Last Update 2019/06/11

C言語でLED・モータ・A-Dなどを制御する
組み込みマイコン教科書 H8 I/O編

今野 金顕 著
B5判 260ページ
CD-ROM付き
定価3,080円(税込)
JAN9784789818797
2007年5月15日発行
[絶版2014.7.29] 組み込みマイコン教科書 H8 I/O編

 マイコン応用組み込みシステムの開発では,たんなるプログラミング技法だけでなく,I/O周辺の知識が欠かせません.本書は,H8/3052を対象に,C言語プログラミング例を多数とりあげます.そして,とくに実用レベルになると必要性が急増する割り込みやDMA技法も重点的に紹介します.H8対象ですが,いずれの章も周辺技術を含めた解説になっているので,他機種CPUを利用する際にも十分に応用がきく内容です.
 好評既刊『マイコン技術教科書H8編』,『例解C言語教科書』につづく3部作.この3冊で,組み込みマイコンのハードウェアの基本,ソフトウェア,そしてハードウェア応用技法は完璧です.

目次

まえがき H8内蔵I/O索引

第1章 H8 の概要と割り込み処理
 1.1 H8の構成
 1.2 内蔵I/Oの概要
 1.3 メモリや周辺装置の増設
 1.4 ディジタル入出力
 1.5 割り込み処理
 1.6 割り込み処理関数の定義
 1.7 割り込み利用の留意事項
 コラム1.1 ポインタによるビット・アクセス

第2章 DMAの基本
 2.1 DMAとは
 2.2 H8のDMAC
 2.3 フル・アドレス・モードの利用例
 2.4 ショート・アドレス・モードの利用
 コラム2.1 ITUについて

第3章  SCIの利用
 3.1 シリアル通信のあらまし
 3.2 SCIの概要
 3.3 割り込みを使わないSCIの利用
 3.4 SCIの割り込みについて
 3.5 受信関係ルーチン
 3.6 送信関係ルーチン
 3.7 DMA利用による送受信

第4章 LEDの点灯制御
 4.1 LED
 4.2 LEDマトリクス
 4.3 7セグメントLED
 4.4 数字の動的表示
 4.5 マイクロコンピュータとの接続と駆動
 4.6 複色LEDマトリクスの点灯制御
 4.7 7セグメントLEDの点灯制御
 4.8 DMAによる点灯制御
 コラム4.1 イメージ領域

第5章 ステッピング・モータの制御
 5.1 ステッピング・モータとは
 5.2 ステッピング・モータの種類
 5.3 ステッピング・モータの動作
 5.4 ステッピング・モータの特性
 5.5 ステッピング・モータ・ドライバ
 5.6 マイコンによる直接制御
 5.7 タイマ割り込み利用の可変速制御
 5.8 TPCとDMA利用の可変速制御

第6章  直流モータのPWM制御と回転計
 6.1  PWM制御とは
 6.2 モータの定速制御
 6.3 モータ・ドライバ
 6.4 マイクロコンピュータによる制御
 6.5 ITU利用のPWM
 6.6 ITU利用の回転計

第7章  移動制御と位置検出
 7.1 移動制御
 7.2 位置・変位の検出
 7.3 エンコーダ
 7.4 ITU利用のエンコード・カウンタ
 7.5 位相計数のプログラム
 コラム7.1 グレイ・コード
 コラム7.2 ポート入出力表記について

第8章 アナログ量とA-D変換
 8.1 A-D変換器
 8.2 A-D変換の周辺回路
 8.3 アナログ量のセンサ
 8.4 H8内蔵のA-D変換器

第9章  データ処理とD-A変換
 9.1 D-A変換器
 9.2 D-A変換器の付帯回路
 9.3 内蔵D-A変換器の概要
 9.4 内蔵D-A変換器の使用例
 9.5 内蔵D-A変換器の応用例

第10章  ターゲットと開発環境
 10.1 ターゲット・システム
 10.2 プログラム開発環境
 10.3 makeユーティリティ
 10.4 LCD表示ライブラリ
 10.5 入出力関数を作る
 10.6 C言語による開発

巻末資料
〈1〉H8/3052内蔵I/Oレジスタ
〈2〉gccコマンド・オプション・サマリ
〈3〉objcopyコマンド・オプション・サマリ
〈4〉リンカ・スクリプト文法抜粋
〈5〉makeの起動オプション
〈6〉makeのマクロ展開
〈7〉Linuxの主なコマンド
〈8〉オブジェクト形式
〈9〉OPアンプの基本回路集

付属CD-ROMの内容と使い方

参考文献
索引

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