2002年 11月 10月 9月 8月 7月 6月 5月
2002.12.30(Sun) 一つ足りない さあやるぞ! と張り切っての休日出勤.だが,必要なケーブルを間違って持ってきてしまい,作業にならない. 今日のこの日,ここにくるために,どんな苦労をしたと思っているのか….などということは言うまい. 2002.12.28(Sat) イナゴを食べた! 生まれて初めて,イナゴのつくだ煮(?いり煮?甘辛煮?)を食べた.実家の母親が「珍しいものだから,ちょっと食べてみない?」と持たせてくれたものである. 「大丈夫,エビのような味がする,って言ってた人もあったし.甲殻類と昆虫類はそう違うわけでもないだろうし(?)」などと自分を励ましながらも, 「大丈夫,さりげなく食べるに限る」と見ないようにして口に運ぶ.カリッ.ムシャムシャ.味はよく分からない.いわゆる砂糖としょうゆの味がする,カリカリする食べ物である.別に,本体はイナゴでなくても,小さいエビなんかでも変わらないんじゃない? と思える味である.それなら,わたしは何でこんなに決心を固めつつイナゴを口にしなくてはならないのか…. わたしの食べるのを見ていた1才半のこどもが,食べるという.恐る恐る,小さな1匹を口に入れてやると,ムシャムシャと食べている.おいしかったらしく,自分から手を伸ばしてもう1匹.うわー,そんな大きいのを….手にとってからこっちに押し付けても,お母さん受け取らないからね.…あぁ,口に入れた.ムシャムシャ.食べた.すごい…. 結局,この試みは,自分の先入観と固定観念を変えることがいかに難しいかを確認しただけに終わった. ちなみに,実家の母親は,イナゴが大の苦手だそうだ.少しでも消費を早めたくて,わたしにも押し付けたらしい.とほほ…. 2002.12.27(Fri) 「はつらつ」はつらいよ 最近のニュースで強く印象に残っているのが,某出版社の教科書に載ってしまった誤植のニュースである.「雪国はつらつ条例」を「雪国はつらいよ条例」としてしまったとか.思い込みによる誤植はよくありがちなことだが,あまりに語呂の良い,そしてシャレの利いた内容になってしまっている(当事者にとっては笑うどころではないだろうが…)ことが,ニュースとして大々的に放送された理由だろう.同業者としては,凡ミスが事件になってしまったことを憐れむような気持ちもありながら,自分も気をつけよう,と改めて感じるニュースだった. 2002.12.21(Sat) ことばのマジック 通勤電車の中で,某ホテルのウェディング・フェアの広告が目に留まった.そこには「パパママ・ウェディング受付中」の文字も並ぶ. しかし,援助交際はともかく「できちゃった結婚」(英語では,shot-gun weddingと言うらしい)に関しては,最近わたしの考えかたも変わってきた.以前は,あってはならない不道徳なこのように思っていたのだが,今では「しかたなく結婚するのでなければ,別にかまわないのではないか」と思っている. 2002.12.20(Fri) しまじろうなんて大嫌い ベネッセ コーポレーション(旧:福武書店)と聞いてピンとこない方でも,「進研ゼミ」と聞けば「あぁ!」と思うだろう.いわゆる通信教育教材の販売会社で,小学校時代に,マンガで示した宣伝内容とおまけ入りのDMをさんざん送ってきた会社だ. そんなとき,乳児/幼児用の教材「しまじろう」の話を,複数の知人から聞いた.しまじろうとは,トラの赤ちゃんのキャラクタであり,しまじろうのぬいぐるみや,しまじろうが登場する絵本/ビデオなどにより,「しまじろうといっしょに〜しましょう」と教育するのである. 何がいやかというと,まず1点め,「小さい子供にキャラクタを刷り込むな!」.わが子を見ていればわかるけれど,慣れ親しんだものを大好きになる.しまじろうだから好きなのではなく,しまじろうがそばにあり続けるから好きになるのに,「あら,やっぱりうちの子はしまじろうが好きなのね」と思わせ,買い続けさせる,そのあざとい戦略がいやなのだ. でも,こんなに迷いがなさそうな偉そうなことを言えるのは,うちのコドモが保育園に行っているおかげかもしれない.