「組込ハード&ソフト研究会」(第23回)が8月2日(土)に行われます
本研究会では,Interface2008年9月号をテキストをして使用します
《日時》 平成20年8月2日(土)
《場所》 岐阜羽島テクノビル2階 セミナールーム
《内容》 Interface9月号付属ColdFire基板のEthernetコネクタの半田付けから,簡単な組み込みWEBサーバ構築,組み込みネットワーク実験,開発ツールの紹介と使い方について解説します.
「組込ハード&ソフト研究会」(第23回)が8月2日(土)に行われます
本研究会では,Interface2008年9月号をテキストをして使用します
《日時》 平成20年8月2日(土)
《場所》 岐阜羽島テクノビル2階 セミナールーム
《内容》 Interface9月号付属ColdFire基板のEthernetコネクタの半田付けから,簡単な組み込みWEBサーバ構築,組み込みネットワーク実験,開発ツールの紹介と使い方について解説します.
ここでは,Interface 2008年9月号付属ColdFireマイコン基板についての
FAQ(よくある質問)情報をお伝えします
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Q10. BDMデバッガとして紹介されているMultilinkにはいくつか種類があるようです.ColdFireマイコン基板で使えるMultilinkはどれでしょうか?
A10. 説明が足りずに申し訳ありません.ColdFireマイコン基板で使用できるMultilinkは,ColdFire V2コア対応,26ピンBDM用Multilinkとなります.
・USBMLCF: USB ColdFire Multilink (ColdFire V2,V3,V4)
>>P & Eマイクロのサイト
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Q9. ネットワークに接続する機器の場合,MACアドレスを割り当てる必要がありますが,付属ColdFireマイコン基板にはMACアドレスが割り当てられていますか?
A9. 付属ColdFireマイコン基板それぞれにMACアドレスを割り当てています.ただし基板出荷時では仮のMACアドレスが書き込まれているので,本誌掲載の各種設定方法の説明に従って,正しいMACアドレスを設定してください.MACアドレスの設定に必要なナンバーは,付属基板および付属CD-ROMを閉じこんだ厚紙の表面右下に明記してあります.よってMACアドレスを設定するまで厚紙は捨てないでください.
なお,出荷状態のMACアドレス未設定の付属ColdFireマイコン基板を同一ネットワークに複数枚数接続すると,すべて同一の仮MACアドレスが書き込まれているため,正常な通信が行えません.MACアドレスを設定するときはネットワーク内に付属基板を1枚だけ繋いで設定してください.
ここでは,Interface 2008年9月号付属ColdFireマイコン基板についての
FAQ(よくある質問)情報をお伝えします
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Q8.フラッシュROMの内容を消してしまった場合,出荷時状態に復旧させる方法を教えてください.
A8.MCF52233内蔵のフラッシュROMの内容を誤って消してしまったり,正常に動作しないプログラムを書き込んでしまった場合,フラッシュROMの内容を復旧させる方法として次のものがあります.
ColdFireシリーズとしてもっとも一般的な方法は,BDMデバッガを使用する方法があります.本誌の説明にあるように,BDMデバッガを接続するには26ピンのBDM端子を用意する必要があります.本誌2008年9月号で紹介している付属ColdFire拡張ベースボードにはBDM端子が用意されています.
できるだけ安価にフラッシュROM内容を復旧させたいという場合は,本誌を2冊購入して基板を2枚用意していただき,出荷状態の基板を親機,フラッシュROMを消してしまったほうを子機として接続することで,親機側からフラッシュROMの内容を子機に書き込むことができます.手順については本誌2008年9月号の説明を参照してください.
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Q7.基板を見ると,8ピンSOPパッケージ用の未実装パターンがあります.回路図を確認するとシリアルROMを実装するようですが,ここに実装する部品を教えてください.
A7.Interface本誌では,現在のところその部品を実装して使用する事例などは予定しておりません.未実装部分にはSPI接続のシリアルROMを実装しますが,本誌2008年9月号で紹介している付属ColdFire拡張ベースボードは,付属ColdFireマイコン基板とSPI接続で通信するので,この未実装パターンにシリアルROMを実装していると,拡張ベースボードと正常に通信できなくなります.
さらに,本誌2008年10月号ではSPIを使ってSDカード/MMCカード・ソケットを実装し,各種フラッシュ・メモリ・カードを接続してアクセスする事例について解説する予定です.この場合も未実装パターンにシリアルROMを実装していると,フラッシュ・メモリ・カードを接続できなくなります.
