(M)のドタバタ編集記 1999年 2月号(?)


●2月1日
 ついに、Interface1999年3月号特集PCIデバイス設計データとデバッグプログラム群のダウンロード解禁日です(^^;) んが…すいません、バージョンの古いファイルがアーカイブファイルに混じっていたりして、最終確認をしています。明日には、明日には必ず……
 「なかなかダウンロードできるようにならないので、IPメーカなどから圧力がかかってVHDLの公開ができなくなったのでしょうか?」というようなメールは…来てませんが(^^;) 単純に私の作業が遅いだけです。ごめんなさいデス。

●2月2日
 昨日から弊社のメールサーバーの調子が悪いようです。HDDの空き容量が無い!というのは、メールサーバーとしては致命的な問題かと…(^^;) LAN管理者はすったもんだで、システム再インストールなど頑張っているようで、急遽別のマシンで仮のメールサーバーを動かしているとか…ん〜でもまだおかしい…だって明日のメールがもう届いてるし(笑…マシンの日付がおかしかっただけなそうですが) なんとか早急に復活してもらいたいです。
 まぁ某MS社のシステムなんか使うからという声はありますが、BackOfficeマガジンをやってる手前、このシステムを使わないわけにはいかないでしょう…

●2月3日
 Interface3月号のダウンロードページで、アンケート結果が続々と集まってきています。所属を見ると…ん〜大手さんが多いですねぇ。いや、もちろん反響があるのはうれしいんですが、いままでPCIデバイスなんて設計したことのない中小の会社に勤める人や、個人でもPCIデバイスを設計したい!っていう人が増えてくれると、よりうれしいです。

●2月4日
 ん〜いま編集中のInterface4月号のSH特集。アセンブラレベルからの解説が載ってるのがいいですね。CQ RISC評価キット/SH-1やSH-3に関連して、SHシリーズの記事を掲載することはありますが、いつもいつもページの都合でニモニックやアセンブラソースの説明を載せることが出来ずにいたので、いつかは…と思っていたことがやっと実現できた感じです。RISCはCで…とは言うものの、割り込み処理部など、どうしてもアセンブラを使わないと書けない部分があるんですよね…

●2月5日
 本日の某社での打ち合わせより…
 「凄いですね3月号。ソース全公開ですか? PCIで飯食ってたところ大変ですね…」(打ち合わせ相手談)
 PCIとは関連のない分野の方なのですが、3月号ご覧いただいてありがとうございます。ん〜でも、大丈夫じゃないですか? 記事で掲載しているのは簡単なターゲット機能だけですから…あれくらいで商売上がったりになるような技術力でPCIを飯のタネにしようなどというところはないでしょう。PCIデバイス設計の基礎中の基礎しか載ってないですよ。

●2月6日
 今日はPCI特集の筆者から、ハードもソフトも詳しい人をご紹介していただけるとのことで、秋葉で待ち合わせです(場所が千石電子の前つ〜のがなんとも…^^;)。
 DSPでビシバシプログラムを書けるわ、FLEXでPCIデバイスは設計するわ、NTのドライバもゴリゴリ書くわと、これは3月号に載っていた“超”が付くほどの優秀な技術者を絵に描いたような人です。しかも私やPCI特集の筆者と同じくらいの歳で(ですよね?)これほどの技術力とわ!! 仕事から趣味からいろいろ話をしましたが、ん〜これはかなり強力な人と知り合えたかも…ゆくゆくは常連筆者陣に!!! ということで、早速いくつかのプログラム開発をお願いするつもりです(^^;)

