Last Update 2010/07/06

Visual Basicによる
固有値計算&振動解析プログラム

黒田 英夫 著
B5変型判 口絵4ページ+204ページ
CD-ROM付き
定価3,300円(税込)
JAN9784789837040
2003年3月1日発行
[絶版2006.12.1] 固有値計算&振動解析プログラム
大変恐縮ですが,こちらの商品は品切れ絶版となりました.
 コンピュータ解析の大きなテーマの1つに行列の固有値計算があります.そして固有値計算の応用として振動解析があります.
 これらについては,関連する工学書,Webサイトでいろいろな情報・基礎知識,ソフトウェアを得ることができますが,理論と実用を兼ね備えたものはあまり多くないようです.そこで,本書では,ポピュラーなVisual Basicを用いてこれらのプログラムを作成するうえで実用的な計算方法を検討し,「現場」で使えることを目的としたカスタマイズ可能なプログラムを提供しています.有用かつ手軽な固有値計算,振動解析プログラムを求めていた技術者,学生等々にとって,本書は待望の書と言えるでしょう.

目次

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 まえがき

第1部 固有値問題の理論
 第1章 固有値問題の分類と振動解析
  1.1 標準固有値問題
  1.2 一般固有値問題
  1.3 振動解析の固有値

 第2章 対称行列の標準固有値の計算方法
  2.1 標準固有値問題
  2.2 固有値計算の解法
  2.3 ヤコビ法
  2.4 ランチョス法
  2.5 固有ベクトルの計算方法
  2.6 固有ベクトルの正規化
  2.7 固有値の計算順序への対応
  2.8 行列要素のバランス処理
  2.9 ヤコビ法の改良と計算時間

 第3章 非対称行列の標準固有値の計算方法
  3.1 標準固有値問題
  3.2 固有値計算の解法
  3.3 ハウスホルダー法
  3.4 アーノルディ法
  3.5 QR複合方式
  3.6 シングルQR法
  3.7 ダブルQR法
  3.8 固有ベクトルの計算方法
  3.9 固有ベクトルの正規化
  3.10 固有値の計算順序への対応
  3.11 行列要素のバランス処理

 第4章 振動固有値の計算方法
  4.1 MK型振動固有値の計算方法
  4.2 MCK型振動固有値の計算方法
  4.3 コレスキー分解の計算式
  4.4 MCK型の固有ベクトルの計算方法

第2部 プログラムの計算理論と使用法
 第5章 標準固有値解析プログラム「StdEigen」
  5.1 プログラムの機能・構成
  5.2 例題
  5.3 「データ」サブメニューの処理内容
  5.4 「計算」サブメニューの処理内容

 第6章 振動固有値解析プログラム「VibEigen」
  6.1 プログラムの機能・構成
  6.2 例題
  6.3 「データ」サブメニューの処理内容
  6.4 「計算」サブメニューの処理内容

 第7章 部材2次元体データ作成プログラム「Bars2DT」
  7.1 有限要素法の計算方法
  7.2 プログラムの機能・構成
  7.3 構造データの作り方
  7.4 「データ」サブメニューの処理内容

 第8章 部材振動解析プログラム「BarsVib」
  8.1 振動解析の計算方法
  8.2 プログラムの機能・構成
  8.3 例題
  8.4 「Bars2Dデータ」サブメニューの処理内容
  8.5 「データ」サブメニューの処理内容
  8.6 「計算」サブメニューの処理内容
  8.7 「後処理」サブメニューの処理内容プログラム

 第9章 2次元構造データ作成プログラム「FEM2DT」
  9.1 有限要素法の計算方法
  9.2 プログラムの機能・構成
  9.3 自動メッシュの元データの作り方
  9.4 構造データの作り方
  9.5 例題
  9.6 「自動メッシュ」サブメニューの処理内容
  9.7 「データ」サブメニューの処理内容

 第10章 2次元振動解析プログラム「FEM2Vib」
  10.1 振動解析の計算方法
  10.2 プログラムの機能・構成
  10.3 例題
  10.4 「FEM2Dデータ」サブメニューの処理内容
  10.5 「データ」サブメニューの処理内容
  10.6 「計算」サブメニューの処理内容
  10.7 「後処理」サブメニューの処理内容
  10.8 軸対称体の計算例

 参考文献
 付録A 付録CD-ROMについて
 付録B CD-ROM収録ソフト等のサポートと算生会について
 索引




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