2001年9月号

アクセス系からバックボーン系,ローカルネット系まで

特集 ブロードバンド時代の高速ネットワーク技術

 最近,「ブロードバンド(Broadband)」と呼ばれるインターネット接続サービスが普及しはじめた.ブロードバンドのもっとも大きな特徴としては,「高速なアクセス」という点がまずあげられる.具体的には,ADSL,CATVインターネット,FTTHなどのサービスである.「高速」と一口にいっても,1.5Mbpsのサービスから100Mbpsのものまである.また,伝送媒体も,電話線,同軸ケーブル,光ファイバなどさまざまである. 本特集では,これらのサービスがどのようにして高速なインターネットアクセスを実現しているか,原理から規格の詳細,最近の技術動向まで,詳しく解説していく.また,高速なネットワークシステムの構築に必須といえるギガビットイーサネット技術についても詳解する.さらに,これらのサービスを支えるバックボーン系光通信システムを実現する中心技術――WDM(波長分割多重)伝送技術についても解説する.

第1章 xDSL,CATV,FTTH,移動体通信,ギガビットイ−サネットからSONET/SDH,DWDMまで
高速ネットワーク技術の基礎 村上健一郎 52

第2章 電話線を利用して高速のディジタル信号を伝送する
xDSL技術の徹底研究 松本一也/上田雅巳 68

第3章 光ファイバの活用/ADSLとの競合・融和がポイントとなる
CATVインターネット技術の徹底研究 飯田健二 80

第4章 回線速度やコストによりさまざまな形態が検討される
FTTH技術の徹底研究 玉木規夫 94

Appendix 高速インターネット接続環境を集合住宅で実現する
HomePNAによるイントラネット環境の構築例 加藤久勝 107

第5章 さらなる高速化が検討されている
ギガビットイーサネット技術の概要と動向 松本信幸 109

第6章 1本の光ファイバに波長の異なる光を通してテラビット級の伝送を実現するインフラ技術
高速通信のための光波長分割多重(WDM)伝送技術 内藤崇男 121

第1章 xDSL,CATV,FTTH,移動体通信,ギガビットイ−サネットからSONET/SDH,DWDMまで

高速ネットワーク技術の基礎

このページ以降で特集の内容の一部をご紹介します

1. はじめに

2. ブロードバンド技術のカテゴライズ
バックボーン,アクセスネット,ローカルネット

3. ブロードバンド技術のカテゴライズ
物理層によるカテゴライズ-光ファイバ

4. ブロードバンド技術のカテゴライズ
物理層によるカテゴライズ-銅線を使ったもの

5. ブロードバンド技術のカテゴライズ
物理層によるカテゴライズ-電波を使ったもの


Copyright 2001 村上健一郎

 

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