●2月7日
 性懲りもなく(?)、またまた得体のしれない(!)PCIボードをシコシコと製作中…ん〜PCIだから性能が高い!と思ってしまいますが、単にPCIバスを8ビットバスに変換してるだけで、載ってるデバイスは昔のままだから、インターフェースボードとしての転送レートはぜんぜん上がってません(^^;)
 さて、ハードができたら本当に動くかどうか(いや動くように作ったんだけどね)、さっそく3月号掲載のPCIデバッグプログラムでサンプルを組む… あれ? 割り込みが回りがおかしいな…ん〜割り込みベクタを設定した直後に飛んでるみたい…なんで?? うぉ! しまった!! こいつの割り込み出力は正論理だった!!(実はリセット直後から割り込み出しっぱ〜状態だったのね)

●2月8日
 PCIバスクロックは25Mだったり30Mだったり33Mだったりそれ以上(!?)の場合もあるから、あまりアテにはできんぞ…ってことで、結局ボード上に専用にクロックジェネレータを装備することに。よし、これでほぼどんな環境でも動くだろう…ってことで、早速これを某筆者に送ってNTのデバドラを書いて貰う!! こうご期待!!

●2月9日
 ん〜 PCIデバッグライブラリの一つ、32ビットI/O入出力ライブラリ IOFUNC がどうもおかしい…I/Oリードではちゃんと32ビットの値が返ってくるんだけど、I/OライトではCから呼ぶときに指定した unsigned long 型の変数の下位16ビットしか出てこない…しかもそれが上位16ビットになってI/Oに出てくる…なじぇ!? ん〜とりあえず、筆者に報告しておこう…

●2月10日
 あらら…やっぱりライブラリのバグでしたか…C言語プログラムから呼ばれるときの、引き数の受け渡し部分でミスってたそうです…それで下位16ビットが上位16ビットに出てきたのね… っということで、早速バージョンアップです(動作チェックを手抜きしてたのがバレバレですな…^^;)

●2月11日
 ん〜今日は雨か… まぁいいや、昨日発覚したライブラリのバグで、いろいろ修正せなあかんプログラムあるし、一つ一つつぶしていきましょか。
 …っと作業をしているところへTELが…え? Interface3月号のPCIターゲットデータが動かない!? そんなハズは…とりあえず、コンフィグレーション情報取得ツールREDPCI.COMで、コンフィグレーション状況を調べて貰いましょう…ん〜動かないハズないハズ(!?)
 …ん?(外を見ると)をぃをぃをぃをぃ…雨が雪になっちまったぜぃ…げげ…電車、動いてるかなぁ…

●2月12日
 Interface3月号のPCI特集に載せきれなかった部分を、これから編集作業を開始する5月号に掲載すべく作業を進める。3月号だとただのSRAMボードにしかならなくて、いまいちインターフェースボードとしてのイメージがつかめないかもしれませんが、次の記事はちゃんと目的/用途のある通信用インターフェースボードを作りますので、こうご期待。

●2月13日
 今日は某筆者宅に預けっぱなしだったCPUボードとISAバックプレーンボードを引き取りに行く…ついでに、中央林間までビデオデッキ引き取りのため、ちょっとしたドライブ。
 その帰り道、そういや通り道の近くだから!?と、学生時代からの友人宅にいきなり押し掛ける…彼は仲間内では現在ただ一人の“ドリ〜ムキャスト”所有者。セガラリー2やらバーチャファイター3tdを、それもVGA画面で拝ませてもらう。ん〜ちゃんと動いているぢゃないですか(あたりまえ)、綺麗ぢゃないですか(当然)。
 …っは! しまった…坂本龍一作曲の起動音を聞いてこなかった!!

●2月15日
 また風邪ぶり返したかな…いまいち調子が悪い。今日は編集会議があるんだけど、すいません、ちょっと遅れます。
 11日の「PCIデータ動きません!」問題も、操作上の間違いだったようで、正しくリセットして再起動したら動いたそうです。よかったよかった。

●2月16日
 IEEE1394特集の件で打ち合わせ。多摩モノレールに初めて乗ります。さすが開業したて(たしか去年の11月くらい?)で綺麗ですが…ん〜駅間が短いぞ…これくらい歩けよと思ってしまう…向こう3つ先まで駅見えるんちゃう?
 さて、原稿のほうはもうほぼ出来ていて、どこを掲載するかに悩むほどの分量。あと動作確認のために別のIEEE1394ボードやCPUと接続テストする必要がありますが、ソフトの移植だけでまず問題なく動くでしょうとのコト。ん〜期待しててください!

