専門書籍類を読んだりするのも大切なことだ.読者の皆さんは,アメリカで出版されている技術書をご覧になったことがあるだろうか? 一般的にハードカバーで,発行部数がもともと少ないので高価な本がやたらに多い.これらも企業側で買ってもらうことが可能だ.最近はインターネットなどで直接本を注文したりできるが,やはり買う前に少しパラパラめくってみたいというのはエンジニアの心理だろうか?
シリコンバレーには,ちょっとした名物注5の一つであるComputer Literacyというハイテク専門の本屋がある.ハイテク系新刊の書籍や雑誌が充実しているし,変わった商品としてはオリジナルTシャツやポスター,カレンダーなどが置いてある.シリコンバレー内に,3店舗あって利用しやすいし,エンジニア達には人気だ.大手企業では,社員がツケで買うことができる制度もあるし,インターネットでの販売も充実している(http://www.fatbrain.com/home.html).
アメリカの税法の特性で,働く人達の再教育が重視されており,雇用側と仕事をする側でそれぞれの特典を利用できる.雇用側は,エンジニア達のご機嫌を損なわないように全額負担とか緩やかなルールにしているところが多い.また,現在はエンジニアでなくともJunior Collegeや専門学校などの方法で働きながらエンジニアになるという道筋もある.さらにエンジニアがビジネススクールに入ったり,法学部に入ったりという,エンジニアがそのバックグラウンドを利用してさらにステップアップするケースも年々増えつつある.
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