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Q6.ColdFireマイコンを活用するための拡張ベースボードはありませんか?
A6.来栖川電工より付属ColdFireマイコン基板拡張ベースボードが発売される予定です.下記のページをのページをご参照ください.
>> 来栖川電工の「ColdFireマイコン基板拡張ベースボード」のページ
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Q5.ColdFireマイコン基板に搭載されているMCF52233に外部バスとのインターフェース機能はありますか?
A5.外部バスとのインターフェース機能はありません.
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Q4.追加部品セットはどこで入手できますか?
A4.コネクタ,DCジャック,ACアダプタなどを一つにまとめた周辺部品セットが(株)若松通商およびSilentSysytemから発売されます.下記のページをご参照ください.
>> 若松通商のColdFireマイコン基板「部品セット」のページ
>> SilentSystemのColdFireマイコン基板「部品セット」のページ
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Q3.基板に電源を入れて実際にEthernet通信をさせていると,CPUがかなり熱くなるようです.問題ありませんか?
A3.MCF52233は100Base-TX通信時,約300mAの消費電流になり,電源電圧3.3Vなので約1Wの消費電力となります.CPUパッケージも80ピンと小さく基板も小型の両面基板なので,放熱効果はあまり期待できません.常温で使用する限りはこの温度でも問題ありません.
なお,10Base-T通信時は消費電流が下がるので発熱温度も下がります.出荷状態で動作するCインタプリタSilnetCは,10Base-Tで通信する設定になっています.
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Q2.手元にパルストランス内蔵のRJ-45コネクタがあり,付属基板の部品取り付け位置に差し込んでみたらぴったりはまりました.これをはんだ付けして使うことはできるでしょうか?
A2.本誌2008年9月号第1章にも説明があるように,たとえ形状などが一致しても,内部の配線が異なるコネクタがあるので注意が必要です.内部の配線が異なるコネクタを取り付けてしまうと正常に通信できません.本誌2008年9月p.81の表Bに示すコネクタを推奨しています.
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Q1.購入した本に付属の基板にはLED1が実装されていません.
A1.LED1はパワーLEDで,電源が入ると点灯するというものです.削除しても動作に問題は無いため,コスト削減のため最終的に削除させていただきました.ご了承ください.
他にも,本誌2008年9月号特集に掲載の写真の中には試作版を使ったものがあるため,付属基板と仕様が一部異なるものがあります.
本特集では,下記に示す章に関するデータがダウンロードできます
特集 付属ColdFire基板ではじめるEthernet入門
第2章 簡単なネットワーク対応アプリケーションの作り方
第3章 ブレッドボードを使った周辺回路の接続例
第4章 CodeWarriorを使った制御プログラムの作成
ダウンロード・ページは,
「Interfaceホームページ」の左側の「Menu」の「ダウンロード」
になります.
写真
68000(東芝の互換品ですが…)と比較したところ….
残念ながらピン配置に互換性はありません.
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写真
ブレッドボードでいろいろな実験ができます.
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写真
各種センサをA-Dコンバータに接続して,
Ethernet経由で変換結果をパソコンに送信できます.
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写真
3軸加速度センサを使ってColdFire基板をジョイスティック替わりに使えます.
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写真
ColdFire付属基板にはリカバリ機能を内蔵しています.
親機側には裏面にメスの10ピンヘッダを実装して…
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写真
子機側にはオスの10ピンヘッダを実装し…
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写真
子機の上に親機を接続して,親機側から子機のフラッシュROMを
書き換えできます.これでCPU内蔵フラッシュROMの内容を誤って
消してしまってもすぐに復旧できます.
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写真
ColdFire基板用拡張ベースボードとPoE(Power over Ethernet)対応
スイッチングハブを繋いだ様子.LANケーブル1本で電源が供給できます.
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写真
ColdFire基板用拡張ベースボードにはBDM(Background Debug Mode)端子も
用意されているので,BDMデバッガを接続することでCodeWarrorを使った
プログラム開発も可能です.