●2月17日
 う〜ん…ほんとは今日の夕方、V社に打ち合わせのハズが…

●2月18日
 そういうこともあるんですね…海外製の製品を扱う日本の代理店が変わることはよくありますが、そのために、うちのRISCキットの内容に影響が出るとは…ん〜どうしましょうね。
 昨日打ち合わせできなかった件、今日はわざわざ弊社まで来ていただくことに。おおお、やっと168ピンDIMMソケットを入手。これでアノ配線作業を進められます。

●2月19日
 スパムメールってやつですか、最近多いですね。@cqpub.co.jpのほうにはあまりきませんが、もう一つ持ってるニフティのIDには、怪しいサークル勧誘、期間限定特別販売、ねずみ講、恋人紹介(を)までいろいろ。ニフティにはときどき書き込みをしているので、それでIDがわかるのかな??

●2月20日
 先日の2月6日と同で、また別の筆者候補のかたをご紹介していただく…というか、すでにトラ技にも何度か原稿を書いていただいてるんですが…の打ち合わせで日野駅に。10時ってことは8時すぎには部屋を出ないとな(早起きするの久々(笑))
 んで乗り継ぎがうまく行きすぎて(?)20分以上も早く付いてしまった(^^;)けど、仲介してくれるはずの筆者の姿が見えず…でも、先方は普段から着物を着てらっしゃると聞いていたので、すぐに分かりました。あ、どうも初めまして…で筆者も遅れて到着。
 ちょっと前は某大手メーカでFA用コンピュータの設計などをされていたそうで、今は独立されて会社を興されています。これで大手を振って原稿が書けますね(笑) さっそく、うちのRISCキットを送って遊んで使ってみていただくことに…。
 打ち合わせ後は会社にもどり、あのSH-3にISAもどきバスを付けたあのボードを某筆者に送るための準備を。あれ以来ほっぽってたら、なんか調子悪くて… どこか配線が抜けたかなぁ〜と手配線基板をチェック…ん! なにこれ! ここショートしてるぢゃん!! 誰だよこんなはんだ付けしたの(ってそりゃ自分だろ) あれぇ??もしかしてあのとき動かなかったのはこれが原因!? (さっそく再度実験開始… スリープモードに入っていたディスプレイのリレーが“カチ!!”っと動く音が!!) あ゛〜絵が出たぁ〜 ん?でもちょっと絵がおかしいな…まだ他にも原因がありそうだな…

●2月21日
 168ピンDIMMソケットがサブモジュールに入らない!!(あれって規格で決まってるんでないの?)などのアクシデントで遅れていましたが、18日の打ち合わせで無事スルーホールに合うDIMMソケットを入手したので、さっそく配線作業開始です。
 まず、PCIボードにDIMM搭載サブモジュール基板を載せてみる…DIMMを差し込む…ぶつかる部分はないな…で、配線の状況をイメージする…イメージする…ブツブツ…(いや、前に、何も考えずに配線して、いざ使おうと思ったらぶつかってコネクタに入らないとかいう間抜けな事態に陥ったことがあるので^^;) うん、問題ないでしょう。さて、ウン百本(ってそんなには無いけど)の配線はんだ付け作業開始!!
 …6時間経過…あ゛〜もう飽きた〜(笑) せめて被覆をはぐ作業が軽減できればなぁ〜 前に買ったワイヤーストリッパーも、どうもいまいちで最近使ってないし… さて、あとデータバスの片側16本分!!(千鳥配列で狭いのなんの…)
 (すでに作業開始から12時間以上経過…) ふぅ〜終了…配線は間違ってないハズ。電源ショートはない…まずはDIMM未実装でPCIスロットにボードを入れ、おそるおそる電源を入れる…異音もない、異臭もない…大丈夫みたい。FLEX設計データをダウンロードしてみる…PCIデバイスとして認識OK。
 ぢゃ本物のSDRAMのDIMM行ってみようか! でハタと気が付く…いま手元にあるSDRAMのDIMMって128Mのしかないよ…って、いきなり128Mバイト? 下手すりゃ2万円パーだぞ(もちろんこれを買った当時はもっと高かったけど)…さらに、PCIボードやPC/AT本体もろとも昇天めされる可能性も… とは言う物の、いま手元にあるのがこれだけなので、えいや!で実装して電源ON! ボヒュ!という音は…しません…安心安心。テストプログラムGo! ん〜エラーメッセージ出ないから、ちゃんと読み書きできてるんでしょう。
 ハードウェアの完成は間近。あとはBIOS/ドライバの開発…ふっふっふ…これでSDRAM搭載PCIバス対応シリコンディスク実現への野望にまた一歩近づいたぞ…近日公開予定なのでお楽しみに!!

