2005年 3月 2月 1月 2004年 12月 11月 10月 9月 8月 7月 6月 5月 4月 3月 2月 1月 2003年 12月 11月 10月 9月 8月 7月 6月 5月 4月 3月 2月 1月 2002年 12月 11月 10月 9月 8月 7月 6月 5月 2005.4.28(Thu) またまた迷惑メール「人を見れば泥棒と思え」ではないですが,「知らない差出人からのメールは迷惑メールと思え」と言わざるを得ないような事態が日々続いています.あまりにあきれたメールが来たので,ここに掲載したいと思います. Subject:関本と申します From:関本 弘美(*****@yahoo.co.jp) ↑念のため,アドレスは伏せました あなたからのメールを受信していたみたいなのですが、 どちら様ですか? はじめは迷惑メールか何かと思っていたのですが、 添付ファイルもなにも無い空メールでしたので、 とりあえずこのように返信したしだいです。 私のアドレスに見覚えはございますでしょうか? 最近あまりにも迷惑メールが多く少し困惑してます。 ご説明いただければ幸いです。 これにうっかり「わたしはあなたにメールなんか出していません」などという返信を出そうものなら,何かと話題をつなげられて,「一度会いたいです」とか言われて,出会い系サイトに誘導されちゃうんでしょうね. もしかしてもしかしてもしかすると,関本さんはごく純粋なインターネット・ユーザなのかもしれませんが,客観的に見ると,このメールは怪しいです.今は,関本さんが「そんな,わたしのこと疑うなんて,ひどいわ」と言えるような時代ではないのです.李下に冠を正さず.疑わしきは疑ってかかるのが常識(あたりまえ),というような状況になってきています.哀しいけれど. 2005.4.25(Mon) 知る,ということ 恥ずかしながら会社に入るまでは,パソコンの中身がどうなっているかなんて考えたこともありませんでした.結婚するまでは,男の人は家に帰ってくると靴下を脱ぎ散らかすものだとも知りませんでした.そして,こどもを産むまでは,生後3ヵ月の赤ちゃんと1歳の赤ちゃんの区別もつきませんでした. 学生時代の自分を振り返ってみると,黙々と授業や決められた活動(サークル活動,研究室活動など)をこなしたり,アルバイトをしてみたりと,ただ漫然と過ごしていたことが多かった気がします.社会人になった先輩には時たま「若いうちにいろいろな経験をしておいたほうがいいよ」,「いいねー,学生はたっぷり時間があって」などと言われましたが,その時間を何に使うべきなのかがよくわかっていなかったように思います.「漫然と過ごせるのも,学生時代の貴重な経験の一つ」などと言う先輩もいましたが…. はっきりした目的意識があり,なけなしの時間を必死で積み上げている今のほうが,よっぽど効率良くさまざまなことを「経験」していると思います.また,勉強が義務に感じられた学生時代よりも,「知る」ことが楽しく感じられることがあります.知的欲求ってこういうことなのかも…と思う瞬間もあります. いずれにせよ,何歳になっても「知る楽しみ」を求め続けていきたいと思っています. 2005.4.22(Fri) イルカくん コガシラネズミイルカを飼い始めました(といってもデスクトップ上で,ですが…). 説明をよく読むと「えさをあげなくても死にません」と書いてあります.この種のゲームはやったことがないのですが,確かに,飼っておいて放置し,その変化を見る,という楽しみかたは「ありえない」のでしょう.リアリティよりもたいせつなものがある,ということでしょうか. 2005.4.20(Wed) おもしろいしごとが身を滅ぼす 急ぎのしごとがあったため,月,火と根をつめてやっていたら,なんだかぐったり疲れてしまいました. 毎月毎月ヤマを迎えては,徹夜その他で乗り切っている同僚たちを見るにつけ,頭が下がります.というより,そんなに働いてばかりじゃ身体を壊すのでは…と,心配になってきます. ま,やりがいのないしごとなら,私のような人間は1ヵ月と勤まりそうにありませんが. 2005.4.15(Fri) 名まえを張る ちょっと前に,テレビ番組のクレジットで「佐藤雅彦研究室」という名まえを見つけて,何なんだ? と思いました.