◎明暗のバランスを操作する
色変換◎好みの色に変えよう
コラム5●グラビア写真●画像処理は第二のメイクアップ
空間周波数処理◎画像をシャープにしたりぼかしたりする
アンシャープマスキング◎見かけのダイナミックレンジを広げる
画像の切り出しと合成◎糊しろの要らないデジタル処理
コラム6●天体写真●見えないものを見せる
画像の移動・拡大・縮小・回転◎アナログ画像では簡単だったことが面倒になることもある
コラム7●画像接合●パノラマ画像も思いのまま
画素補間◎存在しない画素を作り出す?
コラム8●コンピュータグラフィックス●究極の画像処理
コラム9●超解像●細かい部分が見えてくる?
画像変形◎画像を自由自在に歪ませる
モザイク処理◎細かいところを意図的に見せない特殊効果
コラム10●表情変形●憎たらしい上司もこれで遊べる?
コラム11●電子透かし技術●見えないように印をつける
第四章 画像の評価 眼はどのように感じているのだろう
視覚の仕組み◎画像は結局眼を通り,脳が認識する
色の感じ方◎目は耳より性能が悪い?
色は計算できる(1)◎分光分布を三つの値に置き換える
色は計算できる(2)◎明度,彩度,色相を求める
色差◎色の違いを示す
コラム12●期待色●あなたにとって好きな画像は?
空間周波数成分の感じ方◎明るさ感覚は重要な情報源
ノイズ◎画質を決めるポイント
コラム13●画像認識●世間でよく使われる別の種類の画像処理
第五章 忠実再現のための画像処理 眼をだまして同じに見せる
画像処理の役割◎機器の劣化と画像の操作は分けて考える
階調◎画像の階調数はどれだけ必要?
疑似中間調処理◎二値のプリンタでニセの中間調を作る
AM/FMスクリーニング◎点描画の世界
ディザ◎光学スクリーン技術をそのままデジタルに
誤差拡散◎疑似中間調処理の本命
多値誤差拡散◎もっと滑らかにするために
機器独立色を使った色再現◎どんな機器でもどんと来い
キャラクタライゼーション◎機器の測色的特性を計測する
色域◎出せる色、出せない色を知る
色域マッピング◎出ない色を見かけ上あるようにだますには
ルックアップテーブルと補間演算◎大きな画像をすばやく色変換
カラーマネージメントシステム◎どんな機器でも同じ色にする便利なツール
オートホワイトバランス(1)◎目の順応をまねるには
オートホワイトバランス(2)◎デジタルカメラとフィルムスキャナの工夫
周波数変換◎画像のウラから見られる便利なツール
コンボリューションの空間周波数特性◎コンボリューションの周波数特性は?
鮮鋭性補正◎まずは特性を測定する
鮮鋭性補正◎ノイズを増やさず画像の鮮鋭性を元に戻すには
ノイズスライス◎ノイズを強調しないで,鮮鋭性を強調できる欲張りな方法
エッジを保つノイズ低減処理◎できそうでなかなかうまくいかない
画像圧縮(1)◎二値画像はちょっと工夫すればとてもコンパクト
画像圧縮(2)◎フルカラー画像は工夫の山
コラム14●画像処理でできること,できないこと●画像処理は魔法ではない
おわりに
参考資料
さくいん