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付属ColdFireマイコン基板を使うためには、
次に示す部品を入手して,読者の手ではんだ付けしていただく必要があります
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《パルストランス内蔵RJ-45推奨部品》 注:下記のうちいずれか一つ
メーカ:Stewart Connector 品番:SI-60002-F
メーカ:Pulse 品番:J0012D21NL
メーカ:KINSUN INDUSTRIES 品番:3070110204
《DCジャック推奨部品》
メーカ:マル信無線電機 品番:MJ-179P(内径2.1mmφ,外径5.5mmφ)
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これ以外にも、ピンヘッダなどの各種コネクタなどをはんだ付けすることで
機能を拡張することが可能です。
これら追加部品セットは,秋葉原の若松通商から購入することができます。
販売開始は,本誌発売日の7月25日からの予定です。
発売に先行して,特集目次を大公開です
------- 特集目次-------
付属マイコン基板をネットワークにどうつなぐ?何に使う?
プロローグ Ethernetで広がる世界
付属基板の特徴から基板の組み立て,基本的操作方法まで
第1章 付属ColdFireマイコン基板の基本的な使い方
製品の差別化とコストの削減を同時に実現するColdFireファミリ
Appendix1 付属ColdFireマイコン基板搭載MCF5223xシリーズ
UDP/HTTP/SMTP/POP/NTPを利用する
第2章 簡単なネットワーク対応アプリケーションの作り方
BASICのように対話的にコマンドを入力できる
Appendix2 CインタプリタSilentCの使い方
シリアル/USB/カメラ/温度センサ/サーミスタ/BDMプローブなどを簡単に接続する
第3章 ブレッドボードを使った周辺回路の接続事例
統合開発環境と周辺機能設定ツールを使ったプログラミング
第4章 CodeWarriorを使った制御プログラムの作成
3軸方向の動きを検出し3チャネルのアナログ値で出力する
Appendix3 3軸加速度センサMMA73xxLファミリ
加速度センサを使って基板を傾けた方向を検出
Appendix4 付属基板をジョイスティックとして使おう
Power over Ethernet対応でLCDやフラッシュ・メモリ・カードも接続できる
第5章 付属ColdFireマイコン基板を活用する拡張ベースボードの設計(前編)
ネットワーク・ケーブルによる電源供給制御を実現する
Appendix5 Power over Ethernet受電IC MCZ34670
開発したネットワーク機器にMACアドレスが欲しい!
第6章 MACアドレスの申請から取得までの手順
SilentC,CodeWarriorに続く第3の開発環境を用意
Appendix6 ColdFire用GCCとGDBスタブについて
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興味を持たれた目次題目はありましたでしょうか?
本誌は7月25日発売です.ご期待ください
ColdFire基板付き9月号の価格は,
1,980 円(税込み)です
2,000円でおつりがきます.チロル・チョコが買えます.
ちなみに,3の倍数です
付属ColdFire基板の外観は,こんな感じです.(クリックすると拡大します.)
付属ColdFire基板の回路図(pdfファイル)を公開します!ダウンロードしてください.
>>ColdFire基板の回路図(pdfファイル)
付属ColdFire基板の仕様は下記になります.
搭載CPU | Freescale Semiconductor社 MFC52233 |
センサ | Freescale Semiconductor社 MMA7360 |
基板素材 | CEM-3 |
基板層数 | 2層基板 |
配線ルール | ピン間2本 |
基板形状 | 横88ミリ,縦30ミリ,実装高さ3.0mm(出荷時) |
インピーダンス制御 | なし |
供給電源 | 3.3V入力,300mA(100Base-TX通信時) |
Interface 9月号では,
Freescale Semiconductor社製32ビットRISCマイコン
ColdFire“MCF52233”を搭載したCPU基板が付属します.
このCPUはEthernetコントローラを内蔵しており,
1チップでネットワーク対応システムを実現できます.
次号特集ではこの付属ColdFireマイコン基板を使って,
10Base-Tおよび100Base-TXに対応した
さまざまなEthernet通信プログラムの作成事例について解説します.
また,付属基板上には3軸加速度センサも搭載しており,
CPU内蔵A-Dコンバータに接続されています.
このセンサを使って振動を検出し,ネットワーク経由で
それを通知するシステムの構築事例ついても解説します.
CPU内蔵フラッシュROMにはあらかじめプログラムを
書き込み済みなので,コネクタをはんだ付けするだけで,
すぐにネットワーク対応アプリケーションの作成が可能です.
ご期待ください.
ColdFireマイコン基板が付属するInterface 9月号の発売日は,7月25日です.
Interface9月号(7月25日発売)の付属ColdFire基板特設ページを開設しました
付属ColdFire基板の情報をいろいろとお伝えしていきます