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MARK-V FT-1000MP Field LUSO 28 NSクランプアップタワー建設 フリーソフトウェア DXmonitor 車内から地球規模の交信に挑戦 マレーシアのアパマンハム SCJHC活動リポート ナガラ電子工業NTA-371Plus
■速報 VP8THU サウス・サンドウィッチ諸島DXペディション 〜小規模な設備による珍エンティティからの挑戦〜 2002年1月19日〜22日までの約4日間,国際メンバーにより構成された「マイクロライト・ペンギン DXペディションチーム」によるサウス・サンドウィッチ諸島からのDXペディションが,VP8THUのコールサインで行われた.運用場所は,サウス・サンドウィッチ諸島にある南トゥール島である. 南トゥール島は南大西洋の亜南極地帯に位置し,無数のあごひげペンギンが生息する無人島.普段から雨,雪,そして強い風が吹き荒れ,自然環境はたいへん厳しい場所だ.それゆえにアマチュア無線の運用は困難をきわめ,DXの世界では常に要求度の高いエンティティとして位置づけられている. 今回のDXペディションでは,そうした南極地域のシリアスな特性と厳しい天候を踏まえ小規模な無線設備が使われたが,良好なバンドコンディションにも恵まれ,7〜28MHzのSSB/CW/RTTYで約30,000 QSOを達成した.ここでは,DXペディションメンバーの一人である9V1YC James Brooks氏から寄せられた過酷なDXペディションの世界を覗かせる写真を紹介します. ゴムボートで我々と機材を運ぶブレーブハート号の乗組員.55ノットの強風とうねりの中,荷揚げは慎重に行われた.