Daily? Diary

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2004.2.26(Thu)    Tell me, Sister

 先日,インタビューを受けた.ちっともかっこよく話せず,終わった後にがっくり.自分で話している内容が,自分で聞いていてなんだか平板,考えが浅い,つまらない….わたしが今までにインタビューしてきた人たちはなんてすばらしかったのだろう,と思うにつけ,自分が情けなくて,2日ほどジメジメしていた.
 まぁ,なんとか復活した.後悔先に立たず.これからがんばろう.またインタビューの機会なんて,いくらでもあるんだし….2度となかったりして….
 中島みゆきの「Tell me, sister」でも聴きたい気分です.

2004.2.25(Wed)    「鼻」って知ってます?

 上海では美容整形が流行しているとのこと.二重まぶたにするとか,しわをとるなどの"プチ整形"が主流らしいが,そんな,痛い思いをして(まぁ麻酔をすれば痛くないかもしれないけどさ),お金をかけて….

 しわをとるのはまだいい.「しわのなかったころの自分」に戻るだけだからである(という論理でいくと,脂肪吸引も可か).でも,二重まぶたにしたり,骨格を変えたり…という改造を施すと,自分が自分でなくなるような気はしないだろうか.
 例えば,容姿に劣等感を持っている人が,美容整形で絶世の美人になったとする.憧れの人と恋人になれるかもしれない.けれども,「この人は,わたしがこんな姿になったからわたしを好きになってくれたのだ」と思うと,「じゃ,素のままの自分では受け入れてもらえなかったろうか…」という新しい悩みを抱えてしまうのではないだろうか.
 宝くじが当たって友達が増えても虚しいように,外側から来る後づけの要素は「自分のもの」と思いがたいのではないだろうか.そんな虚しいはめになりたくない,と思いませんか?

 まぁ,そんなよけいなことを考えるのは,わたしくらいかもしれないけれど….「自分」であることが,いちばん幸せです.

2004.2.23(Mon)    美しさ

 某ニュース・サイトを見ていたら「ケータイでテーガク」という言葉にぶつかった.え? …あぁ,携帯電話と(通話料金の)定額制のことか,と理解したものの,どうも気持ち悪い.

 突然,何か,とても品のない物言いに思えたのだ.わたしだって携帯電話のことは確かに「ケータイ」と発音しているけれど,自分の中では「携帯(けいたい)」と言っているつもりだったことに気づいた.
 ケータイ,ウゼー,オモシレー,….なぜ携帯,と言えないのか.せめて「うざい」と言えないのか.発音だって楽なほうに楽なほうに流れていって,そのうち言文一致運動なんかが起こって「オカーサンはキノーここをとーりました」などと書くようになるのだろうか.そうしたらわたしは,美しい日本語運動でも始めようかな.今はまだそのときでない,と祈っているが.

2004.2.10(Tue)    拝啓 つか殿

 すごいものを見つけてしまった.つかこうへい事務所 オフィシャルホームページには,上演台本が載っている! しかも,非商用の学生さんたちなどの公演には,ご自由にお使いください,と書いてある."オフィシャル"がどの程度のものなのか等,説明はいっさいないが,たぶんつかこうへい氏本人(またはごく近しい人)が運営しているサイトなのだろう.
 「飛龍伝」もある,「蒲田行進曲」もある,「熱海殺人事件」もある.おそらく,“脚本は,上演されて初めて生きてくる”,という信念のもとにすべて公開されているのだろう.飛龍伝などは,1980年代から何度か公演を重ねるごとにシナリオも改訂しているようすだが,ちらちらっと中身を見たところ,時代を反映したその違いが見えておもしろかった.

 青空文庫もいいが,こういう著作者自身による公開も,なかなか興味深くおもしろいものですね.

2004.2.9(Mon) 小さくなって,おわび

 自分ではちっとも気づかずに,ほかの人に多大な迷惑をかけていたことに気づき,愕然としました.迷惑をかけていたこと自体もちろん申し訳ないのですが,よく気づかずにいたな…と呆れるやら,情けないやら.
 すみません.社会人になってそろそろ10年になろうというのに,ちっとも成長していないようです.努力しているつもりなのに,穴だらけですね.…

 そんなわけで,ここ数日間は反省にひたっています.

2004.2.5(Thu)    目のために

 最近,視力がぐんぐん落ちているのを感じる.これは,まずい.
 失踪でもして視力改善に努めようかしらん.……

2004.2.2(Mon)    新選組!にもの申す

 1月11日にスタートしたNHKの大河ドラマ「新選組!」,初回視聴率が26.3%(関東地区),というのは華々しく報道された.はて,その後どうだったのだろう? と,ビデオリサーチのホームページで確認してみると,第3回目の25日は20.3%となっていた.1週間のドラマで3位を記録しているので,依然として高視聴率,ということだろう.

 でも,このドラマ,初回と第2回を観たけれど,どうも納得できないのである.わたしは新選組は嫌いだが,土方歳三には「さわったら切れそうな鋭さ」というイメージを持っている.遠慮なく拷問はするわ,粛正はするわ…(そういうところが嫌いだが,しかしその徹底ぐあいこそが土方らしさなのではないかと思っている).しかし,ドラマの土方には,それがない.
 近藤 勇も,イメージしている鷹揚さや厚みがない.まぁ,それが「新しい"若者"としての近藤 勇像」なのかもしれないが,何とも何とも,物足りない.
 まぁ,わたしの描いている人物像は司馬 遼太郎仕込みなので,巨匠作品と比較して揚げ足を取るのも大人気ないでしょうね.いやなら観なきゃいいんだし.視聴率と作品の善し悪しは必ずしも一致しないし.自分の価値観が多数派のわけでもないんだし.

 でも,やっぱり一言文句を言いたくなってしまう….ゴマメノハギシリ.