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自動認識技術の総合展示会
第4回自動認識総合展 | |||
![]() 入場口のようす 「HUMAN&AUTO-ID--生活と産業を支える自動認識技術」をテーマに「第4回自動認識総合展」が9月11日(水)〜13日(金)の3日間,東京ビッグサイトで開催された.主催は(社)日本自動認識システム協会.今回で第4回目を迎える同展示会は,バーコード,2次元シンボル,RFID,カード,バイオメトリクスおよびシステムなど自動認識に関する幅広い展示会となっていた.また今回からバイオメトリクスとカードに関して「BIOMETRICS EXPO」および「CARD EXPO」が独立した展示会として開催された.出展社148社,団体417小間の過去最大規模の開催となり,最終的な来場者数は,21,714人となっている. ●自動認識総合展![]() ウェルキャットのハンディターミナル ウェルキャットでは今年4月にリリースされたWeb型システムを構築可能なSS無線搭載バーコードリーダ「CTR-800-01」を始めRFIDとバーコードの両方を1台でアクセス可能なハンディターミナル,小型軽量なSS無線搭載ハンディ型リーダ/ライタの参考出展などを行っていた.リコーではサーマルリライタブルメディア,サーマルペーパー,熱転写リボンなどのサプライ品を中心に展示を行っていた.サーマルリライタブルメディアは独自の技術から生まれた熱可逆性フィルムで,現在ポイントカード用途のアプリケーションで広く利用されているという. ![]() オプトエレクトロニクスの展示 ![]() サトーのM-48proシリーズ ワイヤレス製品を中心にバーコードスキャナからハンディターミナルまでの新製品を多数展示していたのがオプトエレクトロニクス.Bluetooth,微弱無線,SS無線を搭載した製品によるワイヤレスソリューションのデモを多数行っていた.凸版印刷ではICカード,ICタグなどのRFID事業ソリューションをデモを交えての展示を行っていた.サトーのブースでは,新製品である609dpiプリンタ,M-48pro24や小ラベル添付システムのデモ,Bluetooth搭載のモバイルプリンタとハンディターミナルやPDAとの接続展示などサプライ品も含めた包括的なソリューションを提示していた.M-48pro24は業界としては後発ながら,注目度の高いプリンタであるとのことであった. デュプロでは,EAN128や2次元コードにも対応するバーコードシートリーダの新製品「NB710/720TD」を中心に展示を行っており,来場者の注目を集めていた.ドキュメントシーリーダやOCRソリューションも注目度が高まっているという.東研では1次元,2次元シンボルの読み取り,DoPa/SS-無線LANなど多彩な機能を持つハンディターミナル「TBR-2300」,電子ファイリングシステム「TSIR-800・1000N」などADCシステムの構築から運用までをカバーするソリューションの提示を行っていた. ![]() カシオ計算機のハンディターミナルDT-300 ![]() ゼブラのブース カシオ計算機では,ハンディターミナルのデモを中心に展示を行っており,SS無線LANを中心としたDT-300によるバーコードの読み取り,DT-5000による在庫問い合わせなどリアルタイムでサーバとSS無線での高速通信,高速レスポンスを体験できるデモとなっていた.ゼブラテクノロジーズ・インターナショナルでは,Xiシリーズの最新モデルを展示していた.XiVPlusは高速なCPUを採用し,ラベル発行枚数カウンタ機能,リボンおよびラベルのニアエンド警告,USB2.0標準採用などの機能を持つバーコードプリンタ.802.11b無線LANオプションにも対応しているという. ![]() オリンパスシンボルのRFIDリーダ搭載サンプル リンテックでは,RFID技術を活用した情報管理システム「Britem」および可変情報ラベルサプライ「LVIP」を中心に展示を行っていた.オリンパスシンボルでは,IEEE802.11b準拠の無線LAN対応レーザスキャナ一体型Pocket PC PPT2846およびキーボード一体型Pocket PC PDT8146を使用したソリューション,IEEE802.11bとIEEE802.11aとの共存を実現させる無線LANアクセスポイントMobius5224APの参考出品などで来場者の注目を集めていた.
●CARD EXPOとBIOMETRICS EXPO![]() シーベルのアイリスによる本人認証システム 最後に併催された「CARD EXPO」および「BIOMETRICS EXPO」からいくつか紹介しておこう.トッパン・フォームズは接触型,非接触型,コンビ型,ハイブリット型などあらゆるICカードの展示を行っており来場者の関心も高かった.シーベルではアイリス(虹彩)による本人認証,入退室管理システム「IrisAccess3000」の展示を行っていた.瞳の虹彩を利用した認証システムとなっており,登録に約10秒,認証に約1秒と高速化を実現しているという. 指紋認証ソフトからモジュールまで幅広い組み込み用途向けソリューションを展示していたのがディー・ディー・エス/梅テック.指紋認証ソフト「UB-safe」は携帯電話,PDAからドア,自動車などさまざまな製品に組み込むことが可能で,また独自の周波数解析法を用いたアルゴリズムを採用しているため,従来の認証方式の問題点も解決できるという.
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