TQSLの「Callsign Certificate・コールサイン証明書」をバックアップするには「p12ファイル」がありますが,v2.0シリーズから,「tqslconfig.tbkファイル(以下・tbkファイルと表示)」が追加され「Callsign Certificate,Station locationとconfigファイル」をまとめてバックアップするようになりました.
さらに,TQSLに複数局を登録している場合には,これら複数局のCallsign Certificatesなども,一つの「tbkファイル」にまとめてバックアップします.
「tbkファイル」はTQSL終了時に自動で保存する設定がデフォルト (項目3参照) になっています.PCの故障対策や,複数のPCでTQSLを使いたいときなどのために,「tbkファイル」をUSBメモリーなどに保存すると安全です
TQSLを開いた画面で,上部にあるメニューの「File」をクリックします.開いたサブメニューの「Backup Station Locations, Certificates, and Preferences」をクリックします.
図10-1
サブメニュー画面
次は 図10-2のように保存するフォルダー画面になるので,「tbkファイル」を保存するフォルダーを決めて「保存(S)」をクリックします.
図10-2
保存するフォルダーを決めて保存
これで保存が完了しました.「Status Log」の枠に 図10-3 のように「Saving callsign certificate for ・・・・・Save operation complete. (保存作業完了)」と表示されています.
図10-3
保存完了
TQSLを開きます.図10-4 の画面で(Callsign Certificateが無い例)メニューの「File」をクリックすると「サブメニュー」が開き,図10-5の画面になります.
図10-4
TQSLを開く
図10-5の画面のサブメニュー「Restore Station Locations, Certificates, and Preferences」 をクリックします.
図10-5
サブメニュー画面
次の画面,図10-6で,保存しておいた「tbkファイル」の保存フォルダーを指定します.
このとき,もしtbkファイルが表示されないときには,右下にある「ファイルの種類」の▼印をクリックして「All files」を選ぶと表示されるでしょう.
図10-6
tbkファイルを読み込む
ここで,図10-6のように「tqslconfig.tbk」を選択してから,「開く」をクリックします.
これで,次の図10-7のように「Callsign Certificateなど」が読み込まれて,金色鍵孔印,Callsign Certificate,Station Locationが表示されTQSLが使えるようになります.
下段の「Status Log」 には,Restoring Callsign certifictes・・・・Restore Complete( 復旧完了).」と表示されています.また,Station Location タブの画面には「Station Location」が表示されているでしょう.
図10-7
TQSL v2.0.3には,TQSLを終了する時に「tbkファイル」を自動で保存する機能があり,自動保存する設定がデフォルトになっています.
この設定を確認,変更するには,図10-8のように,TQSLのメニュー「File」をクリックし,開いたサブメニューの「Display or Modify Preferences…」をクリックします.
図10-8
サブメニュー
次の 図10-9の画面のように 「 Allow automatic configuration backup 」の前の「四角枠」にチェック(レ印)が入っているでしょう.ここにチェックがあれば,TQSL終了時に,「tbkファイル」が自動で保存されます.保存されるフォルダーは「Backup File Folder」に表示されています.ここで,保存するフォルダーを変更することもできます.
図10-9
tbkファイル自動保存設定
以上