電力制御のためのデバイスの基礎知識から応用回路まで

パワーMOSFETの実践活用法

トランジスタ技術編集部 編

   パワー・トランジスタは,長年にわたって電源を中心としたパワー・デバイスの主役でした.しかし,この10年間にパワーMOSFETが様々な分野でこれに取って代わり,今やパワー・エレクトロニクスにおいてなくてはならない素子となりました.

 現在,パワーMOSFETはスイッチング電源をはじめとして,モータ制御,オーディオ増幅器,ロジック回路,スイッチ回路,高周波リニア増幅器などの主要部品となり,例外を除いてパワー・トランジスタの使用頻度は激減しています.

 それは,パワー・トランジスタと比較して,使いやすく安価で,しかも特性的に優れているからです.

 初期のパワーMOSFETは,高周波特性は優れていましたが,オン抵抗が大きいためにオン損失がパワー・トランジスタよりも大きい素子でした.しかし,最近のパワー・MOSFETのオン抵抗は大幅に低減されてきています.


本書の内容

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