オンラインコラム
-パソコン捨てる者あれば、拾う者あり- 01 02 03 04


メモリの種類を見分ける
 メモリの種類はピンの数で分けると3種類ある。30ピンの物と72ピンのSIMMそして168ピンのDIMMがある。よく使われているのがSIMM(Single Inline Memory Module)タイプのEDO-RAM(Extended Data Out DRAM)か、DIMM(Dual Inline Memory Module)タイプのSDRAM(Synchronous DRAM)らしいのだが、ピンの数はわかっても、EDOとかSDRAMの種類になるとよくわからない。見かけは同じでもEDOタイプのメモリでないとダメなんて言うマザーボードもある。私はメモリの種類がわからないとき、余り考えずに装着してみてダメな場合は交換している。それでマザーボードは壊れたことはない。ただ、完全に装着してない状態で電源を入れ、メモリのソケット部分から煙が立ち上ったことがある。しかしそのメモリも未だに使用できている。

 かつてメモリが今に比べるとかなり高かった。4Mメモリ1万円なんて言うのはつい最近である。それに比べると、かなり安く手に入るメモリであるので、安く手に入るチャンスがあればあまり種類を考えずにいただいてくるようにしている。参考までにSIMM、DIMMに関わらず、DOS/VでもMacでも使えるメモリは多い。どこかで使えると思われるので、捨てずにメモリは取っておこう。

ハブとLANケーブル

 パソコンの部品ではないが、最近ハブの中古が出回っているのを見かける。ハブにはダムハブとスイッチングハブがあるのだが、中古で出回っている物は殆どダムハブであると思われる。スイッチングハブは送られてきた信号の送られるべきネットワーク装置のMACアドレスを覚えているので、余計なパケットをばらまかない。つまり、ネットワーク全体のトラフィック減少に役立つわけである。

 とにかくスイッチングハブの中古がもしもあれば、是非手に入れたいところだが、残念ながらお目に掛かったことはない。

 最近は見かけなくなったBNCコネクタの付いた、10Base2ケーブルにも繋げるハブがあるが、この手のハブは最近新品では高価になっているので、1つ2つ中古で手に入れたいと考えている。

 LANケーブルもかつては信じられないような価格設定がされていたが、現在は随分安くなってしまった。だから、ジャンクで10Base2のケーブルが出ていると苦笑してしまうのだが、10baseTケーブルについても中古であれ、かなり使い道がある。(大体ケーブルの中古は使われていない物が殆どだ)先日ジャンクケーブルセットと書かれた袋に様々なケーブルを入れて500円で販売されていた。意外に使い道のあるケーブルが沢山入っていて重宝した。その中には2mの10baseTケーブルも入っていた。(当然新品であった)

インターネットオークションは
  宝の山だ

 私は良くYahooオークションを利用している。どこに行っても既に売られていないが、どうしても欲しいという物がときどきあるが、Yahooオークションで検索することにより大体見つけだすことができる。前述した3ComのNICもその1つだが、ロースペックのマシンを手に入れるにも最高の情報が提供されている。

 おそらく商品を出品している人たちも捨てるには忍びがたいと言うことで出されている方も多いのであろうが、リサイクルの新しい形として私は非常に評価し、重宝しているのである。

 実は、私の職場の周囲にもインターネットオークションで購入したパソコンを利用している方が僅かながら増加している。そして、皆LAN接続によりインターネットの利用はおろかファイル共有、プリンター共有でフルにその性能を活用しているのである。

手にしたケーブルは離さない

 SCSIケーブルやプリンターケーブル電源ケーブル等、私は捨てられていた物を含め極力収集して置いている。意外と場所も食うのだが、特に電源ケーブルなどいざとなると、意外となくしている場合が多く、ストックしておいて良かったと言うことになる。それにSCSIケーブル等は購入するとなるとかなり高価である。ケーブルではないが、先日外付けMOドライブを接続しようと、SCSIのターミネータを買いにパソコンショップに行った。しかし、なんと2000円もしたので買わずに帰った。仕方がないので、外付けのMOドライブの身ぐるみを剥ぎケースに直付けの内蔵型にしてしまった。このときもストックしていたSCSIケーブルが役に立った。

 先日も、わざわざ私の所に様々なケーブル類を山のように持ってきてくれた方があったが、これが最近随分重宝している。だから、”手にしたケーブルは離さない”ことにした。

リサイクルは義務、ケチは美徳?

 マシンのリサイクルと言うと偉そうだが、お金をかけずに機械がいじれるの至福の喜びである。安易に考えればケチなのかもしれないが、リサイクル法自体、捨ててある物を再利用するわけで、一昔前であれば、”行政が何もそこまでしなくても”と言われたかもしれない。

 まー一言で言うならば、”リサイクルは義務、ケチは美徳”である。

 読者も職場や、身の回りに転がっている、ジャンクな部品、ケーブルを再利用して色々な物を再生する喜びを味わって見てはいかがであろうか。そうそう、中身がだめならケースだけでも。工夫次第で、捨てられたパソコンも見事に再生するはずである。


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