Last Update 2010/07/06

Visual Basicによる
3次元熱伝導解析プログラム

黒田 英夫 著
B5変型判 256ページ
CD-ROM付き
定価3,850円(税込)
JAN9784789837064
2003年6月1日発行
[絶版2007.11.6] 3次元熱伝導解析プログラム
大変恐縮ですが,こちらの商品は品切れ絶版となりました.
 有限要素法は機械や構造物の解析に広く使用され,近年,3次元解析プログラムとしても多用されています.しかし,3次元解析プログラム全体ついて詳しく解説した書籍はあまり見かけません.そのため,解析技術を理解し自前でプログラムの改良や開発を行い,解析技術の競争力を向上させることが難しくなっています.
 本書は,このような背景を考慮して,3次元熱伝導解析についての基本的な理解を深めるとともに,実用的なプログラムを提供することで,個人であってもパソコンを使用し手軽に3次元熱伝導解析を実用していただくことを念頭においた理論&実践書です.
 有用かつ手軽な3次元熱伝導解析プログラムを求めていた技術者,研究者,学生等々にとって,本書は待望の書と言えるでしょう.

目次

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 まえがき

第1部 3次元熱伝導解析の計算方法
 第1章 3次元熱伝導の有限要素法
  1.1 使用要素
  1.2 3次元熱伝導の方程式
  1.3 境界条件の種類

 第2章 ガウス積分による要素の各種積分
  2.1 体積積分
  2.2 面積積分

 第3章 大規模FEMに適したICCG法によるソルバー
  3.1 ICCG法の計算式
  3.2 ICCG法のプログラム

 第4章 解析計算プログラムの詳細
  4.1 使用変数の宣言
  4.2 計算制御部分
  4.3 解析計算の主要なサブルーチン
  4.4 解析計算関連のその他のサブルーチン

第2部 3次元構造の自動メッシュ方法
 第5章 3次元自動メッシュの基本仕様
  5.1 全体の手順
  5.2 断面の自動メッシュ
  5.3 部分構造の自動メッシュ
  5.4 全体構造の作成

 第6章 2次元断面自動メッシュ方法の詳細
  6.1 2次元形状の元データ作成
  6.2 2次元自動メッシュの基本フロー
  6.3 メッシュ数の設定
  6.4 主メッシュ線のカット長計算
  6.5 主メッシュ線と外郭との交点算出
  6.6 外郭との交点のソーティング
  6.7 主メッシュ線とサブメッシュ線の交点算出
  6.8 四角形要素の生成
  6.9 形状定義点の選択
  6.10 中間節点の設定
  6.11 要素節点の付番変更
  6.12 放射メッシュ

 第7章 3次元モデル化とメッシュ生成
  7.1 柱状体の自動メッシュ
  7.2 軸回転体の自動メッシュ
  7.3 構造どうしの合成

第3部 3次元構造の作画方法
 第8章 3次元作画の基本仕様
  8.1 投影方法
  8.2 座標系
  8.3 座標変換の順序
  8.4 作画の種類と仕様

 第9章 構造モデルにおける平行・回転移動の座標変換
  9.1 アフィン変換
  9.2 3次元座標変換のプログラム

 第10章 スクリーンへの投影における座標変換
  10.1 視点座標系への座標変換
  10.2 スクリーン座標系への座標変換

 第11章 ワイヤーフレーム表現における隠面処理
  11.1 隠面処理の種類と方法
  11.2 隠面処理の基本フロー
  11.3 隠面処理のプログラム

 第12章 等高線の作画と色塗り
  12.1 等高線の作成方法
  12.2 等高線の色設定
  12.3 等高線間のカラーフィル方法
  12.4 多角形色塗りのプログラム
  12.5 等高線作画のプログラム

 第13章 画面表示と倍率調整
  13.1 画面の座標系と写像
  13.2 構造図の画面表示のプログラム

 第14章 構造モデルの部分拡大表示
  14.1 部分拡大の方法
  14.2 部分拡大のプログラム

第4部 収録プログラムの使用法と解析事例
 第15章 FEM断面データ作成プログラム「SectData」
  15.1 有限要素と自動メッシュ
  15.2 プログラムの機能・構成
  15.3 自動メッシュの元データの作り方
  15.4 断面のデータの作り方
  15.5 「元データ」サブメニューの処理内容
  15.6 「断面データ」サブメニューの処理内容

 第16章 3次元熱伝導解析プログラム「Therm3D」
  16.1 有限要素と自動メッシュ
  16.2 プログラムの機能・構成
  16.3 構造データの作り方
  16.4 「断面データ」サブメニューの処理内容
  16.5 「部分データ」サブメニューの処理内容
  16.6 「全体データ」サブメニューの処理内容
  16.7 「計算」サブメニューの処理内容
  16.8 「後処理」サブメニューの処理内容
  16.9 計算事例

 参考文献
 付録A 付録CD-ROMについて
 付録B Visual Basic 5.0 / 6.0版に対するVisual Basic .NET版の変更点
 付録C CD-ROM収録ソフト等のサポートと算生会について
 索引




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