日本の半導体メーカが力を付けてきた時期で,アメリカのメーカがメモリなどから撤退を始める時期でした.
個人的には,そのころからですね.自分の仕事は自分で責任を持たなければ…という意識が深く根付いたのは.具体的にいうと,会社がいうことをすべて信じないで,自分の会社の業績などを外部からのレポートを見てチェックすることです.これは上場している会社だと,さまざまなアナリストの報告書を比較的容易に入手できるので,あとは業界紙の評価や,同じような会社に勤めている友人を作るとか…ありとあらゆる方法を検討しなければ,と感じました.
また,しっかりと貯金をして,レイオフされても数か月は職探しができるようにするとか,会社以外の人たちとネットワークを築くといった点です.とにかく,自分をリニューアルして,新しいチャンスにうまくめぐり合えるようにすることを心がけるようになりました.
そう思うと最近の若いエンジニア達はたいへんでしょうね.シリコン・バレーの物価も高いし,遊ぶ場所とか増えましたし….以前は物価はそこそこだったし,あまり遊ぶ場所もなかったからお金のむだ遣いなどはしなかったと覚えています.
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