コドモとだけの生活でないので,自分や客観的な視点を保てるし,コドモの成長の全責任が自分に来るわけではないので(保育園・夫を含め,みんなでコドモを見ている,という意識がある),悩んだり行き詰まったりすることが少ない.困ったら,夫や保育園の保育士さんにすぐ相談できるのだから. やっぱり,わたしはつくづく恵まれているのだなぁ.…柄にもなく感謝してみたりする. 2002.12.20(Fri) 「におわなっとう」を買う理由 わたしは納豆を買うことはめったにない.しかし,「におわなっとう」には進んで手が伸びる.もちろん,わたしは食べないけれど. ところが結婚した夫は,大の納豆好き.さすがに新婚時代から悪態をつくのも何なので,しかたなく黙認していたが,納豆のにおいが風に乗ってただよってくると顔がひきつってしまう.納豆が好きな夫には申し訳ないと思うが,耐え切れずについ言ってしまう.「ごめん,納豆,もっと端っこで食べてくれないかな…」 そんなとき,店頭で見つけた「納豆のにおいを抑えた"におわなっとう"」.におわないかどうか,試してみようじゃないか,と,珍しくわたしが納豆を手にとり買い物かごに入れた. しかし,納豆のにおいは,もしかしたら納豆好きには「好き」の一要素なのかもしれない.わたしはにおわなっとうで喜んでいるが,もしかして夫は物足りなさを感じているのかもしれない.これは,申し訳ないことではないのか? 2002.12.12(Thu) 手首が痛い…昨晩,水道の蛇口をひねったときに「痛っ」と思った.これまでにも,同じような軽い痛みを感じたことがときたまあったので,それほどのこととは思っていなかったが,昨晩からは,手首を使うたびに軽い痛みが走る.これは何かまずいことが起こっているのでは…. 「腱鞘炎じゃなきゃいいけど」と夫.手首を使いすぎるとそうなることが多いらしい.でも,パソコンは左右ともで打っているし,そんなに痛くなる原因とも思いがたいし…. ところが,今朝になっても,何かするたびに痛みが走る.特に手首を使っているとも思えないような動作(コドモを抱き上げるなど)も「痛い!」. ↓ ふと思い出して,薬箱から「筋肉を痛めたときに効く塗り薬」を出してきた.おまけに,サポータをすると良い,というアドバイスをもらい,靴下のへりの部分を切ったものを右手首に着用(なんでそんなものがあるかというと,うさぎと犬のかわいい柄のくつ下に穴が開いたとき,その柄の部分だけをコドモのおもちゃ用に切り取っておいたのだ). 2002.12.6(Fri) 瞬間接着剤でくっついた!の恐怖 保育園から,「サンタさんのプレゼントを入れる靴下を持ってきてください」と言われたので,紙袋を切り貼りしてブーツを作った.今夜はコドモがさっさと寝てくれたので,いろいろ作業ができるぞ…と思ったのが悪かったのか…. 右手の親指と人差し指が「OK」マークでくっついている.冗談でしょ,と思うが,指は離れない.ざっとお湯をかけてみるが効果なし.すかさずカッターを取り出し,指と指の間に差し込もうと思うが,皮膚はデコボコしており,それらがどうもかみあっているようす.うーん,血が出るだろうなぁ…. わたし「お母さん,長い子育て中,接着剤で指をくっつけたことくらい,あるでしょ?」 母「え,ないわよ! だって瞬間接着剤はなかなかとれないっていうじゃない.無理にとろうとすると,皮膚がひどい状態になるそうよ.そのままにしておいて皮膚科に行きなさい」 却ってオソロシサが増してしまった.それでも,「インターネットに何か載ってないか調べてみたら」と言われたので,わらにもすがる気持ちで検索してみる. もう完全に乾いてしまっているので,今からあせってもしかたがない.開き直って,くっついたままの指で,洗濯物を取り込み,パソコンを使い,お風呂を洗って沸かし,浴槽につかり,なんだか明るくのんびりした気持ちで指をこすり合わせていたら「あ,取れた!」 夫が遅くに帰ってきて,たいへんだったことを報告すると, |