第1章
インターネットと並ぶ次世代情報インフラの概要
ディジタル放送システムの基礎技術
吉村 俊郎
本章では,21世紀の重要な情報インフラとなるディジタル放送システムを構成する技術について,その全体像を詳しく解説する.とくに,2000年12月から本放送が開始される衛星(BS:Broadcasting Satellite)ディジタル放送は,ハイビジョンをベースとし,さまざまなマルチメディアサービスを付加した放送サービスが行われるが,そこで用いられている技術規格を中心に説明する.そして,ディジタル放送システムの中の個々の要素技術の位置付けとそれら相互の関連性に関しても解説する.また,ディジタル化の準備が進められている地上波,CATVの技術動向についても紹介する. (筆者) |
1.1 ディジタル放送のシステムイメージ
1.2 現在の開発動向
1.3 ディジタル放送のサービスイメージ
1.4 システムモデル
1.5 プロトコルスタック
2. BSディジタル放送における技術
2.1 概要
2.2 伝送路符号化方式
2.3 多重符号化方式
2.4 映像符号化方式
2.5 音声符号化方式
2.6 データ符号化方式
2.7 CAS(Conditional Access System:条件付アクセスシステム)
2.8 受信機
2.9 放送局システム
2.10 サーバ型放送方式の動向
2.11 2.6G衛星ディジタル音声放送の動向
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