●2月22日
 あぁ〜やばい、もう2月も最後の週だ。InterGiga No.14、あと1週間です。結局毎回毎回、土壇場になってから動き始めるんだな(笑)
 さっそく、今回のCD-ROMに収録する体験版ソフトが続々…でもありませんが(^^;)宅急便で到着しています。この調子で今週中に全部集まればいいんですが…

●2月23日
 21日に配線したSDRAMカード…やっぱりおかしい…トリガジェネレータボードのハングアップLEDが点灯してしまう…よくよく見ると、バーストアクセスしている途中で約20μs弱の時間TRDY#が出なくなってイニシエータが待ってる。リフレッシュ期間中に“L”になるピンを同時に見てみると、SDRAMにアクセスを開始するときにリフレッシュがあると、そこでデッドロック状態になっているみたい…で次のリフレッシュが発生すると復帰する。これはシーケンサがフラグを見落としているか何かが原因っぽいな…

●2月24日
 PCIデバイスコンフィグレーション情報取得プログラム REDPCI.COM新バージョン完成!! これでやっとAGPを正しく認識できます。え゛?なんで REDPCI…赤いPCIなのかって? いえいえ、赤ぢゃなくて、READ PCI の省略形です… READPCI とか省略するなら RDPCI がいいって? まぁ作者がたまたま REDPCI にしてしまったってことで、深い意味はないです(^^;) ね>作者様

●2月25日
 やばいやばいと書きながら、実質的なCD-ROM製作作業は今日から開始しているという…ほんとうは昨日がCD-ROM収録データの締め切りなんですが、まだ全部集まってません。データ、早く送って下さぁ〜い>関係各位

●2月26日
 あ…そういえば、HTMLファイルのときのアイコンがなかったんだな…ってことで、オブジェクトビューワ(CD-ROMメニューシステムの中のプログラムです)のアイコン変えよう。ん〜アイコンデザインどうしよう…ファイル形式そのものを表現するか、中の情報の意味的なところを表現するか…アイコンの下にキャプションがついて[図1]とか[表3]となるから、アイコンはファイル形式を表す物にすべきか…とか考えたけど、結局安直なデザインのアイコンに落ち着く…センスないなぁ〜(^^;)

●2月27日
 InterGiga No.14もなんとか動く物ができてきたかな。まだまだメニューのデザインは前回のままだし、オープニング/エンディングも仮バージョン、そしてクリックしても“ファイルがありません”という項目が多い(^^;) 来週月曜日にはぜったいファイルくださいよ。でないと間に合いませんよ!

●2月28日
 ホントなら今日は仲間うちで温泉旅行のはずだったのに… CD-ROMマスタアップ直前の土日なんて、行けるわけないじゃん! と、誘いのメールに速攻レス。せめてあと1週間遅ければ、CD-ROM製作の疲れを癒やす旅行になるのになぁ〜(^^;)


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