佐藤雅彦というのは,研究対象になるようなすごい人なのか,と(いや実際すごい人ではあるのですが…). でも,よく考えると,名まえを冠したネーミングって,その人によっぽどの説得力がないと情けないものになるように思います.「徹子の部屋」なら許せても,「まりこの部屋」と言われるとなんだかひいてみたり….「所ジョージの…」,「みのもんたの…」,「筑紫哲也の…」はあり得ても,「(志)の…」なんて企画があったとしたら,恥ずかしくってたまりません. 同姓同名の人も少なくないのに,その名まえから特定の個人が連想される人がいます.いわゆる有名人と呼ばれる人々です.「小泉さん」と言えばあの人だし,「雅子さま」も「百恵」も1人.好むと好まざるにかかわらず,そういう人たちは名まえを張って生きているのでしょう.潔くなければ,また自負がなければやっていけない世界だと思います. 2005.4.8(Fri) 偏るなマスコミ愛知で開催されている万博「愛・地球博」を取材してきました.ほとんど始発の電車で家を出て,動きづめで取材をし,夜中に帰宅したのですが,それでも見きれなかったものがたくさんあります.だいたい会場が広く,また出展パビリオンもたくさんあるので,1日2日で見て回ろうというほうがしょせん無理な話なのでしょう. 技術情報の取材記者としての立場で言うと,万博は「新しい技術を一般の人(エンド・ユーザ)が体験できるという意味でのお披露目の場」であり,今まで見たことも聞いたこともないような最新情報というのが特にあるわけではありません.でも,「なるほど,話題のアレはこういう感じなのね」とか,「ごく近い未来に,こういう技術がごく普通に使われるんだな」というものがあれこれと集まっていたと思います. ただ,見る対象を絞り込むときに,「技術的に新しいか」とか「自分にとって価値があるかどうか」よりも,マスコミで話題になっているものに来場者が集中する傾向があるように思います(もちろん,「マスコミで話題になっているアレを見る」ことに価値を感じる人もいるでしょうけれど).ひねくれ者のわたしとしては,「いくら騒がれていても自分が興味のないものは見ない」という信念に従いつつ,会場を回ってきました.例えば,「今までになく良い保存状態のマンモス」だと言われても,長蛇の列に並んでまで見たいとは思いませんでした.ほかにもいろいろ「敢えて」見逃しています. そんな私が怖いのは,「え? アレを取材してこなかったの? 今回のレポート記事の目玉になるニュースだと思ってたのに」と,編集長に言われることです…. ※愛・地球博の詳細な情報や感想については,レポート記事のほか,個人的にも(このページなどに)掲載する予定です.出張中にたまったしごとが片づくまで,しばらくお待ちください. 2005.4.5(Tue) 気をつけて父からメールをもらった.父はよく,こどもたち(みな社会人だが)にいろんな情報を添付ファイルやURLリンクのかたちで送ってくれる.それはありがたいのだが,今回もらったメールはいかにも怪しかった. Subject:こんにちは! 添付ファイル:あり 差出人:(父の名前) 開こうかどうしようかしばし迷ったあげく,えい! と開いたら,本当に父からのメールだった.あーよかった…. 父に非があるわけではない,と思う.しかし,ウィルス・メールや迷惑メールが飛び交う現代だからこそ,それらに見まちがえられるようなSubjectはつけないようにしよう,と改めて自戒した. 2005.4.1(Fri) 嘘の味4月1日,エイプリル・フールの日.でも,今までの人生で「おもしろい嘘」というものに出会ったことはないような気がします.たとえそれが4月1日であっても. 「だれかをひっかけてやろう」とおもしろいネタを考えても,相手があっさり信じてくれたとき,そして「うそだよ」と告げたとき,どうも気まずい空気が流れます.信じた相手よりも,だまそうとした(からかおうとした)自分のほうが悪い人間のような気がしてきます. 「根拠はないけれどありそうなネタ(例:●●さんと○○さんが実は付き合っていた,とか)」なら盛り上がるかもしれませんね.でも,それが根も葉もないウワサ話の原因になってしまっては●●さんや○○さんに申し訳ありません.それならどうするか.いっそ,自分をネタにするか?! なお,これは,「組み込みネット」が今年のApril Fool対策を怠ったことへの言い訳なんかではありません…. |