Last Update 2010/07/06

設計・研究のための実用プログラム集
Visual Basicによる
工学計算プログラム

黒田 英夫 著
B5変型判 256ページ
CD-ROM付き
定価3,520円(税込)
JAN9784789836937
2001年9月30日発行
[絶版2006.8.16] Visual Basicによる工学計算プログラム
大変恐縮ですが,こちらの商品は品切れ絶版となりました.
 本書は,技術者,理工学部生,研究者をターゲットに,工学計算プログラムについて解説した学習書です.これまでの工学計算について解説した書籍は,数式の解説に主体を置いたものが多く,パソコンの利用を前提にしたものは少数でした.また,パソコンを利用している書であっても,高価なツールを利用するものや,BASICやPascal,Cを利用していながらプログラムリストを掲載するにとどまるものが大多数でした.
 本書では,これらの点を考慮して,利用者の多いVisual Basicをプログラミング言語として選定し,付録CD-ROMに全プログラムを収録することによって,手軽に工学計算プログラムを体験できるようにしました.

目次

カラーで見る画面表示 口絵
まえがき

第1部 Visual Basicによる技術計算プログラミングの基礎

 第1章 技術計算の種類と取り組み方

 第2章 Visual Basicのプログラム作法
  2.1 Visual Basicに対する認識(従来BASICとの相違)
  2.2 技術計算のためのVisual Basic基本エッセンス
  2.3 Visual Basicプログラミングの注意点
  2.4 データ入力の画面例

 第3章 プログラムの流用方法 21
  3.1 プログラム全体の基本構成
  3.2 画面からのデータ入力
  3.3 データのファイル処理
  3.4 データの印刷
  3.5 計算部分
  3.6 グラフの作画

 第4章 表計算ソフトの利用
  4.1 計算結果をファイルへ書き出す命令
  4.2 数値データの書き出し形式

 第5章 グラフソフトの利用
  5.1 グラフ作画用データの作成
  5.2 グラフの作画
  5.3 重ね書きグラフの作画

第2部 個別プログラム手法

 第6章 差分法・有限要素法の解き方(バンドマトリックス計算)
  6.1 差分法
  6.2 有限要素法
  6.3 バンドマトリックス計算

 第7章 最適化計算手法(KH法)
  7.1 KH法
  7.2 KH法計算プログラム

 第8章 高精度重回帰分析
  8.1 重回帰分析の基本的計算方法
  8.2 従来の重回帰ソフトの問題点
  8.3 高精度重回帰「RegSuper」の特長
  8.4 重回帰式の種類
  8.5 因子の自動探索方法
  8.6 高精度重回帰の計算方法
  8.7 説明変数の感度計算
  8.8 最適化の計算

 第9章 繰返し計算の収束法
  9.1 繰返し計算の例題
  9.2 緩和係数法
  9.3 変化量制限法

 第10章 データファイル
  10.1 データファイルの分類
  10.2 入力データファイル
  10.3 結果データファイル
  10.4 一時保存データファイル

 第11章 計算の高速化
  11.1 変数タイプによる比較
  11.2 配列変数の次元数

第3部 添付ソフトの紹介

 第12章 方程式ソルバー
  12.1 フルバンドマトリックス/BMSolverF
  12.2 ハーフバンドマトリックス/BMSolverH
  12.3 1元方程式/RegularFalsi
  12.4 多元1次方程式(ガウス消去法)/LineEqua
  12.5 逆行列計算/InvMatrix

 第13章 最適化計算プログラム(KH法)
  13.1 2次関数方程式の計算/KHMethod
  13.2 非正方行列の逆行列計算/FEMStress2

 第14章 2次元構造解析「FEM2D」
  14.1 プログラムの機能・構成/FEM2D
  14.2 自動メッシュの元データの作り方
  14.3 構造データの作り方
  14.4 「自動メッシュ」プログラム
  14.5 「データ」処理プログラム
  14.6 「計算」プログラム
  14.7 「後処理」プログラム
  14.8 平面応力/歪みの計算例
  14.9 板の曲げの計算例
  14.10 軸対称体の計算例
  14.11 等高線図作成時の三角形分割

 第15章 2次元熱伝導解析「Therm2D」
  15.1 プログラムの機能・構成/Therm2D
  15.2 自動メッシュの元データの作り方
  15.3 構造データの作り方
  15.4 「自動メッシュ」プログラム
  15.5 「データ」処理プログラム
  15.6 「計算」プログラム
  15.7 「後処理」プログラム
  15.8 軸対称体の計算例
  15.9 等温線図作成時の三角形分割

 第16章 高精度重回帰分析「RegSuper」
  16.1 プログラムの機能・構成/RegSuper
  16.2 入力データ構成
  16.3 例題(射出成形試験)
  16.4 「データ」処理プログラム
  16.5 「重回帰計算」プログラム
  16.6 「結果まとめ」プログラム
  16.7 「最適化計算」プログラム
  16.8 「グラフデータ」プログラム

 参考文献
 付録CD-ROMについて
 添付ソフト等のサポートと算生会について
 索引



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